行政書士・社会保険労務士 大原事務所

人生も多分半ばを過ぎて始めた士業。ボチボチ、そのくせドタバタ毎日が過ぎていく。

とうとうファンヒーターを買い替えた

2017-04-27 23:29:30 | 日記・エッセイ・コラム

前にひっぱたいたら直ったと書いたファンヒーター。暫く前にとうとうくすぐっても蹴っ飛ばしてもいうことをきかなくなった。ウイーンとは唸るのだが、エラー表示が出て、暫くするとウンともスンともいわなくなる。掃除をしても駄目。

 仕様がない、買おうと思ってハタと考えた。多分遠からず地震がくる。電気が止まる。すると電気製品は使えない。東北の地震の時、昔ながらの石油ストーブが役にたったという報道があった。この際昔ながらの反射式石油ストーブを買うか?しかし、昔田舎で使ってた時はいくら焚いてもさっぱり暖かくなかった。でもあれは隙間だらけの古い家のせいかだったかもしれないが?

 思案すること2日。近くの量販店に行って店頭でまた思案して、結局今まで通りのファンヒーター。しかも木造12畳用という今までより1.5倍位高出力(というのかどうか知らないが)の物を買った。歳を食ったせいか、最近寒さが身に染みるのだ。

 買ってきて3週間くらいか?暖かくなった。暖房器具は必要ない位暖かくなった。日中などどちらかというと暑い。畜生!蹴とばしてやろうかと思うが

当然にしてファンヒーターに罪はない。


老いたか?

2017-04-18 23:41:25 | 日記・エッセイ・コラム

マグカップが消えた

10日程前突然マグカップが消えた。

手品ではない。テーブルにあった物が目の前で消えたわけではない。午前中は確かにあった。仕事をしながらコーヒーを飲んでいた。パソコンの左側のテーブルの上にあった。そして空になった。昼には少し間があったので、もう一杯飲もうと台所に降りた時、携帯が鳴った。仕事の電話。少し時間がかかった。一応問い合わせには答えたが、やや正確性に不安があって、確認しようとパソコンに戻った。解答に間違いはなかった。

時計を見ると昼。ありあわせの物で昼食を食べながら、毎日の習慣になっているテレビ東京の外国TVドラマを見る。見終わって仕事部屋に帰る。パソコンテーブルの左にマグカップがない。

アッ、さっき下に降りた時、持ってったと思って、台所に行ったがどこにもない。リビング、玄関、洗面所、もう一度台所、戻って仕事部屋、まさかと思って寝室、あげく外の車の中、全部捜すが何処にもない。加えて記憶がない。確かに台所に持って降りたはずだが、そのあたりからマグカップに関する記憶が全くない。真っ白なのだ。

外真っ赤、内側真っ白の陶製。真っ赤なマグカップなど私が買った訳では無い。女房が新しいものを買って使わなくなったものを、丁度自分の物を割って、持ってなかった私が使っている。かれこれ10年。厚手で丈夫。

それにしてもあれから10日。そのうちとんでもないところから出てくるに違いないと思っていたが出てこない。家の中何処にもない。どっかにあるはずなのに。それより問題だと思うのは、何度記憶をたどってみても全く記憶がないことだ。手がかりもない。

こんなこと以前は無かった。大抵の場合、すぐ思い出せなくても何度か記憶をたどるうち、かすかな手がかりを思い出して、それを手繰って行けば出てくることが殆どだった。外でなくしたものでも、多分あのあたりで落としたというような見当はついて、大抵は手元に戻った。実際家の中で行方不明になってそれっきりという物はこのマグカップが初めてだ。

いささかショックである。あの日の午後からマグカップの記憶は見事に真っ白だ。

生活に支障はないものの、目が衰え、心臓が悪くなり、耳もあやしい。加えて記憶もあやしくなったか?

老いるということはこういうことなのか?

「老よし男(およしをは)はかくのみならし」

19歳のころ読んだ山上憶良の歌の断片をふと思い出した。その頃は自分の「老よし男」など想像もしなかった。


また病院探し

2017-04-02 00:08:49 | 日記・エッセイ・コラム

 今度はめまい。

 本当に色々なところが悪くなる。めまいは多分耳のせいである。耳鳴りもある。前に総合病院の耳鼻科に行っていたので電話すると、二年経ってるからまた初診料の他に三千いくらか選定医療費というのを取るというし、少し遠い上に、予約を取ってもたっぷり待たせるので、その病院は止して、自宅近くで探すことにした。そこで病院検索。評判の良い病院をさがす。一つ見つかった病院の近くに知人がいたので訊いてみると、近隣の評判はいい。実際はどうなんだろう?行ってみた。

 受付は驚く程無愛想である。自動ドアが開いて中に入っても、人が前に立っても、挨拶もない。何だという感じで目を向けるだけ。

 「初診ですが?いいですか?」とこちらから下手に出て声をかける。

 「保険証を出して、座っていいですから問診票を書いて下さい」

 椅子は空いている。座っていいのは当たり前だろう。変な奴と思ったが、この程度の無礼、最近の病院ではよくあるので腹は立たない。でもその後、診察が終り、会計して病院から出るまで、その受付にたむろする2~3人の事務員は何をするにもずっと怒ったような仏頂面だったのにはおどろいた。普通の会社や客商売だったら許されない無愛想さ。一日でもいいからハンバーガー屋か、浦安にある西洋ネズミの夢の国でアルバイトでもしてくればいいのに。

 医者と、検査担当の技師は普通か普通以上だった。それは良いのだが、3~4人いる看護師の一人が信じられない位変な奴。

 診察室の中に呼ばれても、もう一つ待合室があって、そこで待っていると。その看護師が私の名前を呼んだ。私が立ち上がると、斜め前に来て、この女、仏頂面でいきなりこうのたまう。

 「検査してほしいんですか」

 私は患者。しかも初めての患者に向かって、いきなり「検査してほしいんですか」とはどういうことなのか?意味が分からなくて

 「はあ?」と訊き返した。

 「だから、検査して欲しいんですか?」

 女の看護師君、あくまで上から目線できいてくる。

 「検査って?」と私。

 耳鼻科に検査は付き物とはいえ、私とすれば、診察も無しに、全く説明もなく、検査と言われても意味が分からない。

 すると看護師君実にふてぶてしく「何をして欲しいんですか?」ときた。

 此処にきて、さすがの私もムッとした。でもここで怒っては損である。医者などペン先ひとつで適当な理由を付けて検査項目を増やせばこちらの支払いが高くなる。そこで感情を押さえて、でも最後の方は少し大声になって

 「何をして欲しいんですか?って・・・・・・治して欲しいんだよ」

 まわりの視線が集まった。

 でも、これってどうなの?私が悪いの?その看護師が悪いの?まわりの視線は私を非難する視線ではなかったような気がするが・・・・・。

 此処が近辺では評判の耳鼻科だという。患者も多い。まあ、この看護師と受付以外は良い方だと思うが。

 最後に金を払って帰ろうとしたとき、実に事務的に、全く感情のない声で「お大事に」と挨拶された日にゃあ、かえって驚いて尻のあたりがくすぐったくなった。