行政書士・社会保険労務士 大原事務所

人生も多分半ばを過ぎて始めた士業。ボチボチ、そのくせドタバタ毎日が過ぎていく。

再び後期高齢者に間違われた!怒!

2016-05-31 23:42:10 | 日記・エッセイ・コラム

 先日泌尿器科の病院に行った時のこと。散々待たされている間、隣に老夫婦が座っていた。亭主の方は杖がなくては歩くのも儘ならない様子、立ったり座ったりも一々女房が手を貸していた。医者に診察室に呼ばれた時も二人で入って行った。もっともどっちが患者なのか、二人ともかは分からない。
 暫くして、二人で出て来て、その間に二人隣同士で掛ける席が無くなって、亭主の方は何処か他の所へ座った。気付けば私が席を譲ったのだが、その時は気付かなかった。つまり、その夫人と私が隣同士で座ることになった。
 私はうつむいてずっと週刊誌を読んでいた。その私の頭の上から声がした。
 「こちらがご主人?」
 看護師が夫人に声をかけている。夫人が仕草で否定している様子を視界の隅に感じる。看護師にはそれが分からなかったらしく、かさねて声を掛けた。
 「こちらがご主人ね」
 今度は断定口調だ。しかもその主人というのは私のことを指しているらしい。別に夫人に文句はない。でもその人はあきらかに後期高齢者のように見える。夫婦にしては年齢的に私とは合わないと思う。私は顔を上げて、何だ俺に言ってるのか、というような怪訝な顔で看護師を見た。看護師は明らかに私を夫人のご主人と誤解していた。
 横で夫人が強く首を振って否定して、少し離れた所に座っていた亭主を指さした。
 看護師は「もう一度二人で診察室へ来てください」と言って、一人で診察室に消えた。
 夫人に文句はない。間違えたのは看護師だ。でも看護師は私に一言もない。間違えたのだから、失礼、の一言くらいあってもいいと思うのだが、なかった。最近こういうことが多い。私のまわりだけなのか、それとも日本中がそうなのか。
 「失礼しました」くらい言えよ。
 というか、問題は私がかなり歳の差のある女性の亭主と間違えられたことだ。私はそんなに爺さんに見えるのか?先日は区役所で後期高齢者に間違われたし、頭くるなあ!

 


この無礼者!!

2016-05-26 23:25:06 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日、ついでもあったので自分の国民健康保険の事で訊きたいことがあり、区役所に行った。窓口で番号札を引いて待つ。空いていたので10分程で呼ばれた。少し質問して、関係する資料を下さいと言った。その会話中おかしいなと思う所があったので、間違いないですよね、と念をおした。するとその窓口氏、私に向かって言いやがった。
 「後期高齢者の方ですよね?」
 私は、耳を疑った。後期高齢者とは原則75歳以上の人のこと。私は62歳である。世が世なら“そこへ直れ、この無礼者!手はみせぬぞ!”と叫ぶところだ。
 毎晩約1時間のストレッチや筋トレを欠かさない。持病はあるが、体力には自信がある。友人と温泉に行った時など私の裸を見た友人に「お前、60過ぎたら過激な筋トレは止めた方がいいよ」といわれるくらい筋肉もついている。持病で入院したときも、手術台で半裸になった私を見て「何かスポーツしてるんですか」と担当医から訊かれた。そのくらい身体もしっかりしている。年齢に比べ自信がないのはただ一つ頭髪だけだ。
 窓口氏は私と同年代かやや高齢と思える爺さん。そんな奴から後期高齢者かと訊かれる所以はない。
 「それ、私のことを言ってるの?」やや怒気を含んだ声で言い返した。
 窓口氏は少し鼻白んだ様子で「おいくつですか?」 と訊いてきた。
 「63、いや、62歳だよ」
 あまりに興奮して自分の年齢を言い間違えた。
 この窓口氏、明らかに自分の間違えたことと、私が少なからず気分を害したことを自覚したのだろう、私を見る目が泳いでいる。当然だ。普通の人なら私を75歳以上に間違える訳がない。第一彼は先程からパソコンで何度も私のデータを見ている。ところが明らかに間違えておいて謝らない。普通、失礼しました位は言ってもいいと思うのだが、どうぞ、と言って資料をよこしただけだ。
 最近歳食って短気になったといわれるが、私は基本的に温厚である。人はそれを弱気ともいうが、なるべく抑えるところは抑える。この時も抑えた。かなりの年齢での窓口業務。最近はやりの短期契約公務員かもしれない。もしかしたら派遣かも?文句をいう相手ではない。
 それに、なるほど私は昔から老けて見られる。18歳の時、あまりに多くてみっともないと言って母が私の白髪を抜いてくれたことがある。でも五分もすると、「こりゃいかん。全部抜いてたらきりがない。お前禿になる」と言って止めた。そのくらい若い時から白髪も多かった。
 やはり18歳の時、大学のサークルに入ろうと思って、目当てのサークルの部屋に行った。誰もいないので待っていたら、入って来る学生がみんな私に敬語を使う。なんて礼儀正しいサークルだと思ったら違っていた。
 少し話した後「あなた何年生ですか?」と訊かれたので
 「1年生です」と答えると
 「てめー!ふざけんじゃねえ。何だその老けた顔と態度は!てっきり上級生かOBだと思ったじゃねえか!敬語使って損した」と、私が悪いわけでもないのにひどく怒られた。
 「若い時から老けている人は、年取ってから若くみられるよ」と慰められたこともあるが、あれは嘘だったようだ。歳を食ったら食ったで実年齢以上に老けてみられる。

