ハイキング

2008-10-31 | from m/b

朝、晴れた空を見ていたら、今日は何もかもちょっと置いておいて「歩きに行こう」と思いたって、サササとお弁当詰めて出発です。



「ラブも行く?」




右へ左へと… 嬉しくてあちこち寄り道しながらの山道。
まだまだ先は長いのに、疲れますよ。少し行っては振り返り、また進んでは振り返り… ちゃんと来ているか確認するラブ。

私は、お弁当とラブの水が重たい。
軽くしたいから、そろそろ食べるー?  …いや、まだまだ。




山の日陰に楚々と咲く花は、本当に可愛い。
控えめに咲く、野菊。





大昔奈良時代の歌人のお墓の前で休憩です。
たいしたものじゃなくっても、山で食べるお弁当はごちそう。少し疲れたから梅干が美味しいな。
ラブのも、柿とみかんの小さいお弁当持ってきたからね。

ウォンウォンと叫んでは同じくウォンウォンと遠くから聞こえてくる…
首をかしげて、やまびこに驚くラブです。


お昼を食べて再び歩いて…、



目的地に到着。
聖徳太子が建て空海が修業したというそのお寺には、百段はあるかな、長い階段がありました。

帰宅後の電話で…
「らぶちゃんも、かいだんのぼったの? おててつないでのぼったの??」と不思議そうに尋ねる甥っ子。
まさかー!ラブはすたすたと自分で登ったんだよ。
どうやら犬が階段を上り下りするのが不思議らしい。


さて、お寺で休ませていただいてお水も飲んだら、そろそろ引き返すかな。



今回はいっしょじゃなかった父親のことをふと口にすると、そのとたん急に思い出したのか、何度も今きた道を振り返って、じっと父を探すラブ。




西日がまぶしい帰り道。
疲れてきたから速度も落ちて…
キッチンの引き出しにいつまでも転がっていたミルク味の飴が、きゅーっと甘くて美味しい。
その一粒、持ってきてよかった!

山は、いいなあ。
また行こね。


炭化粉引と秋の花

2008-10-17 | from m/b
2008-10/17
たで、ホトトギス、われもこう、秋明菊…
寒くなる前に…と頑張って全力で咲いているみたいに秋の花は賑やか。
冷え込んでくる前の、この暑くもなく寒くもない貴重な短い季節は、あれもこれもやっておきたいな…と一日中くるくると動き回ってなんとなく忙しい。年末の大掃除のよう!

私の小さな甥っ子が年末に来る予定と聞いて、この間からずっと指折り数えてるのですが、ちっとも12月が近付いてこないのです。んー、時が経つのが、遅い気がする...


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庭で

2008-10-14 | from m/b
2008-10/14
山野草好きの近所のTおばさんは季節の変わり目によく倒れてしまうのですけれど、この秋は気分が良いみたいで庭仕事をしているのを見ると、こちらまで嬉しくなってしまう。

秋晴れだった昨日は、庭のけやきの木陰にベンチを運んでいって、Tおばさんといっしょに過ごしました。ラブも大喜び。
はいている靴下がうっかりと逆だったとか、昔買った高い化粧クリームを大事に大事に置いていたら分離してしまったとか、たわい無い話が可笑しくて楽しい。

画像 : 焼き菓子は端っこが美味しいなあ。

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スプーン

2008-10-11 | from m/b


2008-10/11
学生の頃、毎日のように歩き回った懐かしい街で、5年ぶりの友人二人と会いました。当然その間メールなどのやり取りはあったのだけれど、メール特有の、微妙に気持ちの分かりにくいもやもや感が、会って5分で解けるのは、昔あんなに長い時間いっしょにいて、幼稚なことから真剣な事まで一緒にやった仲だから?
会うまで時間があったので一人で歩きまわっていたのですけれど、学生の頃あんなに楽しかったはずの風景が、期待していたほどの輝きがないのです。こういうのってだいたい、そういうもの。時が経ったのだし、その間、色々なことがあったのですものね。分かっていたことだけれど。「さみしいなあ…」と何度も心の中で呟きながら、それでも今も健在の懐かしい店など発見しては「そんなに時は過ぎていないのかも!」と自分に思い込ませてみたり。
  
画像:毎日これで茶葉をすくって使ってはエネルギーをもらっている… そういうちからのある銀のスプーン。今回、友人に「ここからやって来たんだよ」と連れて行ってもらったのは草灯舎さん。







