M&Oplaysプロデュース「クラッシャー女中」 本多劇場 2019.04.12 19:00~
ねもしゅーさんの芝居。本多劇場だ~って、喜んだ後に、
キャストを見て一抹の不安。
これってチケット取れるんだろうか?
なんとか、ゲットできたものの、かなり上の方でした。
でも、本多劇場のキャパだと、よく見えました。
客席は補助椅子も出てギッシリ。圧倒的に女性が多くて、なんか熱気が・・・
今までのねもしゅーさんの芝居とは、ちょっと雰囲気が違うような~
(山下先生効果かしらん?)
まずは公式のあらすじから
「幼少期、驚くほど貧乏だったゆみこ。彼女は母の再婚相手の子供、静香と「貧乏なんてこりごり、絶対金持ちになってやる。」という誓いを立てる。
長じて、二人はとある屋敷に居た。静香はこの屋敷の息子・義則の婚約者として。ゆみこはこの屋敷の女中として。
屋敷の主は義則の母・和紗。和紗は息子を溺愛し、自分の理想の男性として育て上げた。義則は和紗の期待通りの完璧な男性を演じているが、そのストレスを使用人たちにぶつけて疎ましがられている。
「金持ちになる」という夢のために静香を「お嬢さん」に仕立てて、まんまと屋敷に潜り込んだゆみこ。しかし、「育ちのいいお坊ちゃん」という仮面の下に、底知れぬ本性を隠し持っていた義則によって、二人の計画はねじれ、思わぬ方向へ暴走し始める。しかしそれはすべて完全に何かがぶっ壊れていたゆみこの欲望が原因だった。
やがて屋敷の人々の欲望があらわになったとき、ゆみこと義則を中心にして、人間関係のクラッシュが始まる――。勝つのは女の欲望か、男の欲望か。」
話の内容ですが・・・あらすじにあるように
義則(中村くん)は、大人気のデザイナー。父親は世界的な画家だったが、すでに亡くなっていて、大邸宅に母と二人の女中と住んでいる。
子供のころから特に才能もなく、普通の金持ちの子だったが、自分の理想の女の子(色白で小さくて目が離れている)に似合うドレスを作ることを夢見ていた。
義則の父親は、義則の誕生会の日に、義則の友達のチョコレート屋の息子の華鹿男(かかお)の家に放火してしまい、彼を孤児としてしまって養子として迎える。義則の才能のなさは、切磋琢磨する兄弟がいないことだと考えたからだった。
華鹿男には妹がいて、火事で死んだと思われていたが、実は生きていた(趣里ちゃん)。妹は義則のことが大好きで、彼の好みになるように、
目の間を離すよう努力して(ここ笑いました。。。趣里ちゃん当て書き!)、義則の婚約者になることに成功。
義則の同級生で、彼にゆがんだ愛情を抱いている、ゆみこ(麻生さん)は、趣里ちゃんの女中として、一緒に義則の屋敷に来ることに。
ゆみこは、昔、義則の理想の女の子に似合うドレスのデザインを描いたが、それを義則の母に認められ、義則のデザインということにされてしまう。
そしてそのデザインが世間に認められ、義則は才能もないのに、デザイナーとなっていた。
その後は、元からいた女中の娘(ねもしゅーさん)の才能にも目をつけ、彼女をゴーストデザイナーとして、自分のデザイナーとしての地位を
気づいていた。
ゆみこは義則の家にきてから、ねもしゅーさんを手伝いながら、デザイナーとしての力をつけ、
そして義則の母のカウンセラーもし、自分の力を着々とつけ、女中たちからも義則の悪評を聞き出し、
ある日、みんなの前でそれをすべてぶちまける。
すると他の人も、秘密を暴露していく。
婚約者の趣里ちゃんは実は、義則に復讐しようとしている、根本さんがゴーストデザイナーであることを暴露するなどなど・・・
そして傷ついた義則に手を差し伸べるのだった。
「私はずっとこうしたかった。大好きな義則くんが、みんなに見捨てられたときに、私だけが味方だよ」と。
ゆみこの歪んだ愛情に怒る義則。
しかし、長年義則を歪んだ愛情で愛していたゆみこは、いかに自分が義則を好きか、さらに義則のために
いろんなことをやってきたと義則に話す。
拒否反応を示す義則との会話は、、、どんどんとエスカレートしていくが。。。
義則の血液型はゆみこの想いと違っていたのだった・・・
(幕)
まずの感想は~ちょっとねもしゅーさん色(私が勝手に思ってる)が薄まっちゃったかな~って
感じを受けました。
今回のキャストの知名度や人気がすごいので、それに少し負けちゃってる感がどうしても!