 


イタリア風サンドイッチ

2016-05-25 23:06:40 | 日記・エッセイ・コラム

 ネットで調べると、イタリアのパニーニというサンドイッチを焼いたものがパリで流行ったとかなんとか書いてある。それをイタリア風サンドイッチと言ったらしい。

 40年以上前、私は19歳の学生だった。アルバイトをしながら大学へ通っていた。奨学金をもらっていたから、月に1万から1万5,000円も稼げれば何とか授業料を払って自活できた。当時時給が100円から120円位。1日5時間働けばなんとかなった。授業が終わって、5時から10時まで学校の近くの喫茶店でアルバイトした。もう少し働きたかったのだが、オーナーが良い人で授業が早く終われば早い時間から働かせてくれた。土曜の午後などは好きな時に来ていいよ、と言ってくれた。
 アルバイトを始めて暫くして
 「教えてあげるからカウンターに入ってくれない?」と言われた。
 飲み物や簡単な料理を作れというのだ。簡単な料理と言っても、私は自炊などしたことがなかった。包丁も小学校の家庭科の授業以来握ったことがなかった。
 「無理ですよそんなの」
 「まあ、ウエイターさんって約束だから無理にとは言わないけど、人生無駄になるものはない。覚えられるときに覚えといて損はないわよ」
 という訳で、まず自分の賄いを作ってごらん、と調理を始めた。毎日、自分の賄いを自分で作る。一品客に出せるもが出来る様になると、次へ進んだ。二、三か月でなんとか一通り覚えたと思う。
 ピラフという名のチャーハン。どういう訳か日本の喫茶店ではチャーハンをピラフといった。客もそれを認めていた。次にドライカレー、続いてパスタ料理。サンドイッチや色々なトーストも作ったが、その中にイタリアンサンドというのがあった。
 少し厚めに切ったパンを薄くバターを塗ったホットサンドメーカーの片方の鉄板の上に載せる。その上にまた軽くバターを塗って、バナナを薄く切った物を敷き詰める。さらに少し厚めに切ったボンレスハム。その上にカレーパウダーをたっぷり振りかけて、少し厚めに切ったチーズを二切れ置いて、ホットサンドプレートに溢れそうになった具の上にもう一枚のパンを載せて再び薄くバターを塗ったホットサンドプレートのもう一方でギュッと抑えるように挟む。弱火で両面を少し焦げる位まで焼いたら出来上がり。
 中身をホットサンドメーカーから取り出して斜めに二等分するとカレーと、バナナ、ハムに溶けたチーズ匂いが食欲をそそった。
 「このイタリア風ホットサンドって何?」
 客からよく聞かれた。皆知らなかった。オーナーに名前の由来を聞いたことがあるが、知らない、ということだった。とてもイタリア料理に関係があるとは思えなかった。
 入っている具材を説明して、それをパンで挟んで焼いたもの、というと、少し考えて、客の殆どはオーダーしなかった。イタリア風ホットサンドというのが具体的にイメージ出来ないようだった。メニューの中では値段も高かった。でも一度注文してくれた客は時々リピートしてくれた。私もすきで、自分の賄いように時々つくった。美味かった。
 先日、久し振りに家で作ってみた。パンに薄くマーガリンを塗って、その上にバナナ。カレー粉をたっぷりふりかけてスライスハム。ホットサンドメーカーがないので、そのままオーブントースターへ。下のパンに少し焦げ目がついたところでとろけるチーズを載せてスイッチを切って、後は余熱でチーズが溶けるのを待つ。
 家にある材料だけで作ったので、形は昔とはかなり違うオープンサンド風。でも味は殆ど同じ。美味かった。
 例によって、息子は拒否反応。
 「バナナ、カレー、ハム、チーズのトースト?要らねーよ」
 「上等じゃねえか、作ってやんねーよ」

