行政書士・社会保険労務士 大原事務所

人生も多分半ばを過ぎて始めた士業。ボチボチ、そのくせドタバタ毎日が過ぎていく。

メガネがない!

2016-09-19 00:02:01 | 日記・エッセイ・コラム

 先週の火曜日の話。

 月曜日の朝、仕事をしようと思って、バッグを探ったら、老眼鏡がない。遠くを見るのにメガネは要らない。困るのは近くを見る時だけ。

 そういえば、日曜日の夜出かけた時に使った。それ以来かけていない。机の上、引き出しの中、リビングのテーブル、みんな探したがどこにもない。

 まあいいや、その内見つかるだろう。前にも同じような事は何度かあった。こういう時は暫くして思ってもみないところから出てくるものだ。

 代わりのメガネは幾つかある。高い物はもってないが、一応みんな気に入ったフレームを選んで、検眼して買ったものだ。以前、老眼のなり始めの頃のように、メガネ屋さんで適当に出来合いのものを買った訳では無い。

 だからどれをかけてもいいようなものだが、不思議とかけるメガネは決まってしまう。遠近が一つ、近々(パソコンの画面と手元を見る時使う)が二つ、読書用が二つある。このうち何時も使うのは近々のひとつだけ。他は殆ど使わない。

何となくいつも使う一つが見やすいような気がして、そればかり掛けている。そのメガネが無くなった。

 月曜は一日他のメガネでしのいだ。火曜も午前中は何とか仕事した。でも午後からだんだんイライラしてきた。疲れるにしたがってだんだん見辛くなるような気がする。度数は同じなのに、いつものメガネがいい。

 そんな時、二台あるプリンターの一台が壊れた。何とか使えそうだが、イライラがつのる。というのももう一台のプリンターも一週間位前から調子が悪い。1頁に二カ所程僅かに印刷がかすれる。こちらもまるで駄目という訳では無いので騙し騙し使っていた。

  いつまったく駄目になるか分からない。二台とも使えなくなると仕事にならないので、仕方なくメーカーのサポートデスクに電話した。これがまた「お客様相談窓口」という割には電話代がかかるだけで、全く相談にならない窓口なのだ。とりあえず30分位電話していたのに、結局一度も生の人間は出てこない。暫くお待ちくださいが、5分も10分も続く。おまけにそのしばらくお待ちくださいにつながるまで、まぬけな録音ボイスと格闘しながら番号押しを最低5分は続けなければならない。しかも有料電話で。従って全く用を足せないで電話を止めた。要するにこのメーカーはサポートなど面倒だからやる気がないのだ。客を助ける気などない。録音ボイスにイライラして、客が電話を切ってくれるのを待っている。プリンターのメーカーなどいくつもある。二度とこのメーカーのは買わないことにしよう。

 実は二社のうち一社は驚く程良い対応だった。だからよけい悪い対応のメーカーが目立った。良い対応はまたいずれ書くとして、対応の悪いというより、全く人間が対応する気がない様子の一社の電話を切った時点でイライラはピークに達する。

 仕事にならないので、とりあえずメガネ探しにエネルギーを傾注することにした。

 再び、事務室の机、本棚、引き出し、を探すが、無い。

 リビング、キッチン、洗面所、やはり無い。

 寝室、サイドテーブル、ベッドの上、最後に車の中、どこにもない。

 こういう時ずっと前ならタバコでいっぷくなのだが、禁煙して7年と5か月。今さら吸う訳にもいかない。

 そこでベッドに寝転んで、一昨日の夜の行動を反芻する。

 アッと思い出した。帰りに知り合いを車で送った。助手席に乗せたので、バッグは後ろの座席にポンと軽く投げた。

 早速車の後ろの席を探す。さっきはシートの上しか見なかった。暗くて見辛い下の床に落ちていた。放った時にバックから飛び出て床に落ちたのだろう。

 とりあえず、タバコではなくコーヒーを一杯。仕事にもどる。


いきなり外国人

2016-09-17 00:12:42 | 社会保険労務士・行政書士

 無料相談会。行政書士会や社労士会では宣伝の為、時々無料相談会を行う。

 短時間だし、手元に沢山資料がある訳でもない。原則その場では仕事は受けない決まりになっている。で、そうそう複雑な相談には応じられない。でもそうそう複雑な相談がある訳でもない。第一そんなに相談者は来ない。

 ぼけーっと相談ブースに居たら、いきなり外国人が来た。

 小生、学校は英文科で有名な某大学だけど法学部。でも一応英会話の授業は取ったし、実はその成果がないので、恥ずかしくてあまり言ってないが、卒業後少しだけ英会話の学校にも行った。

 にもかかわらず、英語は全く話せない。不思議なくらい話せない。

 ともかく相談ブースにいきなり外国人が来て思わずのけ反った。英語かどうかも分かんないが、日本語以外で相談なんて受けられない。

 件の外国人は能天気に

 「ハーイ」かなんか言っている。

 椅子から腰が浮いた。誰か呼んでこようと思った。誰もいなかったらそのまま逃げよううかとも考えた。

 すると、外国人に続いて日本人が入って来た。夫婦のようだ。

 しかして、無事に日本語で相談を受け、丸く収まる。

 それにしても、二人で相談ブースに入って来るなら、日本人から先に入って来いよなあ、もう!びっくりした!

