「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」 世田谷パブリックシアター 2017.11.23 14:00~
生田斗真×菅田将暉という人気者の舞台なので、チケットは激戦。
でも、なんと11/23祝日のお昼という、ラッキーなチケットがゲットできました。
今回は、菅田くんが見たいという娘と一緒に感激です。
席は、かなり端ではありましたが、上手側の前から6列目というよい席でした。
キャストが舞台の端まで来ると、すぐ目の前という感じ・・・
さて、本作はシェイクスピアの「ハムレット」に端役として登場するものの、
「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」の一行で片付けられてしまう、
ハムレットの二人の学友を主人公にした、いわばハムレットのスピンオフ作品というものです。
なので、「ハムレット」の内容を見ていった方がいいよ~とお友達からアドバイスを
されたのにもかかわらず・・・
芝居に行く、電車の中でWikiでおさらいしただけという・・・
高校生の乱読時代に、ハムレット読んでるんだけどな~
当然のごとく、この二人のことなんて、覚えてなかったし
さて、話の内容を簡単に・・・
公式のあらすじより
「コインの裏表をかけながら、森の中を行く、ごくごく普通の二人組。
彼らの名は、ローゼンクランツ(生田斗真)とギルデンスターン(菅田将暉)。
デンマークの王子・ハムレット(林遣都)がどうやら正気を失ったらしい、と義父となった国王・クローディアス(小野武彦)が、その真偽を調べるために、ハムレットの学友だった二人を呼び寄せたのだ。
自分たちの旅の目的は分かるけれども、その目的をどう果たせばよいのか分からない二人。
ただただオタオタする二人のそばを「ハムレット」の物語は粛々を進み、そして、、、、。
自分たちも物語のひとつとして、なす術もなく、どんどん死が待つ結末に向かって運ばれていく「誰でもない彼ら」。
かくて運命に流された二人は、「ハムレット」の物語に書かれた通り、この短い台詞によって存在を完全にかき消されてしまうのだろうか・・・。
「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ・・・」 」
ハムレットの学友であった、ローゼンクランツとギルデンスターンは、デンマーク国王に突然呼び出される。
理由もわからずに、デンマークに向かうが、その道中、二人はコインの裏表をかけるゲームをしたり、
旅の一座に出会って巻き込まれたり・・・
ようやく、デンマークにつくと、彼らの与えられたミッションは「ハムレットの様子がおかしいので、その理由を探ってくれ」ということ。
二人がいろいろと探ると、ハムレットの母親が国王であった父親がなくなったあと、すぐに父の弟(つまり叔父)と
結婚し、それが原因なのか、ハムレットが精神を病んでしまっているようなのだった。父親は叔父に暗殺されたらしい。
そこにちょうど、二人が途中で出会った旅の一座が現れる。ハムレットは一座に指示し、叔父と母親が国王であった父親を
陰謀をたくらんで殺した内容を演じさせる。それを見た叔父が動揺して、ハムレットをイングランドに送ることとする。
そして、ロズギルの二人に、イングランド国王宛の親書を持たせる。それはハムレットの首をはねろというものだった。
それを読んでしまった二人。イングランド行の船には、なぜかハムレットも乗っていて、二人が寝ている間に、親書の中身を
「ローゼンクランツとギルデンスターンの首をはねろ」と書き換えてしまう。
イングランドについた二人は国王にその親書を見せ、処刑されることになってしまったのでした
こういう話なので、これは悲劇なんでしょうかね?ハムレット事体は悲劇なんですが。
でも、この話、ロズギル二人の掛け合いがなかなか面白いのです。テンポがよく、ついつい笑ってしまう感じ。
二人はいつも一緒にいて、気心がしれている。。。
何でもすぐに飛びついて動いてしまうローゼンクランツの斗真くんと、
それをひたすら突っ込むギルデンスターンの菅田くん。
