行政書士・社会保険労務士 大原事務所

人生も多分半ばを過ぎて始めた士業。ボチボチ、そのくせドタバタ毎日が過ぎていく。

変な夢②

2015-01-30 11:38:49 | 日記・エッセイ・コラム
 夢の話の続き。
 朝起きるとどういう訳かどこかの刑務所に居る。死刑囚になっている。何となく食堂へ行って最後の食事という状況。
 それが、最後の食事の割にはまるで豪華さがない。アルミのお盆に、アルマイトの食器。主菜が一品、副菜がついて、あとはコッペパンに袋入りのジャムと脱脂粉乳。小学校の頃の給食だ。でも夢のなかの私は文句も言わないで普通に食べる。
 食べたあとトイレに行く。トイレから出て時計をみると8時。刑の執行は10時だと思っている。残りの人生はたったの2時間。
 いろんな事があったなあ。それにしても最後が死刑とは珍しい人生だ。
 ぼんやりそんなことを考えている。
 これで人生が終わるなんて嘘だろう。
 嘘だ。嘘にちがいない。
 ぼんやりそう思っている。
 ここで目が覚めた。
 温かい布団の中で、嘘だよね。ほら、やっぱり嘘だった。

 妙な夢だった。フロイトは何と言うのだろう。大阪に高校時代からの友達で大学で心理学の講師をしているのがいる。今度奴に聞いてみよう。

変な夢①

2015-01-29 21:29:29 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日、夢を見た。奇妙な夢を二つ。二つの夢は全くつながらない。
 その一つ。
 もう10年以上も付き合ってる女友達がいる。付き合ってるとはいっても年に数回酒を飲む程度。それだけ。器量も気立ても良い。でも小生、その子を口説いたことはない。向こうもその気は無いようだし、こちらも不思議とその子とややこしい関係になりたいと思ったことがない。
 その子に夢の中で口説かれた。しかも夜、路上だか、公園だか、兎に角屋外だ。やたらに積極的に口説いてくる。現実にはあり得ない状況。
 「止せよ、こんな所で」
 とかなんとか言ってるのだが、小生もまんざらではない。彼女もやめない。
 「仕様がないなあ、一寸待てよ」
 散々に歩いて懸命にホテルを探した。ところがどういう訳か全く見つからない。この辺りが夢の夢たるゆえんか。
 やっと見つかったと思ったら目が覚めた。

 酒好きの男が酒を見つけて、寒い時期だから熱くしてゆっくり飲もうと燗をしている間に目が覚める。
 「しまった。冷やで飲んどきゃ良かった」
 という小話がある。

 もう一つは、小生が死刑囚になった夢。
 朝起きると、どういう訳か死刑囚になっている。刑の執行時間は午前10時。この話はまた後日。

年金事務所へ行く②

2015-01-25 17:37:43 | 日記・エッセイ・コラム
 年金の受給手続きへ行った事は書いた。足りなかった書類をそろえてもう一度行った。無事手続き終了。
 さて、自分の年金記録を詳しく見てみる。国民年金の未納が30か月あまりある。二十歳を過ぎた学生の期間。転職した時、六か月間失業手当をもらったが、その期間。その他にもう一度転職した時1カ月空いた。合計34月払っていない。これをどうしたものか考える。そのままにしておくと、65歳から受け取る老齢基礎年金がその分少なくなる。
今から払おうと思えば65歳までは34月を上限に払える任意加入という制度がある。具体的には今年の掛け金の額で1カ月1万5、250円×34月で合計51万8、500円払う。これを受け取る年金で考えると年額5万4、400円増える。
つまり、65歳から年金を受け取るとすると9年と7か月。約10年。75歳まで生きていなければ損をするという事になる。
 今、悩んでいる。私は少し心臓が悪い。医者はこの病気が原因で死ぬことはないというが、少なくとも健康な人より早く死ぬだろう。先日何かで読んだが50歳代で病院通いをするようになった人で80歳まで生きる人は少ないと書いてあった。私が心臓だの、耳だの、眼だのが悪くなって病院通いを始めたのは55歳の時だ。
 払うべきか、払わざるべきか、それが問題だ。

 ちなみに、年金豆知識。国民年金には付加保険料という制度がある。金額は少ないがこの保険は月400円払うと200×加入月数分が年金として65歳から死ぬまで受け取れる。2年で元が取れる。お勧めだ。

 年金の相談は社会保険労務士か、年金事務所へ。

判子帰る!

2015-01-23 12:37:10 | 日記・エッセイ・コラム
 私の娘が判子という名前で、ぐれて家出したが、暫くして帰ってきたという話ではない。

 実印や銀行印ではない認印。以前にあるきっかけで実印を作った時に一緒に作った三本セットの一本。無くしてしまった。非常に困ると言うほどでもないが、仕事でもたまに使うので少しは困る。第一そんなに安いものでもない。思い出もある。
 何時無くしたのかも分からない。仕事用のカバンに入れて持ち歩いていた。正月明けにカバンの中の整理をした時にはあった。カバンの中の小さなポケットに入れた。7日に使ったのは覚えている。ところが、19日に仕事先で書類に判子を押そうと思ったら無い。確かにカバンに入れていたのが、そのポケットにない。そんなはずはないと思ってさんざん探した。カバンの中に手を突っ込んで底の方から探ったが、見つからない。とりあえず書類は家へ帰って他の判子を押して郵送することにして仕事先を辞した。
 さて、帰宅してカバンの中の書類だの手帳だの名刺だの本だのを全部出して、あらゆる隙間とポケットに手を突っ込んで探すが無い。逆さにして振ってみても埃しか落ちてこない。落とす事はまず考えられないのだが・・・・。
 年齢のせいか、最近呆けてきたようだ。落としたと思ったものが思わぬ所からでてきたことが一度ならずある。何気なくポンと置いてそのまま忘れてしまう。或いは掃除の時小物を整理して置き場所をかえて忘れてしまう。
 今度もそれかもしれない。とりあえず書斎を掃除しながら探してみることにした。

