行政書士・社会保険労務士 大原事務所

人生も多分半ばを過ぎて始めた士業。ボチボチ、そのくせドタバタ毎日が過ぎていく。

尿のにおい

2016-04-28 15:32:49 | 健康・病気

 暫く前は度々あったが、最近は何度も夜中にトイレに起きることはなくなった。せいぜい1回。起きない日もある。年齢から言って、夜間の尿意は当たり前だと思うが、尿漏れ防止体操とか、膀胱を柔軟にする訓練とか、色々やっているせいかもしれない。寝る前に水分をとるのも止した。そのかわりでもないが、昼間は頻回にトイレに行く。

 夜中に起きなかった日の朝の尿の量はおおい。自分でもまだかよと思うくらい出続ける。

 ところが1ヵ月程前、朝トイレに行って放尿した時、尋常でないにおいがした。とにかく臭い。アンモニア臭だけでなく、それに薬が混じったような酷いにおい。思わず呼吸を止めた。片手で一物を支えたまま、もう一方の手で鼻をつまんだ。60年以上生きて来て、いままで嗅いだことのないようなすさまじいにおい。少し色もついている。ウイスキーを薄くしたような色。

 また何か病気か?と暗い気持ちになった。こんなにおいの尿が出て、まともな訳がない。溜息がでた。というのも55歳を過ぎたころから身体中傷んできた。持病があって毎日沢山薬を飲んでいる。三か月に一度は病院に行く。加えて歯は仕方ないにしても、眼だの耳だのに支障が出て、その度に暫く通う病院が増え、薬が増える。病院疲れというか、ふと、もう新しい医者も薬もいいや、どうにでもなれ、と思ったりする。

 さて、尿である。病気か?という思いもあったが、まさか?という思いもあった。そこで少し様子を見ることにした。

 コーヒーとトーストにヨーグルトだけの朝食。食欲は普通にある。一時間後おそるおそるその日二回目のトイレ。普通の量の尿は出た。においはなかった。その後何度も尿は出たがにおいはなかった。

 一時的なものか?尿のにおい以外に症状はない。何でも無いな、そう思った。でも次の日の朝、また強烈なにおいの尿がでた。昨日より凄い。水を流してもにおいが残っている。トイレには使わない玄関のスプレー式の少し強い消臭剤を持って来てトイレに噴射した。

 「さて、どうしたものか」

 とりあえず事態は少しだけ深刻さを増したようだ。


拝啓 新入社員諸君③

2016-04-18 16:44:18 | 社会保険労務士・行政書士

 5月病とかいって、4月に入社した新入社員が、まず辞めたくなる最初の時期がもうすぐやってくる。

 だから、少し早いが転職の話。

 最近のブラック企業は別にしても、昔から労働基準法など守らない会社は多かった。残業手当を付けない。付けても定額。何時間残業しても給与は同じ。有給休暇を取らせない。そんなのはいくらでもあった。今でもある。余程善良な会社か、労働組合の強い会社でもなければ、大なり小なりどこにでもあると思う。それを我慢しないとするなら辞めなければならない状況に追い込まれることもあるだろう。

 だから、何処かで我慢しなければならないのだが、何がなんでも我慢しろというつもりは無い。奴隷になってまで働く必要はない。ブラック企業で我慢していて、自殺するまで精神的、肉知的に追い込まれる人もいる。自分の権利は自分で守るべく行動し、主張するべきだ。

 ただ、難しいのは嫌になったからといって、すぐにやめていたら、何時まで経ってもキャリアは積めないことだ。何処へ行っても、何時まで経っても新人扱いということになる。

 だから、私の経験から、少し早いが、転職の時、絶対守るべき大事な原則を一つだけ。

 「会社は移っても職種は変えるな」

 これは私が言いだした言葉ではない。大昔から言われている言葉だ。それだけに真実がある。これを守れば、会社は移ってもキャリアは積める。一つの仕事の専門家になれる。そうなれば会社での地位も上がる。何かあって会社を移る時も有利である。移った会社でも評価される。だから最低限これだけは絶対にまもるべきだと思う。


拝啓 新入社員諸君②

2016-04-16 22:02:20 | 社会保険労務士・行政書士

 私が卒業した1976年頃は、所謂新人類新入社員のはしりだったかもしれない。とにかく社畜となって終身雇用の会社で働くのが正しいと考える学生は少なくなって、そんな事に価値を見いだせない学生が増えていた。だから公務員になった奴は別にして、民間会社に入ったやつは短期間で辞める奴も多かった。私の友人などは面白い理由で辞める奴もいた。

〇入社一ヵ月で、朝の満員電車に乗るのが嫌になったと言って止めた奴。

〇毎朝朝礼で社歌を歌うのだが、社員の一人が毎朝前に出て音頭をとる。順番にまわって来ていて、明日は自分の番という丁度一週間目の日。耐えられなくて辞表を出したという奴。