 


タイカレー

2016-05-22 22:50:08 | 日記・エッセイ・コラム

 料理は好きだ。男にしてはマメにする方だとおもう。ところが最近サボっている。仕事は暇だから時間はあるのだが、どうもだらけている。

 身体を悪くしてから、食事には気を付けていたのに、このところ手抜きがひどい。毎日のように缶詰。

 昔の定番の鯖缶やサンマのかば焼きのほかに、おかずの缶詰を売っている。殆ど100円から120円位?豚大根だの鳥大根、切干大根の煮つけなんかがあって初めて五つ程買ってきた。ついでにタイカレーというのも一缶。これも初めて。

 さて、その缶詰をそのままご飯の上にあけて、何とか丼のようにして食べる。実に安くて簡単。でも身体に言い訳ないよね、多分。

 一日に一食を缶詰ですませる。大根シリーズは美味かった。

 ついでタイカレーを食べる。鶏肉の入ったやつ。ネットを見たら美味いと書いてあったので期待したのだが、私は駄目だった。匂いが好みではない。香辛料なのだろうが、なんの匂いか分からない。多分タイカレーとはそういう匂いのする物なのだろう。とにかく普通のカレーの方がいいや。普通のカレーの缶詰ってあるのかなあ?レトルトが有るのにわざわざ缶詰にしないか?


尿のにおい 結果編

2016-05-18 22:57:21 | 健康・病気

 さて、前回散々待たされたので、今度は診療開始時間丁度の9時を少し過ぎた頃病院へ。
 でも遅かった。前回より待ち人数は多い。患者は待合室から溢れ、エレベーターホール近くまで椅子をだして座っている。30人は超えていたのではないか。あまり多いので数える気もしなかった。
 診察券を出して
 「どの位待ちます?」
 「一時間以上は・・・・・・・」
 聞くだけ野暮?そういう答えしか出来ないだろう。二時間は待つだろう。こちらも前回の教訓がある。じっと待っていても仕方ない。朝飯を食べないで出てきた。本も持っている。ゆっくり食事をしてまた来ることにしよう。
 「じゃあ、一時間位してまた来ます」
 さて、55歳の頃、身体を悪くしてから、暫くしてタバコを止め(なんだかんだでその後も一年はたまに貰いタバコを全部で4,、5本吸ったが)、かなり経ってからは酒も殆ど飲まなくなり、食べ物も身体に悪いと思われるものは極力避けるようになった。
 いわゆるジャンクフードはずっと食べていなかった。でも朝の9時では開いていてゆっくりコーヒーを飲みながら読書できる店はハンバーガー屋かドーナッツ屋。実に久し振りにハンバーガーを食べてみようと店にはいったが、いざとなると気が進まず、コーヒーだけで一時間をすごした。
 病院に帰って
 「帰りました、あとどのくらいか分かります?」
 「一時間はかからないと思いますけど、分かりません」
 前の答えよりはいい。
 自分の持ってきたのは、仕事の本。飽きたので、待合室の週刊誌に手をのばす。サラリーマンの頃からこの手の雑誌はあまり読まなかったが、自営業になってからは絶対と言っていい程読まなくなっていた。でも最近はタレントだの、政治家だの、と下ネタとセコネタが続く。たまに読むには面白い。週刊文春と新潮があったのでパラパラとめくって、目立つ記事だけざっと読んだところで呼ばれた。30分程経っていた。
 診察室に通る。医者は人の顔もみないで、
 「検査の結果が出てます。何もないですね。培養しても雑菌もでません。蛋白も血液も出てませんので心配ないでしょう。また何かあったら来てください」
 言外に心配ないから早く帰れ、忙しいんだ、何も訊くなオーラ全開である。何もないのは良いのだが、それだけかよ、という感じ。尿のにおいの話など全くない。
 「でも、物凄いにおいの尿でしたよ!」
 「そんなこと言われても、異常がないものはないですよ」
 「今飲んでる薬の影響ということは考えられえますか」
 「薬?」
 そこで初めてカルテをひっくり返して問診票の記載事項をさがしているふり?飲んでいる7種類の薬は書くのが面倒なので看護士がコピーして問診票に貼り付けたはず。いったいこの医者、問診票を見てるのだろうか?薬を確認した様子は全くなく、
 「薬の事は薬剤師か薬を出したドクターに訊いて下さい」
 これで良いの?医者はサービス業だと思うが、なんかこの医者釈然としない。なるべく早く目の前の患者を捌きたい感じが溢れている。よけいなことは一切言いたくない様子。藪だとは思わないが、お金払いたくないなあ。