2011-5/30
カモミールの小さいケーキ。
この時期は庭じゅうをカモミールにして心身ともに癒してもらっています。ラブもムシャムシャ…
昔、あるおば様と電話で話していた時に、今は庭に何が植わっているの?と聞かれたので「カモミールです」と答えると「あ~、私、あれ、嫌いだわ」と、つまらなそうに言われたことがあり、よくまあそんなことを!と心の中で驚いたものです。
確かに珍しくもない華やかでもない花ですけれど、群生すると見事ですし、何より他を引き立ててくれる、なくてはならないハーブだと思うのですけれど…?
カモミールが咲くたびに、このおば様を思い出し、人間ってみんな大人になっても子どもみたいなところがあるものなのだな、と可笑しくて妙にホッとしたり。
甘い香り、ゆらゆらと可愛らしい姿なのだけれど、どんな環境でもしっかりと根を下ろし、力強い。コンパニオンプランツとしても役立ち、ティーにして飲めば私を癒してくれる… なんと万能な! 「偉大なおかあさん」といった感じのハーブだな。
ご近所さんの畑のお野菜をこっそり食べて逃げ戻ってきたいたずらっ子ピーターが食べ過ぎてお腹を壊してしまい、お母さんラビットが飲ませたのも、このカミツレのティ。しょんぼり、ふとんにもぐりこむ可哀そうなピーターと、優しいお母さんうさぎの絵を思い出したら、なんだか心と顔が綻んで…にっこり。
追いかけられて逃げ回って興奮気味だったピーターの鎮静効果も期待して飲ませたのでしょうネ。
強い風と雨で倒れても踏まれても咲き続ける… しなやかさは強いのですね。