行政書士・社会保険労務士 大原事務所

人生も多分半ばを過ぎて始めた士業。ボチボチ、そのくせドタバタ毎日が過ぎていく。

消灯時間

2016-06-19 22:59:05 | 健康・病気

 入院して困るのは夜眠る時間だと思う。とにかく9時とか9時半には消灯だ。眠ることを強要される。

 初めての入院は中学の時。なんと修学旅行の前日虫垂炎、所謂盲腸で入院した。周りは可哀想に折角の修学旅行なのにとか、楽しみにしていたのに残念とか言ってくれたが、当時から天邪鬼でその手の団体行動が大きらいだった私は、どちらかといえばラッキー、残念でもなんでもなかった。

 入院生活はよく覚えてないが、病室にTVなど無い時代、漫画でも読んでいたのだろうか?消灯が早すぎて眠るのに苦労したという覚えはない。

 それからは入院など縁がなく過ごして来て、55歳、心臓の心房細動という発作があり、救急車で運ばれてそのまま入院した。

 その時の病院は9時消灯。あとはベッドの頭のほうに読書灯があって、これは何時まで点けていても良いということだった。でも真っ暗になった病室ではいくらカーテンを引いていても当然灯りが漏れる。周りに迷惑だ。何時までも読書灯を点けている訳にもいかず、一階の救急外来の待合室の横は一晩中灯りが点いているのでそこへ行って読書と思ったが、その時は24時間点滴をいれていて、その器械のバッテリーが切れるので、病室をはなれられない。仕方なく暗いベッドで目を閉じたが、いつまでも眠れず閉口した。普段は職場にいるか、飲み屋に居る時間に眠れと言うのだから無理な話だ。

 そこで、その後何度も経験した入院では、荷物のなかに必ず携帯音楽プレイヤーを入れた。

 今回入院した病院は9時半消灯。やはり読書灯があり、ずっと点けていても問題ないのだが、これが読書には暗すぎて問題外。

 睡眠薬がわりに時々眠れない時に飲んでいる精神安定剤を一錠貰って、後は携帯音楽プレイヤーのイヤホンを耳に入れて目を閉じた。

 音楽プレイヤーといっても、音楽は聞かない。聞くのはもっぱら落語。薬を飲んで眠ると、まくらから聞き初め、落ちまで覚めていたことはまずない。つまり殆ど30分以内に意識が無くなっているということ。次に目覚めたら外はたいてい薄明るくなっている。

 本当によく眠れる。これで病院で夜眠ることの苦労はなくなった。もっともあまり入院などしない方がいいに決まってるが。

 



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