たのしかったね。

2012-03-28 | from m/b

 

まぶしいくらいの春のキラキラとした日、ふと物悲しい気持ちになることがあって「これはなんなのだろう?」と不思議に思うことがよくあるのです。明るければ明るいほど悲しくなって、景色が美しければ美しいほど切なくなるような。

真冬の冷たい日、ラブの不調を発見してから毎日なんとも言えない日々を過ごしていました。気持ちもそわそわ・ふわふわ、普段しないような失敗や怪我、失礼の連続。
一月が過ぎて二月に入り小さな春を見つけるたび、時間の経過が恨めしく、その季節の移り変わりが怖くてたまりませんでした。
春の近付きはどんな人をも明るい気持ちにさせるものだと思っていた私、そうじゃない人もたくさんいるってことを恥ずかしながら今頃知りました。そして「春と物悲しさ」との関係をふと思い出し、あ、この感じ…とやっと結びついた感じ。


3月25日に、可愛くて心のやさしい私たちのラブが旅立っていきました。
ラブと暮らすようになってから十四年間、いつも心のどこかに、いつかやってくるであろう別れの瞬間のことを感じて暮らしていましたが、そういう意識は結構大事で、その時その時を精一杯心をこめて大切に向き合っていれば何も怖いことなどないのだ、ということを改めて感じました。
不安に押し潰されそうな時期もありましたが、やがてお別れが近付いてきた頃には、何も怖くないからね任せてねって私が思ってたから、ラブも怖くなかったはずと自負しています。

ラブ、最後のほうはちょっと色々たいへんになってきて、たくさん手助けが必要になってきたけれど、そのおかげでたくさんいっしょにいれて結構楽しかったよね。
立つ・歩く・食べる・排せつする…だんだん難しくなってきても最後の最後まで生きることに一生懸命だったがんばり屋さんのラブ、すごく可愛かったよ。
最後まで私の愛情を素直にまっすぐに受け止めて、私に寄り添い、どんな状況でも心底信頼してくれたラブ、ありがとう。

目の前にあるいのちは決してラブだけではなく、庭の土の中から次々と出てくるたくさんの小さな芽、庭に飛んでくる鳥… 愛おしいものでいっぱいです。
どちらがタイミング合わせてくれたのか、25日から庭の巣箱にシジュウカラのつがいが今年も入り始めて、寂しさでいっぱいだった私たちを励まし喜ばせてくれました。

春はやっぱり美しい。どんな人にも柔らかくて暖かい陽が注いで、励まされ、凝り固まった心を解いてくれるものなのだな。

いろいろと思い出が多すぎるから、今は泣いたり笑ったり忙しくて夜はぐったり、お陰でクゥクゥ眠れています。
大型犬の介護、その重さがちょっぴり大変だったので体のあちこちが痛いのだけれど、今はその痛みが慰めであり、ずっと消えないで欲しいと願う毎日です。

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画像:
上 晴れた日、昼寝をする在りし日のラブ。

中 旅立つ少し前。最後の一枚。
下 お花持って行ってらっしゃい。
    袋の中のドライフードはお友達と分けて食べなさいね。

  小さなアルバムは介護中こつこつ作ったもの。
  つらい時期のこの作業、なかなかしんどいものがありましたが、
    事実を受け入れ、心の慰めになる作業でもありました。


きになる…

2012-03-20 | from m/b

2012-3/20
ドリップバッグになったコーヒー、 あれ、使ったことあります?

普段紅茶ばかりの私は、あれで初めてコーヒーを淹れてみたときバッグを点線で破らずにそのままお湯を注いで「浸けこんだ」のですよね、完全にtea bagの感覚で;
なんかヘンなのとは思いましたけれど、まぁそーゆーもんなのだろうと思って。美味しく入るわけないですよねえ。

そんなことやってる私がこんなこと言うのも何ですが、ドリップバッグって正しく入れたとしても底部分がお湯に浸かりますよね? それでいいのですかね、ね?

画像は珈琲色の麻。先月作らせていただいた単行本サイズのブックカバーです。勉強家な方で、栞二本です。


ことし、少し遅めかな。

2012-03-15 | from m/b

2012-3/15
小さな頃に住んでいた横浜で、真裏の家に住んでいたTさん。
私たちがここ関西に引っ越してきてから数年後、縁あってまたすぐ近くに越して来られたのですよ、ここから歩いて三分ぐらいかな。

幼い頃を知っているからか、未だに何かと気にかけて心配してくれるTさんなのです。
今日は、庭に生えているという可愛らしい春の使者、ふきのとうを届けてくださいました。ふき味噌を作りなさいねとレシピのコピー付き。


couleur

2012-03-04 | from m/b

2012-3/4
日曜日. 雨のせいだか寝不足のせいだか、なんだか湿っぽく過ごしていた午後、「パンでもたべよっか~」の掛け声でお茶の用意を始めてみる。

まァいっか~これくらいでぇ…の生焼けな食パンにこのテキトーなジャムの塗り方(!)の人と、
いちごのスライスを完璧に隙間無くのっけたこのトースト(絶対こんがり焼きたい)の人。
人って、それぞれです…;

そんなことより。
この鮮やかな黄色と赤色、並んだらなんか可愛いなーと思って。
気持ちに、ぽっとスイッチが入るような元気な色。


3月3日

2012-03-02 | from m/b

2012-3/3
三歳ぐらいかな、そんな子供の頃の写真の中でしか見たことが無かった母作ひな人形寿司(幼過ぎて記憶には残っておらず;)、今年は何十年ぶりに再現してくれました!

あれ、目が落っこちて無いヨ!だの、なんか顔こわーだの、髪がぺったんこじゃんーだの可笑しいひな祭り。

…ふふ、どこから食べます?