〇同じく順番にまわってくる朝のスピーチが嫌で、自分の番がくる前に辞めた奴。

〇自分にサラリーマンは無理だったと言って半年ほどで田舎に帰って、農家を継いだ奴。

 辞めはしなかったが、社内運動会と社員旅行は風邪で休むというのもいた。

 もちろん一般には、給料が安い、労働条件が約束と違う(多くがサービス残業の押し付け)等、今と同じような理由でやめる人も沢山いたと思う。

 ただ、今と違うのは、会社を辞めて暫くバイトで暮らしたり、やりたい仕事に就くためにバイトしながら専門学校に通ったりしても、その後就職する気になれば、たやすく正社員の就職口はあったことだ。

 その頃は基本的に契約社員という概念は無かった。派遣法などまだなかったから、派遣会社の派遣社員という概念もない。あったのは正社員かアルバイト。何度転職しても就職しようと思えば基本的には社会保険完備の正社員になれた。

 何時からこんなに労働者に不利な社会になったのか?労働者派遣法ができて、どんどん雇用に係る規制がなくなった頃からだと思うが、今の労働者は大変だ。一度正社員コースから外れると、なかなか元には戻れない社会になってしまった。もっとも日本人の有業者の約82%が被雇用者というから、全く同じではないにしても、有権者の8割がサラ―リーマン。つまり今の政治を選んでいるのはサラリーマン。労働者自身なのか?


新入社員諸君①

2016-04-15 23:03:10 | 社会保険労務士・行政書士

 以前に書いた覚えもあるが、サラリーマンの頃、この時期になると不思議に思ったことがある。電車の混み具合。4月の初めから妙に混み始める。これは当たり前だと思う。だって新入社員が増えるのだから。日本中で何十万人か知らないが、新しく朝の通勤ラッシュに参加する。混むのも当たり前だろう。

 不思議なのはそれが5月の連休明けぐらいから元に戻ることだ。彼らは一体どこへ行くのか?毎年考えた。ある程度は早々に辞めてしまうのか?それでは食っていけないと思うのだが。

 私が卒業したのは昭和51年。オイルショックで酷い就職難だったはずだが、今の様に変な大変さは無かった。今は一度正社員としての就職を逃すと、契約社員、派遣社員、アルバイトとしてしか労働市場に入って行けないようだ。ある程度歳をとればわかると思うが、これは結構大変なことだ。贅沢言わないで正社員で入れてくれるところがあればそこへ行って、あとは我慢である。勿論ブラック企業で奴隷になってはいけない。ただ労働条件に文句があっても辞めないで社内でも、社外でもいいから労働組合に入ってそこで会社と交渉する手段もある。まあそれも大変だが・・・・・・・。

 10年ほど前、息子が中学の時、社会の授業で職場体験とかいって、ある会社で仕事の体験をさせてもらったことがある。僅か三、四日の仕事を経験して少し大人になったと思ったか、生意気になった息子が家に帰って私に訊いた。

 「お父さん、お父さん、サラリーマンにとって給料とは何だと思う?って会社の人に訊かれたんだ、その人何といったと思う」

 「何だって」

 「我慢代だって」

 確かにそのとおりだが、中学生相手に何と夢の無いことを言うのかと思った。でも殆どの人が自分の望む職業に就ける訳では無い。だとすれば、これはサラリーマンはみんな肝に銘じておくべき言葉かもしれない。

― 給料は我慢代 ―

 


TVがつまらない

2016-04-12 16:24:37 | 日記・エッセイ・コラム

 最近どうにもTVがつまらない。これも歳のせいなのか。老人性鬱というやつは全てがつまらなくなるという。まあ、鬱ではないが。

いやならTVは見なきゃいいのだが。たまに何か面白い番組はないかとチャンネルをいじったりする。でもニュース番組と外国のTVドアラマが一本だけ。それ以外、見たいものは皆無といっていい。昔はスポーツ中継位見ていたが、それも今は前振りだの解説だのが五月蝿く、先日は試合が始まる前に消した。結果だけネットでみる。

 今、アメリカでは若い人を中心に全国ネットのTVを見る人が殆どいなくなった、というのを聞いたことがある。その内日本もそうなるのではないか。

 新聞は取っていない。ニュースはネットかTVだ。だから朝はニュースが見たいのに、これが殆どワイドショーという奴。よけいな情報が多くて肝心な情報は薄い。  

専門家が出てきて解説ならまだ少しは聞けるが、ほとんどが違う。自分ばっかり前に出てくるアナウンサー。あなたの意見ではなく事実が知りたいだけだ。訳の分からない芸能人がしたり顔で自分の意見という名のただの感想を語るのにも閉口する。政治家が出てくると大声で罵り合うだけ。こんなことが夜も続く。ゴールデンタイムのドラマはもう何十年も見ていない。

そこで、宣言!TVよ、さようなら。寂しくなったらネットかラジオ。