cacao du bresil

2011-02-27 | from m/b
2011-2/26
大好きな便箋を選んで、筆記具を選んで、机の上を綺麗にして書く手紙。
すてきな時間をどうもありがとう。

ちょっと気分を変えたくて、部屋の模様替えをしました。ベッドも机も全て全く違う方向へ。
今までのが一番落ち着くベストな配置だってことは分かっているのだけれど。こんな単純なことで、こんなに新鮮な気分になれてしまうのだから、時々やらないともったいない!

おかしいのが、今までと左右逆になったものだから、机の椅子に座るときやベッドに入るとき、動きがおかしくなって一瞬自分の体じゃないみたいになってしまいます。
夜中にラブが鳴いて、はっ!と思って目が開かぬまま急いでベッドから起きようとしたら壁にぶつかったりもします… きっとすぐ慣れるのですけれどね。


foreshore

2011-02-25 | from m/b
2011-2/25
水辺の風景は癒し。  
夏秋の渇水期を経て少しずつ水位が上がってきているのは、春の近付きの証拠。

ここを見てたら、
冷たい季節のこわばった気持ちが溶けて、心の渇きもなんとかなるだろうか。


cherry blossom

2011-02-23 | from m/b
2011-2/23
もう一度くらいは雪、降るんじゃないかと思いつつ、春の近付きがわくわくと嬉しい梅見月。
  
過度の季節の先取りが少々気になる昨今、ひぐらしの声を聞きながら夏の終りと秋の入り口をしっとり味わおうといているころ、年賀状の予約を!とかクリスマスケーキのご予約はコチラ!お歳暮のご注文はお早めに…とかいう声が聞こえてきて、なんとも気忙しい。
厳しい今の世の中を考えると、そんなのん気なこと言っていられないのでしょうけれど、今を感じたいのに...もったいないなぁって思うのです。

この国の季節はたった四つではないと思っていて、そう単純に「今は春だね」とは言えない感じ。このなんともいえない微妙な季節こそ深く心に体に染み入って何かと感じやすく、そして空気は愛おしい。
  
いつもこの季節だけ蓋を開けてみる練香水―cherry blossom.
先日お花を贈ってくれた友人へのお礼の手紙に、ほんのり香りをのせて。

-----
当ブログ管理人HP >>布小物のお店

flute

2011-02-16 | from m/b
2011-2/16
先日父の書斎を整頓していたら、フルートの楽譜がたくさん出てきた。

「へぇ。こつこつこんなに練習してたんだ」

こんなに練習したのだからさぞかし巧いのだろうなと思ってしまいそうですが…どうだったかな?

でも、赤ちゃんのときから毎日毎日父のフルートの音色を聞いて育った私は、あの少々完璧じゃない感じが妙に優しく感じて、嫌いではなかったな。

その日々の生活のおぼつかなさから、いつ消えてなくなるかという不安で常に儚さが付きまとっていた介護中のあの頃、どこかでフルートの音を聞くたびに、なんともいえず切なかった。
人は嗅覚と思い出が一番結びつきやすいと聞くけれど、私の場合フルートの音=父との思い出なのですよね。

人肌みたいに優しくて、少し寂しいフルートの音。


美味しい色

2011-02-08 | from m/b

美味しいのだけれど、ひと口でお腹いっぱいになりそうなものだから少々敬遠してしまう、その食材。
何かにしないとしないと…と焦りながら、キッチンの野菜かごの底に秋の頃から何度も目にしてきた、さつまいもです。


一度にたくさんは食べられないので、小腹が減ったらちょこっと食べられるよう、保存の利く干しいもにすることにしました。

お鍋の中で蒸かし中…




蒸かし終えたら、これから重ならないように並べて外に干します。
柔らかいから折れないように折れないように...

干すこと数日。
若干、嵩が減ったなあ。
冬の天日のもと縮んだからなのか、ついつい誰かが毎日つまみ食いしたからなのか?


素朴な甘さと歯ごたえのあるのが出来上がりました。
こんなおやつだったら愛犬にもあげられる。あさって10日はラブの誕生日だから、ちょっとあげよう。

ラブはおやつというものをあまり与えられたことがなく、食事もごほうびもいつでも同じドライフードなのですけれど、そのひと粒をもらうためならばどこからでも素っ飛んでくるような犬。(いや、本当はごほうびは「ひと粒」ではなく、細かく割った「1/8粒」とかなのですが…)

そんな粉々のドライフードでも大満足しているラブに、他の美味しいものの味を覚えさせてしまうのはかえって不幸かと。まぁ、こんなのは飼い主の勝手な思い込みかもしれません。

何でもあげるのは簡単ですが、太らさないために、健康のために、知覚を守るために、意志を強く持つことは私なりのラブへの愛情なのです。ちょっと満たされていないのときのほうが何でも面白く美味しく、感覚が研ぎ澄まされるのは人間だけではないはずですものね。

でも、干し芋をよく食べていたであろう戦中戦後のことを思うと、こんな話自体、贅沢でのん気な話なのですが。


もう少しだからね。

2011-02-02 | from m/b
2011-2/2
庭の静かな休眠期。
本格的な厳しい季節がくる前に、土は1cmにも満たないような小さな芽をあちこちに出しておいてくれたりして、実は冷たい霜の下は生命力漲る、冬の庭。

その時を待つ、愛おしい小さな種もたくさん埋まっています。
昨夏、種を蒔いておいたルピナスもポットの中でがんばっています。

一年で最も温かくて、優しい冬の庭。