つぼみ

2012-07-29 | from m/b

2012-7/29
仏さま用に…と昨年八月下旬に蒔いてなんとか発芽した、ちっちゃな苗(昨年九月のdiaryで載せたもの)。
ほんの1cmにも満たない大きさのまま、そこからちっとも動かず凍ったような姿で冬を越したのがたった4株。冷たい冬を部屋の窓際でラブといっしょに過ごしたのです。
春がきて少しずつ外気に慣れさせて…と、すごく大切に育て、現在生き残っているのが今日の画像です。2株になってしまいました。
一般に「難しいので、タネから育てるのではなく苗を買いましょう」と、種から育てるという考えは捨てなさい的に書いてあるので、「えーッ、では、なんでタネが売っているの。咲かせてみせるー!」と意気込んだのでした。しかし本当に難しく何度も諦めかけたし心のどこかで咲く気がしていなかったのも事実でして…

…とまぁ約一年間いっしょに過ごしてきたのですけれど、やっと蕾を持ちました。何が足りなかったのだか、かなりミニチュアになってしまったんですがー。
大事にに育てた娘がようやっと成人の時期を迎える、といった感じでしょうか。
さて、何の花が咲くと思います?


A. 「答えは、

2012-07-23 | from m/b

保冷剤でした。」

綿(わた)を三枚も入れて分厚くしてあるので、じんわり良い感じに冷やしてくれます。
酷暑の夜など枕元に置いておき、時々触れるだけでもスーっと気持ち良く、綿のお陰で朝までひんやりしているんですよ。でも、あまり冷やすのは良くないですので、本当にあつーって日だけ使います。暑過ぎて眠れないのも睡眠不足になりますものね。
三枚の綿で水分もしっかり吸収してくれるかしこい子です。夏ですから、朝起きて干しておけばすぐに乾きます。

巾着袋状にしてあるので中の保冷剤が飛び出してきたりせず、綿のふんわり感が抱き心地良く安心感があるので、体温調節の難しいお年寄りやペットなどにも使いやすそうだなぁと、暑さでうだるラブに一生懸命うちわで扇いだ真夏の夜を懐かしく思い出しながら、そう思います。


Q. 「さて問題です、

2012-07-20 | from m/b

ここには何が入っているでしょうか?」

自分の部屋を出た瞬間から、いつでも全力で頑張る働き者ですので、ボクはものすごく汗をかきます。
だんだん疲れてくると、その姿から若干やる気ないように誤解されますけれど、全然そんなことありません。最後までちからを振り絞ってがんばっています!
仕事のあと部屋に戻って数時間寝たら、また生き返る感じです♪
そんなボクの体の大きさは22×15cmぐらい。もっと小さい仲間もいて、すごく活躍してるから負けられない。


2012-07-17 | from m/b

2012-7/17
犬という本と、痛いぐらいの開けたての炭酸水。

中公文庫から出ている「犬」というユニークな本をいただいた。戦争真っ只中の時代を生きた文豪九人が書いた、渋く、でも茶目っ気のある随筆集。
当時の犬観は現代とは少し違うので少し驚く部分もあるのですが、どの文章も真っ直ぐで潔く(犬と接するとき、人は素直にならざるを得ないよう)、飢え気味だった心をじんわり満たしてくれた。
特に川端康成のが興味深く、気に入った。審美眼を感じた、などと私なんかが言うのは大作家に対して失礼なのだけれど、犬の位置付け・心理への理解という点でとても思慮深さを感じたのです。

「ただ、雲や水を眺め、草花を賞でるのと同じやうに、犬を通じて自然の心に入るのが、なによりであらう」
      ― 川端康成「愛犬家心得」より



terrasse

2012-07-13 | from m/b

2012-7/13
境界線が全く無い、机の上。
ウバとハーブティ。
甘いパンと甘くない系のパン。
どちらでも好きなほうを、好きなときに、好きなだけ飲んでもいいよね。