芝居の始まる前?もう芝居だったの?
ねもしゅーさんとたむけんさん、趣里ちゃんが出てきて、セットの椅子などを
ひたすら片付けている。それから、3人とも座って、何やら話し出すが。。。
雑談のような感じで。
途中ねもしゅーさんが
芝居の前のお願い(携帯の電源のこと)などを説明。でも「この3人がいるうちは芝居は始まらない」とか
「お二人が出てきたら始まるので」とかも話して。。。。
そして雑談は続く~
いつまでかな?と思いきや、
まずベテラン女中の佐藤真弓さん登場し、
その後、麻生さんと中村倫也くんは登場して、本編スタートって感じ。
だから、なんとな~く自分の中で緩い感じでスタートしたんですよ。
そう、前半はちょっと緩い感じの面白い芝居だったという感じでしたが、
後半の畳みかけるような会話劇は圧倒されました。
特に、麻生さんと中村倫也くんのセリフの応酬が。。。すばらしかった。
キャストの感想
義則役の中村倫也くん
今まで、彼の芝居って何度も見てきているんですが、
こんなに注目してみたのは初めてでした。
(ロッキーホラーショーとかハンドダウンキッチン、八犬伝でも爪痕残してますけど)
彼のファンの方が、すごく多かったような気もしました。
で、改めて思ったのが、やっぱり演技上手いですね~
あと、子供のときと大人になったときでの発声の違いとか
細かいところも表現し分けてたし、すごいなと思いました。
歌ももちろんお上手で・・・(知ってたけど)
これからも、どんどん舞台に出てほしいな・・・
私は新感線のVBBのときの役が大好きですけど。
そうそう、客席でのシーンがあったんですが、通路を使うんですが、
私一番通路側で、倫也くんがすぐ横を。白い衣装で馬に乗って・・・
それも私の横で止まってセリフを言うんで。。。ドキドキしちゃいました。
白いお衣装がお似合いで。。。王子様でした。
ゆみこ役の麻生久美子さん
後半の演技に圧倒されたけど、ゆみこって狂ってますよね~
ニコニコしながら、猛毒を吐き続けるゆみこは、鬼気迫ってこわかった。
中村倫也くんとの応酬は、ほんとにすごかったです。
静香役の趣里ちゃん
大好きなんですよね~趣里ちゃん。
今回も存在感すごかったです
バレエやってたからドレスでくるくるも可愛かった。
あの細い体からパワフルな演技が出てくるのがすごい。
目が離れてる・・・・には笑いましたけど。
それにしても、なんだかんだと趣里ちゃんの出てる芝居を
見ている気がします。
どんどん活躍してほしいなと思います。
華鹿男(かかお)役のタムケンくん
ひょうひょうとしてるタムケンさんは好きだわ~
すっかり金持ちの生活に慣れちゃってるっていう感じがよく出てた。
彼もいろんな役ができる役者さんだなって思います。
もっと怖くて狂気をはらんだ役とかも見てみたいな~
義則の母、和紗役の西田尚美さん
この人もある意味壊れてる。
西田尚美さんもすっかりお母さん役なんですね~って思っちゃいました。
女中役の佐藤真弓さん
ストーリーテラー的な役割を最初していましたが、その言い回しが
面白かった・・・・
女中役のねもしゅーさん
いつも思うけど、役者のねもしゅーさんも素敵なんですよね。
声がのびやかで好きです。
ホントに、脚本演出と役者さんって大変だよなって思うんですけど。
キャストの面々はすごくよかったんですけど、
全体として、ちょっとパワーが落ちたかなという感が。
上にもかいたけど、キャストのもつパワーに負けちゃったかなと。
まだ今年も、ねもしゅーさんの舞台あるみたいなんで、
見に行きたいと思ってます。
ねもしゅーさんの芝居。本多劇場だ~って、喜んだ後に、
キャストを見て一抹の不安。
これってチケット取れるんだろうか?
