行政書士・社会保険労務士 大原事務所

人生も多分半ばを過ぎて始めた士業。ボチボチ、そのくせドタバタ毎日が過ぎていく。

痛くしないで

2014-08-11 14:34:26 | 日記・エッセイ・コラム

 歯医者通いももうすぐ終わる予定。
 
で、虫歯の治療は終り、今日は口内掃除だそうだ。
 歯石や歯に沈着した色素も取って磨いてくれるという。以前は一年に一回はやっていたが、このところ二年程やっていなかった。後は気持ちいいのだが、歯石を取るだけなのにその時は痛い。しかも歯石を削るドリルの先が歯のある部分に触れるといきなりズキッとくる。そんなのやって欲しくない。だから足が遠のいていた。今回も虫歯の治療は終わっているので、すっぽかそうとも思ったが、予約の時必ず来てくださいねと念を押されれば致し方ない。それに歯槽膿漏の予防に歯石取りは欠かせないという。
 椅子に座って待っていると、いつものDr.ではなく歯科衛生士さん(多分)とおぼしき女性が来た。大きなマスクが顔の半分近くを覆っているので、顔の詳細は分からない。ジロジロ見る訳にもいかない。でも細身、面長、ポニーテール。多分美人であろう。しかも若い。
 「痛かったら手で合図して下さいね」と、言って女性の顔が近づく、右から歯科衛生士、左からは助手の女性。こちらはやや丸顔美人の様子。ドリルから出る水が口にたまったのをバキュームの機械で吸い取ってくれる。生の若い女性の顔が殆ど目と鼻の先にくる。しかも多分美形が二つも。おっぱいの数にすると四つ。これが歯医者でなければ男冥利に尽きるところだが、歯医者の椅子の上ではちがう。
 
ドリルの先が口に入ってきた。途端、できれば生きてる間は、もうそんなに長くないのだから二度と聞きたくないと思っていた例の音が聞こえた。キイューウンイイーンというあれだ。
 ドリルの先が歯に触れる。手がピクッと動いた。痛い、と思って手をあげようとしたのだが、反射的に動いただけで痛くはなかった。
 歯科衛生士とおぼしき女性はさっとドリルを引いて
 「痛いですか?」
 「いいえ」とわずかに首を振る。
 ―でも、痛くしないで。優しくして
 
と言おうとして止めた。60男が言うと冗談ではなく変態或いはセクハラになる。まだ20代だと思われる女性が二人、とてもおじさんの冗談は理解してもらえないだろう。


確かに暑いが・・・・・・・・

2014-08-08 15:15:44 | 日記・エッセイ・コラム

暑い。確かに暑い。でも、毎年感じるが、どんなに暑くても立秋を境に空気が変わる。

昨日、赤とんぼを見たと騒ぐ子供の声を聞いた。まさかと思って窓の外を見たが、確認できなかった。でも本当にいたのだと思う。

昨日の夜から暑さが和らいだ。何とかあまり汗をかかずに眠れた。

今日はまだエアコンを点けていない。窓を開けて、扇風機をまわせばなんとか我慢できる。

さあ、アイスでも食ってもう少し仕事しよう。


プリンターを買った

2014-08-07 11:25:26 | 日記・エッセイ・コラム

 プリンターが壊れた。古すぎて修理が出来ないと言われた事は書いた。8年も使ってたものなので文句を言う気はないのだが、多分ベルトが切れただけ、それが修理出来ないと言うのも何かもったいないような気がする。全く違う電化製品だが、扇風機など30年以上使っているのが一台ある。まあ、使いすぎだろうが。
 
プリンターは仕事で使う。仕方がないので前から欲しかったA3対応レーザープリンターというのを買った。役所に出す書類を作るのが主だからカラーは要らない。安いのを探して何とかカメラで2万5,540円というのを見つけてた。
 
店頭在庫がなくて、家に届くまでひと騒動あったのだが、その話はまたの機会にして、このプリンター、希望小売価格というやつは六万円以上なので、かなり安くはなっている。おまけに試し刷り用とはいえ、A4判で6千枚印刷できる程度のトナーまで付いている。この値段が決め手で買った。トナーだけで一万円はすると思ったからだ。
 
一昨日プリンターは家に来た。いろいろ調べて驚いた。通常の専用トナーはA4判で14,000枚刷れるという。でもその値段が26,000円。一瞬見間違えかと思った。だって本体のプリンターは25,440円なのにそのトナー―が26,000円なんて、おかしくない?
 
