物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

小林繁のこと

2010年01月18日 | Weblog
 3年前のある秋の日、東京出張の帰りの新幹線から外を眺めていると、新大阪駅近くで大きな看板が目に入った。なんとそこには、小林繁と江川卓がグラスを持ち、お互いを見つめながら立っている。列車の中からだったので、一瞬しか見えなかったが、日本酒のCMであるということだけは分かった。帰宅し、すぐにパソコンを立ち上げ、Googleで「小林 江川 酒 CM」みたいな検索ワードを入れると、黄桜のCMだということが判明。あの「空白の一日事件」以来、こんな日が来るとは・・・。TVCMはオンエアー直後から話題になる。私はあのCMをプロデュースした博報堂チーフ・クリエイテイブ・オフィサー宮崎晋氏の当時のインタビュー記事の切り抜きを今でも保存している。結局、「事件」以来28年間二人は話をしたことがなく、このCM撮影の現場で和解した(というより江川が正式に直接謝罪し小林がねぎらう)ということだった。よくぞ小林の生前にこのCM企画をしておいてくれたものだと思う。

 79年、「事件」の犠牲となるも、文句一つ言わず巨人のエースが阪神タイガースへ電撃トレード。その年、男の意地でジャイアンツ戦8連勝を含む22勝で最多勝。当時小学校6年生の虎キチは最高にシビれた。83年、まだまだ現役で通用するのにと、惜しまれながらの引退。その後は野球解説者となる。少し舌足らずのアマい話し方だったが、大リーグベースボールの内容を引用したり、中身は斬新かつ的確だった。その後事業に失敗、選挙に出るなど野球以外の世界でも波乱万丈だったが、00年(だったかな?)投手コーチとして近鉄バファローズを優勝に導く。このときの打撃コーチは真弓明信。「なんで俺の大好きな二人の阪神OBが近鉄のコーチすんねんっ!?」と嫉妬の気持ちを抱き、なぜかバファローズの日向キャンプを見に行った(^_^;)
 昨年から日本ハムファイターズの二軍投手コーチ。今年は一軍へ“昇格”し、盟友梨田とリーグ連覇を果たすつもりだったのだろうが・・・。

 黄桜で献杯・・・。
コメント (2)
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