なんとか、ゲットできたものの、かなり上の方でした。
でも、本多劇場のキャパだと、よく見えました。
客席は補助椅子も出てギッシリ。圧倒的に女性が多くて、なんか熱気が・・・
今までのねもしゅーさんの芝居とは、ちょっと雰囲気が違うような~
(山下先生効果かしらん?)
まずは公式のあらすじから
「幼少期、驚くほど貧乏だったゆみこ。彼女は母の再婚相手の子供、静香と「貧乏なんてこりごり、絶対金持ちになってやる。」という誓いを立てる。
長じて、二人はとある屋敷に居た。静香はこの屋敷の息子・義則の婚約者として。ゆみこはこの屋敷の女中として。
屋敷の主は義則の母・和紗。和紗は息子を溺愛し、自分の理想の男性として育て上げた。義則は和紗の期待通りの完璧な男性を演じているが、そのストレスを使用人たちにぶつけて疎ましがられている。
「金持ちになる」という夢のために静香を「お嬢さん」に仕立てて、まんまと屋敷に潜り込んだゆみこ。しかし、「育ちのいいお坊ちゃん」という仮面の下に、底知れぬ本性を隠し持っていた義則によって、二人の計画はねじれ、思わぬ方向へ暴走し始める。しかしそれはすべて完全に何かがぶっ壊れていたゆみこの欲望が原因だった。
やがて屋敷の人々の欲望があらわになったとき、ゆみこと義則を中心にして、人間関係のクラッシュが始まる――。勝つのは女の欲望か、男の欲望か。」
話の内容ですが・・・あらすじにあるように
義則(中村くん)は、大人気のデザイナー。父親は世界的な画家だったが、すでに亡くなっていて、大邸宅に母と二人の女中と住んでいる。
子供のころから特に才能もなく、普通の金持ちの子だったが、自分の理想の女の子(色白で小さくて目が離れている)に似合うドレスを作ることを夢見ていた。
義則の父親は、義則の誕生会の日に、義則の友達のチョコレート屋の息子の華鹿男(かかお)の家に放火してしまい、彼を孤児としてしまって養子として迎える。義則の才能のなさは、切磋琢磨する兄弟がいないことだと考えたからだった。
華鹿男には妹がいて、火事で死んだと思われていたが、実は生きていた(趣里ちゃん)。妹は義則のことが大好きで、彼の好みになるように、
目の間を離すよう努力して(ここ笑いました。。。趣里ちゃん当て書き!)、義則の婚約者になることに成功。
義則の同級生で、彼にゆがんだ愛情を抱いている、ゆみこ(麻生さん)は、趣里ちゃんの女中として、一緒に義則の屋敷に来ることに。
ゆみこは、昔、義則の理想の女の子に似合うドレスのデザインを描いたが、それを義則の母に認められ、義則のデザインということにされてしまう。
そしてそのデザインが世間に認められ、義則は才能もないのに、デザイナーとなっていた。
その後は、元からいた女中の娘(ねもしゅーさん)の才能にも目をつけ、彼女をゴーストデザイナーとして、自分のデザイナーとしての地位を
気づいていた。
ゆみこは義則の家にきてから、ねもしゅーさんを手伝いながら、デザイナーとしての力をつけ、
そして義則の母のカウンセラーもし、自分の力を着々とつけ、女中たちからも義則の悪評を聞き出し、
ある日、みんなの前でそれをすべてぶちまける。
すると他の人も、秘密を暴露していく。
婚約者の趣里ちゃんは実は、義則に復讐しようとしている、根本さんがゴーストデザイナーであることを暴露するなどなど・・・
そして傷ついた義則に手を差し伸べるのだった。
「私はずっとこうしたかった。大好きな義則くんが、みんなに見捨てられたときに、私だけが味方だよ」と。
ゆみこの歪んだ愛情に怒る義則。
しかし、長年義則を歪んだ愛情で愛していたゆみこは、いかに自分が義則を好きか、さらに義則のために
いろんなことをやってきたと義則に話す。
拒否反応を示す義則との会話は、、、どんどんとエスカレートしていくが。。。
義則の血液型はゆみこの想いと違っていたのだった・・・
(幕)
まずの感想は~ちょっとねもしゅーさん色(私が勝手に思ってる)が薄まっちゃったかな~って
感じを受けました。
今回のキャストの知名度や人気がすごいので、それに少し負けちゃってる感がどうしても!
