行政書士・社会保険労務士 大原事務所

人生も多分半ばを過ぎて始めた士業。ボチボチ、そのくせドタバタ毎日が過ぎていく。

キャッと叫んでろくろっ首

2017-05-27 00:53:24 | 日記・エッセイ・コラム

 遠藤周作の言葉だったと思う。「狐狸庵先生シリーズ」のなかに書いてあった記憶がある。太宰治も似たようなことを書いていた気がするがどうだったろう。本棚の何処かにあると思うが探すのも面倒だ。間違っていたらごめんなさいということで書き進める。

どういうことかというと、夜、布団に入った時など、ぼんやりしている時に、唐突に昔のとんでもなく恥ずかしいことを思い出す。思わずこの世から消えてしまいたくなるような大失敗。出来る事ならその時までかえって人生をやり直したい。よく消える消しゴムで消してしまいたい。そんな記憶が、忘れていた筈の記憶が、心の奥の底から、なんの脈絡もなくいきなり飛び出してくる。その時の狼狽する様を形容した言葉だ。

だれにでも一つや二つはあるだろうが、私には沢山ある。一つ浮かんでくると、引きずられるようにポツポツと浮かんできて死んでしまいたくなる。もっとも、どうせそのうち死ぬのだから死にたくはなっても本気で死のうとは思はないが、暗闇の中で自分の顔が熱くなるのがわかる。

それに私の場合、恥ずかしいことだけではない。言い訳になるが、そんなつもりは全くないのに結果的に約束を破ったり、人を裏切ることになったこともある。いずれも極悪非道の無礼千万、万死に値する行為だ。

だから「キャッと叫んでろくろっ首」ではすまない。「ウオーッと叫んで手で顔を覆う」はめになる。週に一回教会に通ったところで当然なんの贖罪にもならない。

それにしても、そんなことを思い出す回数が最近増えているように思う。

二階で仕事をしていて、コーヒーでも淹れようと一階に降りる。そのままコーヒーを淹れればいいが、トイレに行ったり、郵便を見たり、なにか少し他のことをすると最初の目的を忘れている。仕事机に戻って、コーヒーが無いのに気付く。これは老化というのだろうか。

何が言いたいのかと言うと、つまり、直前のことも忘れるのに、何故40年も50年も前の、昔の時間の底に残滓のようにこびり付いていた記憶を、時々鮮やかに思い出してしまうのか。これもやはり老化なのか。

仕様がない。そんな記憶は壺に入れて厳重に蓋をし、土に埋めて、踏み固め、重石を置いて二度と這い出てこないように隠しておこうか、でも、どうせそんなことをしても無駄な気もする。ならいっそのこと思いっきり思い出して、メモしておいて、週に一回教会で牧師さんの話を聴いているふりをしながら、というのは最近牧師さんの話が面白くないので、十字架に向かって罪の告白をしてこようか?

どんな記憶なのかって?そんなこと死んでも言わない。


不器用おじさん、パソコンを修理?する③

2017-05-24 23:20:21 | 日記・エッセイ・コラム

再びメモリー調査編

対応メモリーの再検索。やはり他の検索サイトも幾つかあった。でもこれがまた不親切というか、此方が素人すぎるのか、簡単に探せない。その中で一番簡単に欲しいメモリーにたどり着いたサイトがあった。在庫もあるようだ。ところが今度はそのメモリーの注文方法が分からない。メモリーの案内画面のどこにも「注文はこちら」という感じのアイコンが見当たらない。画面を戻っても、進んでもない。              なんでこうパソコン関係のメーカーのホームページというのはどこもかしこも不親切なのだろう。みんな同じように「素人は見るな」と書いてあるみたいだ。何処のホームページも円滑に用が足りたためしがない。

そこで、面倒なので電話をしてみることに。まあ、大抵のメーカーはホームページに電話番号など載せていないのが普通なので、期待しないで画面を探してみたが、これがすんなり下の方に出ていて驚いた。

どうせまたなかなか繋がらないだろうと思って電話。ところが重ねて意外な事にすぐ繋がった。でも例によって自動応答の録音ボイス。これも仕方ないと思って覚悟して付き合っていると一回番号と#を押しただけですぐ呼び出し音がなった。おまけにその呼び出し音も一回か二回で人間が出た。生きている本物の人間。珍しい!実に珍しい!