まあ、ランニングコストの一枚単価を比較すると、他のメーカーの物と変わらないと思うけどね。
 
14,000枚なんて、うちの事務所の仕事量で考えると、一回買ったら5年はもつなあ。頑張って仕事増やさないと・・・・・・・・・。


エアコンは使わないぞ

2014-08-06 16:34:18 | 日記・エッセイ・コラム

 暑い日が続く。このところ毎年思う。異常な暑さだと。でも毎年思うのだから、そろそろ異常ではなくなっているのかも知れない。
 息子は夏休み。夜は遊びに出かけ、昼は寝ている。普段は朝から夜遅くまで働いているのだから何をしようと勝手だが、奴が家にいるときは必ず奴の居る部屋のエアコンがフル稼働している。エアコンをかけて、布団をかぶって寝ている。無駄も甚だしい。しかも夜、普段家で寝ている時は、エアコンだけでなく電気まで付けたまま寝ている。それでいて暫く前までは省エネなどとのたまっていたのだからあきれる。さすがに今は言わない。ご都合主義という奴だ。そのあたりは私に似たのかも知れないので非難するつもりはない。ただ、この時期、電気代が異常に高くなるのは非難に値する。
 私といえば相変わらずエアコンは苦手で殆ど使わない。自宅で仕事をしている昼間、本当に暑い日の、本当に暑くなる午後、二時間か三時間程度除湿運転するだけだ。
 一階では無理だろうが、寝室は二階なので、夜は窓を開け、扇風機で風を回して寝ている。部屋の壁やベッドが暑くなっているので、陽が落ちて風が涼しくなったらすぐ窓を開けて扇風機を回す。すると眠る頃には、涼しいとまではいかないが、何とか眠れるくらいにはベッドも部屋も温度が下がっている。
 21年前、息子が生まれて初めての夏、女房はエアコンを使わないと宣言した。何でも赤ん坊は沢山汗をかかせないと汗腺が発達しないので、エアコンばかり使って汗をかかない生活をさせていると、将来体温調節機能が上手く働かなくなることがある、とTVか何かで聞いたという。
 「あなたも協力してね」と言う。
 私はエアコンが嫌いなので問題ない。要はお前次第だろう、と思ったが、勿論そんなことは言わない。もろ手を挙げて賛成した。
 夏真っ盛りより少し前、それでも十分暑い日が続く季節。会社から帰ると(その頃はまだサラリーマンだった)女房も赤ん坊も真っ赤な顔をして、汗まみれ。それでも赤ん坊は異常無し。女房が時々拭いてやるが、びっちりと額に髪を汗でまとわりつかせて、口をムニャムニャ動かしながら、すやすや寝ている。女房は顔は赤いが青息吐息、ぐったりして
 「今夜素麺でいい?」などとのたまう。しかも、ゆでるのは私になりかねない勢いだ。
 そんなことが何日か続いたある日。家に帰ると涼しい。見回すと、エアコンは使っていない。扇風機だけ。窓は開いている。でも涼しいのだ。そうなのだ。
 「お前、エアコン使ってたんだろう。さっきまで」
 「・・・・・・・・・・・・・」
 「アホ!使いたければ使えばいいだろう。お前が勝手に使わないって言っただけで、俺は別にどうでもいい」
 「・・・・・・・・・・・・・・・・」
 「まあ、子供はなるべくエアコンの風が直接あたらないようにして、汗をかかせるのは昼間外で遊んでる時で良いんじゃない?」
 「・・・・・・・・・・・・・・・」
 「第一さっきまでエアコンつけてたんだろ?だって部屋が涼しいもん。折角部屋が冷えてたのに、俺が帰ったからってエアコン止めて窓開けちゃもったいないじゃないか」
 これらの言葉は全て優しく言った。なるべく穏やかに言ったつもりだ。少なくとも責める様な口調ではなかった筈だ。
 なのに女房は怒ったように黙ったまま窓をしめた。不機嫌な様子である。エアコンのスイッチを入れた。リモコンの液晶画面を私の方に向けた。温度は28度に設定してあった。
 ニッと笑う。
 息子は気持ちよさそうに眠っている。すぐに汗はひいた。息子のエアコン好きはこの時始まったのかも知れない。
 その日の夕飯のおかずは焼き肉だった。


プリンターが壊れた

2014-08-04 12:11:25 | 日記・エッセイ・コラム

 先週、プリンターが壊れた。動き出して、紙を少し吸い込んだところで「ウイーン」と唸って動かなくなった。一度スイッチを切り、もう一度同じことをしても動かない。紙も詰まったきり給紙も排紙も出来ない。仕方がないので力任せに紙を抜いて、もう一度印刷のアイコンをクリックする。やはり「ウイーン」を唸って動かない。パソコン画面には「プリンターに異常があります」を表示されている。今までこんなことは無かった。何か致命的な異常のような気がした。それにしても「プリンターに異常があります」という表示はどうなんだ?だって異常があるのは分かっている。目の前のプリンターは「ウイーン」と唸って動かないのだ。少なくとも尋常ではない。もう少しましな表示は出来ないものか。
 
プリンターの蓋を開けた。スイッチを入れようが、切ろうが、何時もならカタカタ動いている部分が全く動いていない。あれこれいじっていると紐のような物が手に引っかかった。たどると細いベルト。多分インクヘッドの部分を動かすベルトの様だ。切れている。原因はこれだろう。
 
修理してくれるところを求めてメーカーの修理センターを探す。以前は秋葉原にあったのに今は無いようだ。とにかく早く修理する方法はないかと電話した。仕事で使っている。すぐ直してもらえるなら車で持ち込んでもいい。
 
電話では例の録音ボイスで色々確認されて、その度に電話機の数字を押して、やっと生の人間が出た。こっちは気持ちが焦っているので、ろくに相手の話も聞かない。持って行けばすぐ直して貰えるか?とか、近くに修理してくれる所はないか?とか、いきなり沢山訊いた。
 
ところがオペレーター嬢、そういった私の質問は全く無視して、ひとしきり私の質問を聞いておいて、途切れたところで、落ち着いえた声で、ひとつ確認させて下さい、ときた。
 「お客様のお使いのプリンターの型番か機種名はお分かりですか?」
 
私は本体の前面に書かれていた機種名を読み上げた。
 
「それでしたら三年前に修理用部品の製造も終わっておりまして、現在では修理もできません。申し訳ありませんが、新製品のご案内を差し上げますので、御検討の程よろしくお願いします」
 
「ウイーン・・・・・・・・」今度は私が唸ってしまった。