で、その草灯舎で見た同じスプーンがなんと!綺麗な銀色…
最初、こんな色だったっけ? 毎日見てたら全然分からないものだなあ。二年以上使ったら、いい感じの色になっていました。

でもまあ1度手入れをしようかということで尋ねると、とっても親切に教えてくださいました。

画像は白くリフレッシュしたスプーン。
小さいくせに人の心をグイと捉える、面白みのあるスプーンです。


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バジルのせトースト

2008-10-09 | from m/b
2008-10/9
春に種をまいたバジルは、まだまだ収穫可能。ハムとトマトを乗っけたパンの上に、ふんわりのせるこの食べ方が1番好きだな。
朝は少し冴えている父が、これを落っことさないように…と工夫しながら上手に食べるのを見るのが好きで!
気温が冷えてくると急にだめになるバジル。いつまで食べられるかな?


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cycle

2008-10-06 | from m/b
2008-10/6
昨年の秋に庭に大きな穴を掘って土といっしょに埋めておいた、けやきの葉。
「あれ、どうなってるだろう?」と10ヶ月ぶりに掘り起こしてみたら、ほくほくの土!葉の姿はほとんどなくなって、ちゃんと土になっていました。当然のことなのだけれど、やっぱり毎年驚きです。
だって10ヶ月前に私がここに入れたのは、確かに葉っぱだったのですから。

画像 : 部屋の真ん中に落っこちていたとんぼの羽。
どうしたのだろう。


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2008-10-03 | from m/b


カリメーラ!
憧れのギリシャ? …に負けないくらい魅力的な大王崎へ行ってきました。15年ほど前に父と行ったことがあるのですけれど、「ここは!いつかまた一人で来なくては」と、ずっと思っていた土地です。
ゆっくりと味わいたかったのです。




鵜方駅からバスで20分。
窓から見える看板やお店から、そこで暮らす人々の生活を想像してみたり…と、旅先で乗るバスというのは面白い。
私がこんなに憧れている町で、普通に暮らしている人がいるということ!そのことが、わくわくさせます。

お昼過ぎ、誰もいないバス停に降りたら、あるのは海の香りと干物だけ。
なんとも のどか。
お腹すいたなあ。灯台にのぼる前に何か食べておきたい。




干物はたくさん売っているけれど、お魚かじって「今日のお昼」というわけにはいかないので「この辺に軽いお昼ごはんを食べられるお店、ありませんか?」って尋ねて教えてもらった喜久屋さん。
入っていいのか少々迷ってしまうような入り口。でも食べるところ、ここしかないし…
「えいっ!」と勇気を出して、そぉっとドアを開けたら誰もいない。
ど、どうしよ。




なんとか注文してから15分。やっと出てきた1杯500円のうどんは、しいたけを甘辛く煮たものなど乗っかっていて、お店のおばあさん、心込めて作ってくれたんだなって感じのうどんでした。
おうどん食べる音だけが響いてしまうシーンとした店内。この町らしいこの食堂。その寒々しさが魅力です。




食べ終わったら、いよいよ灯台への細い坂を上ります。
晴れの午後の海が、きらきら眩しい。
海のない土地に過ごす人にとって、海への憧れは大きいもの。




灯台へ着きました。参観料は200円。
ぐるぐると内部を上りきったところで、やっと見えてきた青い海。日常にないドキドキ感です。
海だ、海だ!心の中で、子供みたいにはしゃぎながら外に出たら、




冷たい力強い風が吹いていて、しっかり立っていないと倒れそう。
四方の景色を堪能して、何度も深呼吸をして充電したら、満足。
カップルが何やらヒソヒソ… 灯台の上で愛の告白でもしてるのかしら?ロマンチックだなあ、などと思いながら私は先に降ります。




灯台を降りたら、今度は岬の石畳の小道を何度もぐるぐる歩き回る。どんな小さな道も知りたくなって…。「ああ!この道って、ここにつながってたのね!」と、だんだんその町のつくりが解ってきて面白いのです。
某映画監督が「東洋のニース」と例えたという岬の風景。高台から見下ろすと、屋根が密集しています。猫の昼寝が似合うような、細くてどこにつながるのか分からないような坂がいっぱいです。




少し名残惜しいけれど帰りのバスの時刻があるので、灯台とお別れです。 
これからも海の安全を守ってくださいね。




夜は隣町へ移動して、ホテルのバーから海を眺めながらの温かい紅茶。
日常を離れた時間は、「また、日々の暮らしを頑張らないと!」っていう気持ちにさせてくれます。



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