二人とも出ずっぱりだし、さらに、セリフ量がすごい。。。しゃべりまくってて・・・
上演時間のわりに、休憩2回というわけがわかったような。
(だって、新感線だと、1幕の時間が2時間超だったりするんだもん)
そしてハムレット・・・ハムレットは悲劇の王子のイメージが強いんだけど、
この芝居のハムレットは意外にしたたかだなと・・・
それと、国王の敵の叔父と実母。小野さんと立石さんが演じておられたんだけど、
二人の雰囲気も相まってやさしい人に見えてしまったんだけど。
最後は悲しいんだけど、でも、なかなか面白い話だったと思いました。
途中、ちょっと(2幕で)睡魔と闘ってましたが(汗)
さて、キャストの感想ですが、
まずはローゼンクランツの斗真くん
うまいよね~ホントにうまい。おっとりした性格で、すごく頼りなく演じてた。
声色もそうだし、動きとかもそうだし、全身でロズを演じてましたね。
何回か、彼の芝居を観てますが、ほんとにいい役者さんだと思います。
ギルデンスターンの菅田くん
初めて芝居でみたんだけど、セリフ量が多くて大変そうだった。
ずーっとテンション高く早口でしゃべりまくるんで、圧倒されてました。
それと、滑舌がなかなかいいのね。セリフが聞き取りやすかったです。
そして今回すごいなと思ったのが
白い衣装のハムレットの林遣都くん
策士で冷酷なところがあるハムレットなんだけど、
周りには狂ったように見せている。。。という複雑な役をしっかり演じてましたね。
狂ったように見せてる演技がまた秀逸でしたね。
あと、旅の一座の座長んも半海さんも癖のある存在感が半端なかったです。
なかなか面白い芝居でした。
ハムレットのスピンオフがあるなんて知らなかったな・・・
そうそう、芝居の始まり方も面白かった。
開演前に、スタッフが照明の点検とか、掃除をしたりとかしていて。。。
いつ出てくるの?これどういうこと?(完全に尺尺モードに入ってた)なんて思ってたら、
舞台においてあった、板だっけな?をスタッフが片付けていったら、その後ろからロズギルの二人が現れ
唐突に芝居が始まったのでした。
舞台装置もあんまりなくてシンプルで。
だからこその、二人の芝居や、ハムレットの芝居が生きたのかもって感じでした
生田斗真×菅田将暉という人気者の舞台なので、チケットは激戦。
でも、なんと11/23祝日のお昼という、ラッキーなチケットがゲットできました。
今回は、菅田くんが見たいという娘と一緒に感激です。
席は、かなり端ではありましたが、上手側の前から6列目というよい席でした。
キャストが舞台の端まで来ると、すぐ目の前という感じ・・・
さて、本作はシェイクスピアの「ハムレット」に端役として登場するものの、
「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」の一行で片付けられてしまう、
ハムレットの二人の学友を主人公にした、いわばハムレットのスピンオフ作品というものです。
なので、「ハムレット」の内容を見ていった方がいいよ~とお友達からアドバイスを
されたのにもかかわらず・・・
芝居に行く、電車の中でWikiでおさらいしただけという・・・
高校生の乱読時代に、ハムレット読んでるんだけどな~
当然のごとく、この二人のことなんて、覚えてなかったし
さて、話の内容を簡単に・・・
公式のあらすじより
「コインの裏表をかけながら、森の中を行く、ごくごく普通の二人組。
彼らの名は、ローゼンクランツ(生田斗真)とギルデンスターン(菅田将暉)。
デンマークの王子・ハムレット(林遣都)がどうやら正気を失ったらしい、と義父となった国王・クローディアス(小野武彦)が、その真偽を調べるために、ハムレットの学友だった二人を呼び寄せたのだ。
自分たちの旅の目的は分かるけれども、その目的をどう果たせばよいのか分からない二人。
ただただオタオタする二人のそばを「ハムレット」の物語は粛々を進み、そして、、、、。
自分たちも物語のひとつとして、なす術もなく、どんどん死が待つ結末に向かって運ばれていく「誰でもない彼ら」。
かくて運命に流された二人は、「ハムレット」の物語に書かれた通り、この短い台詞によって存在を完全にかき消されてしまうのだろうか・・・。
