key

2010-12-31 | from m/b
2010-12/31
五歳の甥っ子は今年、死というものを身近に体験し、小さな心の中で悩み苦しんだ様子。 いつも変わらずあの椅子に座っていたじいちゃんが焼かれて骨になってしまったという事実。
人はなぜ産まれてきたの? 星になるってったって、星って大きいんだよ、そんなわけない。 もしおかあさんが先に死んだら離ればなれになってしまう。また会えるよって言ったって、それまでの期間が長すぎる。どうなってしまうのか、だれかしってる? おばあちゃんだったら、いっかいそうなったことあるかも。おねがい、おしえて。あぁ、もういちどお母さんのお腹のなかに戻して。

…わかるよ解る。こわいよね。ひとは悩み続けるもの。
毎日空を向いて、「今日はこんなことがありました.見守っててくれてありがとう」って心を込めて手を合わせることだけが心の平安を得るたったひとつの方法なのかも。

今年は身近な大切な人を二人失くしました。祖母と父。
でも。
私の部屋と心の中には、たからものでいっぱい。
祖母の形見の腕時計、私の可愛い甥っ子がくれた手紙、ウォーキングの途中に山で落っこちていた蝶の形の植物、友達からの手紙、父との思い出、音楽、かけてもらったやさしい言葉…
どうもありがとう。

Lab.

2010-12-27 | from m/b
2010-12/27
一人で遊ばせておくと、シャリシャリ…ずっと雪を食べ続けるラブ。
その後いつも震えが止まらなくなって助けを求め、ストーブ運んできて急いで温め、毛布かぶせてその上から抱え込んで温める、ということになるので、今日は雪を食べる暇がないよう、ボール遊びのお付き合い。
  
もっともっと!って何度でもボールをfetchしたがる、そろそろ100歳(人間年齢換算)の犬なのです...
でもまあラブなりに色々感じることがあったのも当然で、夏以降少し体調を崩し気味。ゆっくり回復していこうね。

大切な一枚

2010-12-23 | from m/b
2010-12/23
15年ほど前、イギリスを旅していた友人が ある田舎の教会で買って旅先から送ってくれたテープ、

'here was a time...' including ROMANTIC MUSIC FROM THE AGE OF WORDSWORTH.

なんともそそられるタイトルが付いていてわくわくしながら聴いたものでした。内容はパーセルやバッハなどのバロックやメンデルスゾーンやシューマンのロマンチックな作品まで全てパイプオルガンで演奏されたもの。テープだから、聴けば聴くほどすりきれる気がしながら1回1回を大切に聴いたものでした。

 …という内容の日記を昔書いたことがありましたが、本当に聴けなくなってしまうのは残念過ぎるので、CDに移しておきました。もう、カセットテープを聴く機械など手元にありません。

しかし…カセットテープで聴いていた頃と何かが違うのは気のせいかしら。
とはいえ、この季節になると出してきて聴きたくなる大切な一枚なのです。

ylang ylang

2010-12-15 | from m/b
2010-12/15
夜。部屋での足湯。
お湯を運んでくるのが少し大変ですけれど、気持ちが良いので頑張って運べます。
今日はエキゾチックなイランイランのオイルを1滴だけ入れて。

夏の間の父の入院中、付添いの私は毎日夕方の日が暮れる頃、お風呂に入るみたいに足湯をしていました。
個室の床に新聞紙を敷き、洗面器に熱いお湯を汲んでオイルを入れ…そんな私のすることを珍しそうに父がじっと見てくれて、なんだか嬉しくてたくさん話し掛けたものです。

夕方特有の柔らかい光と父との会話(全て私からの一方的なものでしたが)、ラベンダーとスィートオレンジの香りと共に残る優しい静かな思い出です。

stripe

2010-12-10 | from m/b
2010-12/10
何でもない一日の中にも、とらえておきたい一瞬がたくさんあるもの。
何気なくポンと置いた物の佇まいが好みだったとか、物と物の重なりで偶然に出来上がった色の組み合わせがなかなかイケていたとか、アイスクリームを開けたら表面が人の顔みたいになっていたとか、眠っているラブの顔の微妙な角度が最高に可愛かったとか、ウォーキング中の自分の影がちょっと面白かったとか、いつも行くお店の大事なお知らせの書かれた張り紙とか、山でこの花なんだろ?花博士のTさんに後で聞こうとか、ほーぅ!綺麗な色の蝶々…とか、そのたびに「あ、カメラカメラ」と探し回るようでは遅かったりするのです。
  
てなわけで、やっと作った「カメラを首から提げるもの」。
予備のバッテリーを入れておけるポケット付きです。これがあれば歩きやすい!

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framboise

2010-12-08 | from m/b
2010-12/8
前を向いて歩いていないわけではないと思ってはいるけれど、やはり何か理想があるのならばそこを目標に行動を起こさないと!と、ちょっと奮起してあることに取り掛かった私。 (あれ? またaura-somaの力 ?) 
こういうのって最初、結構エネルギーの要ることだと思うんですよ。それに「本当にこの道でいいのかな?」と自分をなんとなく受け入れられなかったり。

でも。
考えが変わりました。行動を起こしてみる清清しさ、勇気を出して初めて得られる面白さというか。同様に強い真剣な気持ちを持って集った人たちとの交流、そんな場所にはちょっと他には無い「気」に溢れており… 何より、自分で自分のことを素直に応援する気持ちが芽生えることが一番の収穫でしょうか。

全てにおいて親や学校がさりげなくリードしてくれているような学生の頃などとは違い、大人になってからの受身姿勢は、そこに感動も何も起こらない。
「そのうちなんとかなるでしょ」的な横着姿勢では、その「そのうち」さえやってこない。
勇気を出して言葉で気持ちを伝える努力・工夫は何事においても大事なこと、なりたい方向へ一歩歩き出すことの大切さなど至極当たり前のことを最近あらためて感じているところです。

(画像 : 食べきったジャムの瓶、最後の日は中にヨーグルトを入れてしまって)
 


Chives

2010-12-03 | from m/b

2010-12/2
しばしの別れが名残惜しいのか、庭の緑を追ってはカメラに収める私。今日も庭のグリーンの画像なのです。

日に日に枯れてゆくチャイブを急いで収穫して、刻んで冷凍しておきました。その、主張し過ぎない存在と淡い香りで、ねんじゅう活躍してくれるハーブで重宝しています。

何年も前に植えてあったものを毎年株分けしながら育てているのだけれど、これは最初、父が庭に植えたものだったんじゃないかな。もう15年前とか?
大株になったオレガノなど、そんな大切な植物が庭にいくつかあります。

当時私は庭のことになどほとんど興味がなく、きゃぴきゃぴと日々を送っていたわけですが、もっと色々話をしておけばよかったと、今思うと少し心残り。
ハーブのこと、庭の畑のこと、鳥のこと、音楽のこと、ウォーキングで見た風景のこと…父と話したいことがたくさんです。
もう決して戻ってこない日々です。