芝居の始まる前?もう芝居だったの?
ねもしゅーさんとたむけんさん、趣里ちゃんが出てきて、セットの椅子などを
ひたすら片付けている。それから、3人とも座って、何やら話し出すが。。。
雑談のような感じで。
途中ねもしゅーさんが
芝居の前のお願い(携帯の電源のこと)などを説明。でも「この3人がいるうちは芝居は始まらない」とか
「お二人が出てきたら始まるので」とかも話して。。。。
そして雑談は続く~
いつまでかな?と思いきや、
まずベテラン女中の佐藤真弓さん登場し、
その後、麻生さんと中村倫也くんは登場して、本編スタートって感じ。
だから、なんとな~く自分の中で緩い感じでスタートしたんですよ。
そう、前半はちょっと緩い感じの面白い芝居だったという感じでしたが、
後半の畳みかけるような会話劇は圧倒されました。
特に、麻生さんと中村倫也くんのセリフの応酬が。。。すばらしかった。
キャストの感想
義則役の中村倫也くん
今まで、彼の芝居って何度も見てきているんですが、
こんなに注目してみたのは初めてでした。
(ロッキーホラーショーとかハンドダウンキッチン、八犬伝でも爪痕残してますけど)
彼のファンの方が、すごく多かったような気もしました。
で、改めて思ったのが、やっぱり演技上手いですね~
あと、子供のときと大人になったときでの発声の違いとか
細かいところも表現し分けてたし、すごいなと思いました。
歌ももちろんお上手で・・・(知ってたけど)
これからも、どんどん舞台に出てほしいな・・・
私は新感線のVBBのときの役が大好きですけど。
そうそう、客席でのシーンがあったんですが、通路を使うんですが、
私一番通路側で、倫也くんがすぐ横を。白い衣装で馬に乗って・・・
それも私の横で止まってセリフを言うんで。。。ドキドキしちゃいました。
白いお衣装がお似合いで。。。王子様でした。
ゆみこ役の麻生久美子さん
後半の演技に圧倒されたけど、ゆみこって狂ってますよね~
ニコニコしながら、猛毒を吐き続けるゆみこは、鬼気迫ってこわかった。
中村倫也くんとの応酬は、ほんとにすごかったです。
静香役の趣里ちゃん
大好きなんですよね~趣里ちゃん。
今回も存在感すごかったです
バレエやってたからドレスでくるくるも可愛かった。
あの細い体からパワフルな演技が出てくるのがすごい。
目が離れてる・・・・には笑いましたけど。
それにしても、なんだかんだと趣里ちゃんの出てる芝居を
見ている気がします。
どんどん活躍してほしいなと思います。
華鹿男(かかお)役のタムケンくん
ひょうひょうとしてるタムケンさんは好きだわ~
すっかり金持ちの生活に慣れちゃってるっていう感じがよく出てた。
彼もいろんな役ができる役者さんだなって思います。
もっと怖くて狂気をはらんだ役とかも見てみたいな~
義則の母、和紗役の西田尚美さん
この人もある意味壊れてる。
西田尚美さんもすっかりお母さん役なんですね~って思っちゃいました。
女中役の佐藤真弓さん
ストーリーテラー的な役割を最初していましたが、その言い回しが
面白かった・・・・
女中役のねもしゅーさん
いつも思うけど、役者のねもしゅーさんも素敵なんですよね。
声がのびやかで好きです。
ホントに、脚本演出と役者さんって大変だよなって思うんですけど。
キャストの面々はすごくよかったんですけど、
全体として、ちょっとパワーが落ちたかなという感が。
上にもかいたけど、キャストのもつパワーに負けちゃったかなと。
まだ今年も、ねもしゅーさんの舞台あるみたいなんで、
見に行きたいと思ってます。