もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「ノーアート・ノーライフ」見てきました

2011-11-25 14:35:58 | お芝居
「ノーアート・ノーライフ」本多劇場 2011.11.16 14:00~

ナイロン100℃の公演「ノーアート・ノーライフ」
10年前にも上演された作品の再演だとか。役者さんもほとんど同じだそうで、同じで再演ってことにちょっと驚き。

観劇前にチェックすると、ナイロン初心者でも見やすい話となってました・・・見やすいってどういうことなんだろうか?

場所は下北沢の本多劇場。そういえば、夏にケラさんの「奥様お尻をどうぞ」を見に行ったんだった。
あれは笑ったなあ・・・途中疲れちゃったもんね。

マチネだったので、下北沢でお友達とランチ。。。劇場近くをぐるぐる廻って、適当に入ったんだけどおいしかったし、のんびりできるお店でした。それにしても、あまりにいろんなお店があるから悩むよね~


さて、芝居の話は・・・ここからネタバレありますので、
このあと見に行かれる方はご注意ください。



とても面白かったです。
ケラさんが役者さんにあて書きしたのかなってくらい、その役と役者さんがあってました。
セリフもそうだし、セリフを言うまでの間とかが絶妙で、くすっと笑ったり、思いっきり笑ったり・・・とても楽しいお芝居でした。
特に大倉さんは最高でしたね。

舞台は、パリの地下にある酒場。パリ在住の日本人芸術家が集まってくる場所。
第1幕は、新人のバーテンダー、贋作画家、小説家、画商、画家、芸能プロダクションの人などが登場し、話が進んでいく。
途中けんかをしたり、言い争ったり、同じ女性とつきあってることがわかってどっちが浮気なのかをもめたり・・・・
特に話が進行するわけでなく、酒場で集う人々の日常みたいなものをギャグを織り込みながら見せていくんだけど、、、テンポがあまりよくないところが、ちょっと面白くて、逆に好きでしたね。
「およげたいやきくん」の歌詞の話には笑った・・
それと、途中、オブジェみたいのを落とすシーンがあって、え?と思ったら、本物のスイカで・・・
席が前の方の私は、スイカくさくて・・・(笑い)

そして休憩をはさんだ第2幕は、1幕の2年後のシーンから始まるが、2年前に夢を持ってもがいていた彼らの日常は変わっていて・・・
贋作画家メグリは捕まってから出所して、ひょんなことから2年前に人気オブジェ作家となったタイナカは、自分の描きたいものではなく売れそうなものだけを描かされている現状に葛藤していて。。。
そんな中バーテンになったスケダイラたちは、詐欺まがいの行為をしているらしい。
相変わらず、言い争ったりしている中、タイナカが自分の描きたいものだけを描くと宣言する。
「およげたいやきくん」の詞が採用されなかったモズは、みんなにいじられて怒って店を出て行ったあと、車にはねられて植物人間になってしまう。
酒場に集まる人たちの人生が動き出す・・・・

エンディングではスクリーンが下りてきて
その後の彼らの状況を説明。モズは奇跡の生還をしたらしい。また日本に帰った人もいれば、パリに残った人もいて・・・ということ



かみあっているようでかみ合わない会話。人が話しているときに勝手なことをする人・・・なんか面白くて、笑いましたね。
とくに三宅さん演じるオケタニは虫が好きで、会話で虫が出てくると、異常に反応したりとかね。

感動的な話とかでもないんだけど、なんとなく終わった後に心がほっこりなるようなお芝居でした。

役者さんが個性的で、上手い方ばかりなんで、芝居に引き込まれましたね。出てくる人物が一風変わってはいるんだけど、どこにでもいるような・・・人間臭い人々だから、自分と共感できるところを見つけやすいのもあるのかも。

上にも書いたけど、大倉さんがホントによかったです。あの独特の間が好きです。次の作品もぜひみたいなと思いました。

しかし・・・ケラさんのお芝居って、いろんなジャンルがあって、引き出しが多い人なんだなあって感動です。
コメント
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