 半日かけて書斎は綺麗になった。でも判子は見つからない。やはりどこかに落としたのか。そういえば、一つだけその判子を使った銀行口座があった。小額の口座だが(もっとも大金の口座などない)事故でもあると嫌だ、念の為、早速銀行へ行って確認。不正に引き出された様子はない。ついでにほぼ全額おろして別の口座に入れてきた。
 これで万が一にもトラブルになる恐れはない。ゆっくり考えてみることにした。
 二日が経過。夜ベッドに入ってから寝るまでの間、お風呂やトイレの時間を費やして考えてみた。今月は暇だったので行ったお客さんは限られている。後は役所が二カ所。いずれもカバンのポケットから判子が落ちるようなカバンの開けかたはしていない。
 はたと気が付いた。図書館かもしれない。役所の近くで図書館へ寄った。調べ物のついでに書類を一枚書いた。その時、机の上にカバンを置いて、中をかなりごそごそいじった記憶がある。判子がカバンから転げ出たとしたらその時以外にない。
 駄目元で翌日朝一番で図書館へ。
「10日程前なのですが、判子の落し物はなかったですか」
すると、係の人は帳面をめくって暫く調べてくれて、
「9日にあったようです。でもこれ彫ってあった名前も特徴も書いてないので、貴方の判子かどうかは分かりませんが・・・・・・とりあえず警察に届けてありますので、警察へ行ってみてください」
 その足で警察へ。
 落し物は多いようだ。ボリュームのある落し物整理簿のような物を見て、判子を特定。如何にも疑ってますと言う感じで、質問の嵐。
 何処で、何時落としたんですか? どんな判子? ケースに入ってました? ケースの色は? 素材は?
 それらの質問にすべて答えたと思ったら、ほぼ同じこと書類に書く。
 書類を書いて提出して、身分証明書がわりの運転免許証を見せて、
 「えーと、拾った方は御礼は辞退すると言ってるようですので、これでお渡しできます」やっと判子が手元にかえってきた。
 判子帰る である。
「それでは此処に判子を押してください」と、さっきの整理簿の様なものを示される。
 私はかえってきたばかりの判子を出して、そこに押した。

 元あったカバンのポケットに仕舞おうとして、一瞬躊躇した。上着の内ポケットに入れた。

 判子は今書斎の引き出しに大事に仕舞ってある。外には持ち出さない事にした。カバンの中には安い、落としても良いような三文判を入れた。

 まさかこんなにうまくかえってくるとは思わなかった。殆ど諦めかけていた。
 判子を拾ってくれた方、それを警察に届けてくださった図書館の方、警察のみなさん、お騒がせしました。有難うございました。

スプーン一杯のコーヒー

2015-01-12 23:45:20 | 日記・エッセイ・コラム
 好きなのだが、今はあまり飲まない。と言うより沢山は飲めない。軽い不整脈がある。カフェインが心臓に良くないという。でも好きなので二日に一杯程度は飲む。医者もそれくらいは良いと言う。インスタントだのレギュラーだとこだわらない。時間があればドリップするが、面倒な時はインスタントで済ませる。
 以前の話だが、息子が成長して子供の頃は飲まなかったコーヒーを飲みだした。気付くと、インスタントコーヒーの消費量がやたらに多い。300g位の瓶が一週間程で無くなる。私は薄いのが好きなので、私一人で飲んでいた時は二カ月以上もった。いくらなんでも一週間は早いだろう。同時に砂糖の消費量も異常に多くなっていた。息子は一体一日何杯飲んでいるのか?気にはなったが、わざわざ確認するほどの事でもない。試験の時、勉強もしないのにラジオを聞いたり、あげくの果てはTVを見たりしながら形だけ徹夜している。そうしないと淋しくて勉強できないと言う。TVを見ながらどうやって勉強するのか訳がわからないが、その時眠気覚ましに飲むのだろうと思った。
 「コーヒーは飲みすぎると身体によくないぞ」とだけ言っておいた
 「そんなに飲んでないよ。せいぜい一杯か二杯だよ」と言う
 そんな訳ないだろうと思ったが、まあ、言い争いをするほどの事ではない。それに遅れてきた反抗期なのか、その頃も今も父親のいう事をそのまま認めたりすることはない。親としてもその方が健全だと思っている。
 そんなある日の夜。11時を過ぎたころ、風呂から出て台所に居る時、息子がコーヒーを淹れに来た。見るとはなく見ていると、そんなに大きくないマグカップに、なんとカレースプーン山盛り一杯のインスタントコーヒーを入れてお湯を注いでいる。
 「何してるんだお前、そんなに粉入れたら苦くて飲めないだろう。第一身体に悪いぞ」
  すると、息子が憮然として言い返してきた。
 「だって、スプーン一杯入れるって瓶に書いてあるじゃん」
 私は一瞬呆気にとられた。
 「馬鹿野郎!それは小さなコーヒースプーンの事に決まってるだろう!」
 息子は憮然として返事をしない。でもその目には明らかに動揺が感じられた。そうか、と初めて気が付いた様子だ。
 ともあれ、身体を壊さない内に気が付いて良かった。その後我が家のインスタントコーヒーの消費量は少なくなった。同時に砂糖もあまり減らなくなった。
 尚、この事件の当時、息子が何歳であったかは、彼の名誉の為に言わない。