行政書士・社会保険労務士 大原事務所

人生も多分半ばを過ぎて始めた士業。ボチボチ、そのくせドタバタ毎日が過ぎていく。

病院食

2016-07-02 00:05:15 | 健康・病気

 今年の4月から入院時食事療養費が上がっている。一食260円から360円になった。一挙に100円。38%というのは上げすぎという気もしないではない。
 さて、入院すると食事以外楽しみがない。夕食を午後6時に食べて、以後水とお茶以外は口にしないように言われるので、朝はものすごくお腹が空いている。おまけに就寝は9時半。早く寝るので早く目がさめる。朝食までの時間が長い。
 朝8時過ぎに待ちに待った朝食がくる。ある日の献立。
 ごはん 味噌汁 温泉卵(減塩醤油付き) ひじきの煮物 野菜のふりかけ。
 12時過ぎに昼食
 ロールパン2個 イチゴジャム ローストチキン ブロッコリーと人参の茹でたものマヨネーズ添え 低脂肪乳またはヨーグルト
 6時過ぎに夕食
 ごはん 魚の照り焼き 胡麻のお浸し うずらの煮豆 すまし汁 フルーツ(バナナかオレンジが多かった)

 過ぎというのは入院患者が多いので時間通りには来ないということ。配膳に時間がかかるからだろう。別に文句はない。ただ、朝食は待ちどうしいし、夕食はもう少し後でもいいと勝手なことを考える。
 毎日毎食目先を変えて色々なものが出てくる。一週間くらいの入院だと主菜と副菜は同じものはまず出てこない。加えてこれがお世辞抜きで美味い。
 今回の入院はポリープを切除したので、切除後二日間はお粥だった。三日目、やっと普通のご飯にありついた。よく噛めといわれた。なるべく30回と思っていたのに、10回くらい噛んだところで飲み込んでしまう。何しろ検査前日はお粥以下?の検査食。検査当日は絶食だった。実に久しぶりの常食。余計に美味く感じる。大事に食べようと楽しみにしていたのに、アッという間に平らげてしまった。
 ところで検査前日。貴重な昼食を食べようとした時、点滴ホルダーの場所をかえようとしてお盆にぶつけて食事を全部床にまいてしまった。手には点滴の針が通っている。自分では片付けられない。仕方なくナースコールとすると看護師さんが来た。
 「アラ、貴重なお昼を、すぐ代わりを用意してもらいますから、それまで我慢してください。今日は朝も検査食ですもんね。お腹空いてるのに」
 といってすぐに床を掃除してくれた。食事も15分程で代わりがきた。
 食事が終わった頃、少しお茶がかかっただけのシーツと毛布もかかりの人がサッと交換してくれた。患者に少しも嫌な思いをさせない。仕事とはいえたいしたものだ。



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