この日、店員さんはメニューもスプーンもティーストレーナーも、運ぶのをうっかり忘れてしまった様子!
梅雨の晴れ間ののんびり空気…湿気を含んだ重たい空気は、お仕事停滞気味にさせるのかしら。
まぁ、 そんなこんなの緩い感じのお陰で、心地良い脱力感。

 


smoky color

2012-07-11 | from m/b

2012-7/11
レース編みのプロもびっくり、コツコツかじって穴だらけの繊細な葉を作る虫が、この季節の庭にはたくさん!この小さな作品、芸術性結構高いですヨ。虫界で開催中の、こんてすと?

植物のあるところには虫もいてこそ面白みがあるものですから、虫が食べても食べても大丈夫なくらいの量がある場合はそのまま放っておきます。でも、植物が命の危険に瀕している場合には彼らを守るために退治します。つまりバランスを見て。
それには私なりのルールがあって、なるべく手で向き合って退治をするということです。相手は道具も何も持っていないのです。何度やっても慣れることではないですし、確かにあまり気持ちのよいことではないですけれど、目で、手先で…しっかり体で感じることが大事だと思うのです。
それから。虫を薬品で退治しなければ育たないような植物は、なるべく植えないことにしています。
見た目の美しさだけでなく、多少荒れていたとしてもそういう精神を大事にした庭に惹かれます。

画像は先日、自分用に作ったもの。布の薄さを活かした細かいギャザーと大きなリボンのエプロン。お気に入りの色で気持ちにスイッチを!


etoile meringue*

2012-07-07 | from m/b

2012-7/7
雨しとしと… 
ひとつが一円玉の軽さぐらいの、空気みたいな焼き菓子を作ってみました。

これは天の川のあの二人の涙?
会えて嬉しい涙なのか、会えず寂しい涙なのか… 微妙なお天気。

どちらにしても七夕って、このはっきりしない湿気を含んだ梅雨の重たい空気が似合いますネ。
大切な人といつまでもいっしょにいられますよう、日々すべきことを黙々と頑張りましょう。


fraise

2012-07-04 | from m/b

2012-7/4
庭のあちこちで増えてきた苗。水遣りをしながら赤く実ったものを探してパクリ…そんな毎日少量の収穫がささやかな楽しみの季節です。採った直後の程よい温さ、これが少しでも甘さを感じ易い美味しい温度なのかも。(ほんとにちょうどよい量を、毎日の私のおやつとして実らせてくれる、可愛い苗たちなのです!)

甘過ぎるもの・味の濃いものに慣れてしまった現代の私たちの味覚… その野性味あふれるワイルドストロベリーは小さい上に甘酸っぱいためかわざわざ食べない人も多いようですが、照りつける太陽のもと、赤く熟した実は、小さいくせに(小さいから特に?)すごいちからを持っているみたいな気分になって、数粒食べたら気分が上がります。
何より、こんな可愛い赤は、見るだけでもわくわくしてしまいます。いちごが赤色でよかったー!



ほんとに?

2012-07-02 | from m/b

2012-7/2
七歳の甥っ子が春に遊びに来たときのこと。
外でサッカーボールを蹴りたくてうずうずしている甥っ子は、空から降り続ける雨が恨めしくて仕方がない。そのうち地団駄踏みながら半泣きになってくると、なんだかだんだん可哀想になってきて…
でも、ごめんね、すごく希望を叶えさせてあげたいんだけど私には雨を止ますことはできないヨ。

じゃ、おいでちょっと洋裁部屋行こう!自分たちで選んだ布と紐で小さな照る照る坊主を二つ、雨が止むためならば!と真剣なまなざしで作る甥っ子。作ってみたら「これで、ほんとに晴れるの? ほんとに? …ぜんぜん晴れないじゃんカー!!」と余計に刺激してしまったという…。ごめんね、すごく信じたのにね。

でも。
嘘じゃないよ、信じててごらんそのうちかならず雨は上がって晴れるんだからね☆