行政書士・社会保険労務士 大原事務所

人生も多分半ばを過ぎて始めた士業。ボチボチ、そのくせドタバタ毎日が過ぎていく。

やっぱり志ん生は面白い

2018-08-20 00:31:22 | 日記・エッセイ・コラム

 古今亭志ん生という噺家さんがいた。

 1973年に鬼籍に入った。

 資料を見ると1967年の上野鈴本が最後の高座と書いてある。

 私が東京に出てきたのは1972年のことだから生では一度も聞いていない。1973年、そういえば志ん生が死んだというニュースをTVで見た記憶がある。

 ところで先日図書館でCDを見ていたら、聞いた覚えのない噺の入った志ん生のCDがあったので、それを借りたついでに他の志ん生も少し借りてきた。以来少しずつ借りて来て、あらためて聞き直している。「聴きなおす」と書けという人がいるかもしれないが、私は落語は「聞く」ものだと思う。

 メモを取りながら一生懸命聴くという人もいるようだが、そんな事をしていると、志ん生に限っては間違いなく

 「お止しよ、そんな野暮は」

 というに違いない。そんな気がする。

 息子の古今亭志ん朝がまくらで

 「えーっ、落語という物はぼーっと聞いていただくのが一番」

 というようなことを時々言っていたと記憶する。

 落語なんてそんなに一生懸命聴くなよ野暮だな、といっているようで、そこが粋でそこが楽しい。ぼーっと聞いていると何時もどこが新鮮でどこか楽しく聞ける。噺家修行をしようというわけではない。それで充分。ただ話す方は、志ん生も志ん朝も稽古を怠らなかったという話は周辺の人が書いたり話したりして残している。まあ、それをいうのもまた野暮と言うことになるのだろうが。

 昔聞いた志ん生のライブ録音に出囃子の「一丁入り」が流れた途端(まだ本人の姿は多分客に見えていない)に拍手が起こり、本人が見えると笑いが起こる、というのがあったが、志ん生を寄席で生で聴いた人によると、志ん生は見ているだけで面白かったという。

 私も部屋の電気をおとした寝床でCDを回して目を閉じていると、「一丁入り」が流れた途端、なんとなくにやけくる自分がわかる。そして何度聞いても、同じところで笑ってしまう。もう完全に覚えてしまっているようなほんの小話でも同じところで吹き出してしまう。

やっぱり志ん生は面白い。


お盆

2018-08-15 00:12:05 | 日記・エッセイ・コラム

 私は仏教徒ではないが、お盆の風習は概ね理解しているし、積極的にやろうとは思はないが、反対もしなければ、あながち無関心でもない。

 という訳で、13日朝起きて考えた。

 仕事はある。でも急ぎでは無い。今週中に作れば良い書類が2件。どちらも複雑ではない。HPを作ったり、チラシを作ったりという営業の仕事はあって、やんなくてはいけないが、これも絶対すぐにやんないとけないという仕事ではない。

 だから考えた。お盆に仕事するのか、休むのか?

 同業の友人に電話した。

 「事務所は15日まで休むけど、私は15日仕事する」

 近所は静かである。町工場は二軒とも休業の様子。世の中も近所は静か。学校が休みのせいもあるが、いつもの月曜朝の喧騒がない。みんな休み?

 といいう訳で、私も仕事は止すことにした。15日まで休む。但し、何処かへ出かける訳では無い。日曜から家のなかの模様替えをしていて、暑くて中断したのだが、その続きをゆっくりやることにした。


暑い!とにかく暑い!!

2018-08-01 11:02:20 | 日記・エッセイ・コラム

 台風一過は一家ではないと知ったのはいつ頃だったろうか?台風が来て、学校が休みになるかと思ったらならなくて、朝、母に叱られ、泣きながら宿題をやっつけて、ブツブツ言いながら学校へ行く道すがら、今朝ラジオ(まだTVが家になかった)で言ってた台風一家のお父さんやお母さんは何処にいるのだろう?兄貴は意地悪だから要らないけど、などと考えていた記憶があるから少なくとも小学一年の時は台風一家だと思っていたのだろう。

 ところで、台風一過。60年以上生きて来て、見たことないような進路をたどり東から西へ移動して、関東から遠ざかった台風のあと、暑さがぶり返してきた。暑くて夜眠れない。

 寝室にエアコンがない。嫌いだから良いのだが、此処まで暑いと眠れない。室内の温度は夜でも軽く30度を超えている。二階なので、窓をあけ、扇風機を回してなんとか寝るが、すぐに目が覚める。一度覚めたら後なかなか眠れない。仕方なくリビングへ下りて、エアコンを点けて、1~2時間、何とか眠るが、私はこれでは熟睡できない。よって、エアコンのタイマーが切れて目が覚めるころには、窓を開け扇風機を回していた寝室も少しは涼しくなっているので、寝室に戻って今度は朝までぐっすり眠る。

 ああ、もう少し涼しくならないかなあ!