「あのね、〇〇のメモリーを注文したいんだけど、どこから注文画面へ行くの?」

すると、女性の声で

「商品名の所をクリックしてください」

ならそう書いとけよ!どこにも書いてないだろう、と思ったが、他に訊きたいこともあるので、此処は穏便に我慢我慢。

いくつか質問したが、すべて親切に答えてくれた。2ギガでもいいですが、4ギガを入れた方がいいかも知れません。4ギガ二枚にしなくても、それでも充分速くなるとおもいます、等。

 全体的にパソコン関係のメーカーの応対にしては上の部類。前にプリンターの修理で沖電気に問い合わせて、親切丁寧で驚いたことがあるが、それに次ぐ良い対応。仕事でやりとりの多い年金関係の役所?や事務所に聞かせてやりたい。なんたって散々自動応答で色々番号を押させておいて、何回も何回も呼び出し音を聞かせて、あげくの果てが「ただ今混みあってますので、暫くしてからかけ直してください」って、この間短くても5分以上、人間は一度も電話に出ないで門前払い、これで普通。頭にくる。もっとも最近の役所の電話対応はそういうのが多い。

 ところでその部品メーカーの売値と、某家電量販店の売値とどちらが安いか見てから買おうと思って何とかドットコムでもう一度検索。すると同じ商品が量販店の方がかなり安い。しかも2ギガと4ギガでは千円程しか違わないので、4ギガを買うことにした。将来的に、もっとも7年使ったパソコンに将来があるか否かは分からないが、今4ギガをプラスして速くなれば、さらに今入っている2ギガを抜いて4ギガを入れて8ギガにすれば速さだけなら新品同様になるかも知れないと思った。

 ともあれ、その4ギガを注文して、でもネットではなく近くの店舗で受けとることにして、その方が安くて速いので、翌日の午前中パソコンショップへ行ってメモリーを手にした。

 さらに素人おじさんとしては、そのメモリーが自分のパソコンに本当に合うのか否かの確信が持てず、パソコンの取扱い説明書を持って行っていて、サービスカウンターで、

「こういうのって万が一合わなければ交換してくれるの」

と訊くと

「初期不良以外は交換、返品不可ですけど、心配なら修理カウンターで確認してもらって下さい」

と商品明細を渡してくれた。

じつは私、出版社に勤めてた頃、このパソコンショップのチェーンで本を売ってもらっていて、営業で時々店舗にも行ったことがあるのだが、その時は実に無礼千万な社員がおおくて、もっとも、もう一つ競合パソコンショップの社員よりはまだましだったが、あまり良い思い出はない。でも、当たり前だが、客として行くと、どちらも態度は悪くない。

修理カウンターで型番確認。適合すると言うので、買ってきた。

 


不器用おじさんパソコンを修理?する②

2017-05-21 13:14:02 | 日記・エッセイ・コラム

メモリー調査編

 さてメモリーの増設である。まずメモリーとは何かからネットで調べながらパソコンの仕様書をみる。すると専門用語を調べたりしながら少々の苦闘はあったが、空きスロットに2ギガのメモリーを入れれば良いという所までは分かった。

 そこで満員電車でもあるまいし何とかドットコムとかいう某家電量販店のネットショップで検索。ところがこれが同じ容量でも色々種類があって、何を買って良いのか分からない。すると、世の中よくしたもので、自分のパソコンに対応する増設メモリーの検索が出来るサイトが幾つかあった。パソコンのメーカー、型番を入力するとその検索サイトを運営する部品メーカーで作っている対応メモリーが表示される。それをクリックして、そのサイトで買うか、何とかドットコムへかえってネットか店頭で買えばいいわけだ。 

 ところがそこでまたつまずいた。とりあえず調べた部品メーカーのサイトでは私の買いたいものはみんな販売終了になっている。きっともう古い機種なので対応商品が無いのだろうと思った。もっともだとも思わないが、PC関連商品は入れ替わりが激しい。パソコンは年に二回は新製品がでる。対応部品の需要も次々変わるのだろう。しょうがないと言えばしょうがない。前にプリンターが壊れたときもベルトが切れただけなのに部品は製造終了ということでたかが幅5㎜長さ50㎝ほどのゴムベルト一本が無いばかりに修理できず、粗大ゴミになった。

 仕様がない、買い替えるにはまだ惜しいパソコンなので、仕事に直接必要のないソフトを全部アンインストールして、軽くしてみてどの位速くなるか試してみようと思って、ハタと考えた。

 さっき調べた部品メーカーのサイトは販売終了になっていたが、他にも部品メーカーはあるかも知れない。またメーカー販売終了でも販売店には在庫が有るかも知れない。もう少し探してみよう。

 


たまには少し仕事の話

2017-05-21 12:56:37 | 社会保険労務士・行政書士

  先日、社労士関係の団体の研修。一年に一回、その年度の法改正部分の説明会がある。自分一人で法改正を追いかけるのは少々荷だ。研修会だと二時間程だが、一か所に集まって、その時間は集中できるので概ね頭に入る。毎年重宝している。