「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ・・・」 」
ハムレットの学友であった、ローゼンクランツとギルデンスターンは、デンマーク国王に突然呼び出される。
理由もわからずに、デンマークに向かうが、その道中、二人はコインの裏表をかけるゲームをしたり、
旅の一座に出会って巻き込まれたり・・・
ようやく、デンマークにつくと、彼らの与えられたミッションは「ハムレットの様子がおかしいので、その理由を探ってくれ」ということ。
二人がいろいろと探ると、ハムレットの母親が国王であった父親がなくなったあと、すぐに父の弟(つまり叔父)と
結婚し、それが原因なのか、ハムレットが精神を病んでしまっているようなのだった。父親は叔父に暗殺されたらしい。
そこにちょうど、二人が途中で出会った旅の一座が現れる。ハムレットは一座に指示し、叔父と母親が国王であった父親を
陰謀をたくらんで殺した内容を演じさせる。それを見た叔父が動揺して、ハムレットをイングランドに送ることとする。
そして、ロズギルの二人に、イングランド国王宛の親書を持たせる。それはハムレットの首をはねろというものだった。
それを読んでしまった二人。イングランド行の船には、なぜかハムレットも乗っていて、二人が寝ている間に、親書の中身を
「ローゼンクランツとギルデンスターンの首をはねろ」と書き換えてしまう。
イングランドについた二人は国王にその親書を見せ、処刑されることになってしまったのでした
こういう話なので、これは悲劇なんでしょうかね?ハムレット事体は悲劇なんですが。
でも、この話、ロズギル二人の掛け合いがなかなか面白いのです。テンポがよく、ついつい笑ってしまう感じ。
二人はいつも一緒にいて、気心がしれている。。。
何でもすぐに飛びついて動いてしまうローゼンクランツの斗真くんと、
それをひたすら突っ込むギルデンスターンの菅田くん。
二人とも出ずっぱりだし、さらに、セリフ量がすごい。。。しゃべりまくってて・・・
上演時間のわりに、休憩2回というわけがわかったような。
(だって、新感線だと、1幕の時間が2時間超だったりするんだもん)
そしてハムレット・・・ハムレットは悲劇の王子のイメージが強いんだけど、
この芝居のハムレットは意外にしたたかだなと・・・
それと、国王の敵の叔父と実母。小野さんと立石さんが演じておられたんだけど、
二人の雰囲気も相まってやさしい人に見えてしまったんだけど。
最後は悲しいんだけど、でも、なかなか面白い話だったと思いました。
途中、ちょっと(2幕で)睡魔と闘ってましたが(汗)
さて、キャストの感想ですが、
まずはローゼンクランツの斗真くん
うまいよね~ホントにうまい。おっとりした性格で、すごく頼りなく演じてた。
声色もそうだし、動きとかもそうだし、全身でロズを演じてましたね。
何回か、彼の芝居を観てますが、ほんとにいい役者さんだと思います。
ギルデンスターンの菅田くん
初めて芝居でみたんだけど、セリフ量が多くて大変そうだった。
ずーっとテンション高く早口でしゃべりまくるんで、圧倒されてました。
それと、滑舌がなかなかいいのね。セリフが聞き取りやすかったです。
そして今回すごいなと思ったのが
白い衣装のハムレットの林遣都くん
策士で冷酷なところがあるハムレットなんだけど、
周りには狂ったように見せている。。。という複雑な役をしっかり演じてましたね。
狂ったように見せてる演技がまた秀逸でしたね。
あと、旅の一座の座長んも半海さんも癖のある存在感が半端なかったです。
なかなか面白い芝居でした。
ハムレットのスピンオフがあるなんて知らなかったな・・・
そうそう、芝居の始まり方も面白かった。
開演前に、スタッフが照明の点検とか、掃除をしたりとかしていて。。。
いつ出てくるの?これどういうこと?(完全に尺尺モードに入ってた)なんて思ってたら、
舞台においてあった、板だっけな?をスタッフが片付けていったら、その後ろからロズギルの二人が現れ
唐突に芝居が始まったのでした。
舞台装置もあんまりなくてシンプルで。
だからこその、二人の芝居や、ハムレットの芝居が生きたのかもって感じでした