今年は喫緊で気を付けなくてはならない改正は雇用保険法位。その他にも年金関連など改正は多いが、開業社労士の日常業務にすぐに差し障りがあるものではない。それはまた必要な時に調べ直せばいい。とりあえず今は改正があったことだけ頭に入れておく。私の頭はパソコンにたとえると、容量は昔のフロッピーディスク並み。といっても最近はこのフロッピーディスクを知らない人が多いかも知れないが、兎に角極端に容量が少ないと思って貰えばいい。

ところで、いま盛んに話題になってる「働き方改革」関連の法案の提出はまだ先になるらしい。ただ、今の長時間労働問題対策。少し視点がずれてるような気がしている。

長時間労働の本当の問題は長時間労働それ自体もそうだが、それ以上に企業がその分の賃金を払わないところにある。最近騒がれた例をみても、飲み屋のチェーン、広告屋、運送屋、大企業から中小企業までまだまだ沢山あるが、みんな常に長時間労働と同時にその分の超過勤務手当や休日手当が正しく払われていなかったことが問題になっている。なかには労働組合まであるのに平然と労基法違反がまかり通っている会社もある。

 はなっから金を払うつもりがないのだから、長時間働かせる訳だ。この是正は法律を新しく作らなくても、現行法を厳しく運用すれば出来る。労基署も大変だろうが頑張ってもらわないと折角の法律が無駄になる。まあ、さすがに厚生労働省もしびれを切らしてブラック企業の会社名公開に踏み切った。

 勿論、長時間労働の禁止、罰則の強化等、法改正の必要はある。でもそれだけでは合法的強制労働とサービス残業が増えておしまい。まずは現行法の運用の問題だと思う。

 残業代が正しく払われる、そうすれば、残業時間は減っても賃金は増える、余暇の時間も増える、だから消費も増える。人件費が上がって物価も上がる。デフレは止まる。

どう?良いことばかりだと思うが。

 


不器用おじさん、パソコンを修理?する

2017-05-15 00:21:13 | 日記・エッセイ・コラム

 私は器用ではない。どちらかというと不器用だ。図画工作の成績はお情けのあひるさんだった。

 でも、親が忙しかったせいか、昔の子供は不器用でも自分で出来る事は自分でやった。親も危ないから止めろとは言わなかった。父から教わって水道の蛇口の修理、簡単な自転車の修理も部品を買ってきてやった。切れた電球や蛍光灯の取り換え位は当然。スイッチを切らないでやっていて感電したこともある。今では考えられないかもしれないが、それで危ないから二度とやるなとは言われなかった。

 「馬鹿な子やなあ、電気切らんとやったら感電するの当たりまえやろう!電気切ってからやれ、死んでしまうで」

 と叱られた。

 電気関係だと壊れたプラグやコンセントの修理もやる。今と違ってよくコードが切れたが、簡単に分解できて、修理もしやすかった。これもブレーカーを落とさないでコンセントをいじっていてヒューズを飛ばして叱られた事がある。よく死ななかったものだ。

 さて、二か月程前からパソコンの調子が悪い。兎に角遅い。電源を入れて初期画面が出るまでも遅いが、そこからクリックしてインターネット画面が出るまでが兎に角遅い。クリックして台所へ行ってコーヒーを入れて帰って来てもまだ画面が真っ白。

 その内、ワードやエクセルの呼び出しにも時間がかかるようになった。一度出てくると何とか動くので、騙し騙し使ってきたが、そろそろ限界だった。

 選択肢は幾つかある。今のパソコンも買って6年は経つ。買い替えてもいい時期だ。前のパソコンは8年目だったと思うがウーンと唸って急に画面が真っ黒になったままウンともスンとも言わなくなって買い替えた。バックアップを取ってなくて冷や汗をかいた。だからそろそろ買い替えるという選択肢。

 一度外から掃除をしたら調子がよくなった事がある。今度はカバーを開けて掃除してみる。これが第二の選択。

 遅くなった原因らしいと思われるものの一つは分かっている。メモリーの容量はわずか2ギガ。買ってからいくつかソフトも入れたし、自動更新のソフトもある。買った時は2ギガで充分だったが今は違う。空きスロットもある。確実かどうかは別にして、メモリーを増やせば少しは早くなるかもしれない。これをやってみるのが第3の選択。

 前の8年目で壊れたパソコンもハードディスクは生きていた。友人に教わってハードディスクドライブを取り出して、それを読み取る外付けドライブ(正式な名前は知らない)を買って来て読み取って覗いてみたら壊れていなかった。それで助かった。そのドライブたるやいまだに元気。してみるとかなり丈夫なものらしい。壊れたり調子が悪くなったら、少し勉強して、その部品だけ必要に応じて取りかえるというのもありかもしれない。第一安上がりだ。増設メモリーなど4ギガ5千円弱で手に入る。大して効果が無かったとしても傷は浅い。

 そこで久し振りに自分で修理?の道を選択。試にメモリーを増設することにした。

 続く・・・・