 


少し涼しくなった?

2016-09-11 10:36:47 | 日記・エッセイ・コラム

昨日の夜は眠れる程度には涼しかった。一昨日はどうやって寝ようか?と悩むかなと思ったら、やはりそれ程蒸し暑くなかった。

私の寝室は日当たりがいい。という事は夜寝ようとすると、ベッドが暖かい。冬ならいいが、夏はたまらない。ホットベッドというのはいただけない。

そこで、寝る一時間ほど前に窓を全開にして。ベッドの表面に向かって扇風機の風をあてておくと、少しは眠りやすい。

 そういえば、もう20年以上前の話。子供が生まれて暫くして、手のかかる頃、ワイシャツをいちいちクリーニングに出すほどの経済的余裕が我が家にはなく、女房がアイロンをかけていたが、彼女はそのアイロンを毎日朝一枚だけかけるのだ。

 やはり、冬は良い。暖かい。でも夏は最悪。ホットワイシャツはたまらない。

 「おーい!夏の朝のホットワイシャツは勘弁してくれよ。夜まとめてかけておけばいいわけだしさ。お願いだよ」

 息子の世話で大変なのは分かっていた。だから、少し遠慮がちに言ったのだ。でも、女房は専業主婦、そのくらい出来るだろうという態度が言外に出たのかもしれない。

 「ふーん。夜まとめてね。できればやってあげたいの私も」

 しばしの沈黙のあと、彼女は息子を抱きしめ、まだ満足に会話もできない息子に

 「あーん!お父さんがね、お母さんをいじめるの。貴方はこんな男になっちゃ駄目よ。うえーん」

 お尻の痒くなるような、幼稚園の学芸会でもお目にかかれないような芝居に大きなため息を返して、ホットワイシャツを着て家を出た。

 でも、さすがにその後しばらくの間、ホットワイシャツは出てこなかった。

 さて、今朝は天気が悪いせいもあるが、やけに涼しい。昼寝には丁度いい気候だと思ったのに、急ぎの仕事あり。


むし暑い、言ってもしょうがないがむし暑い!

2016-09-08 11:25:36 | 日記・エッセイ・コラム

 先週は少し涼しくなって今年も秋がきたか・・・・と物思いにふけっていたら、などと言いながら何も思っていないが、今週はまたやけに暑い。しかも嫌な暑さ。温度もしかりだが、湿度がたまらん。特に夜の寝苦しさは今年一番かと思う。

 窓を開け、扇風機を回し、袖なしのTシャツ(袖がなければTではないが、まあそのようもの)にステテコという(勿論パンツは穿いている)典型的な昭和の爺いスタイルでベッドに横になる、ところが、眠れない。暑い!うとうとしてもすぐ目が覚める。うっすら汗をかいている。気持ち悪い。おまけにどういう訳か、いや、訳はあるのだが面倒なので説明はしないが、とにかくうちでは私の寝室だけエアコンがない。暑くて眠れない。

 そこでここ二日程、夜中に目が覚めて、エアコンのある部屋に異動する。リビングか、仕事部屋。一昨日はリビングのソファーに寝た。ただこれだと脚が伸ばせない。背は高くはないがそれでも身長173㎝。一応三人掛けのベンチのようなソファーにおさまりきらない。脚を曲げたり、踵のあたりを肘かけの上にのっけたりしながら、朝疲れて目が覚める。

 昨日は仕事部屋。布団を敷くのは面倒だ。フローリングの床に薄いタオルケットを敷いて横になる。脚は伸ばせる。とりあえず暫くは快適。でも、今朝は昨日の朝にまして悲惨。背中といわず、腰といわず、痛い!

 さて、今夜暑ければどこでどうやって寝ようか?


2016-09-04 22:58:02 | 日記・エッセイ・コラム

 私は悪筆だ。字が汚い。金釘流というが、母は私の字をミミズののたくったような字と言った。

 中学の時、国語で100点を取った。人生で初めてのことで、飛んで帰って母に答案をみせた。母は感心したように言った。

 「先生はよくこんな字が読めるねえ!」

 社会人になって、お客さんと打ち合わせをするとき、短時間ならメモを取らないで覚えた。みっともなくて、客の前ではメモなど取れない。それに、ちゃんとした机の上で、しっかりノートを押さえて書かないとメモをとっても、後で読めない。TVで刑事がやってるように立ったまま相手のいうことを手帳に書くことなどとてもできない。

 ワープロは悪筆の救世主といわれたが、パソコンを客の前に持って行く訳にもいかなかった。最近はたまに打ち合わせしながらキーボードを叩く奴が居るが、あれは五月蝿くって迷惑だし、叩いている本人も打ち合わせに集中できないようだ。

 そこで私は今どうしているかというと昔と全く変わらない。何とか相手に見えないように手帳を隠して数字とか日付とか最低限のメモを取る。急いで事務所に帰って覚えている内にパソコンに入力する。そうしないとその数字や日付も下手をすると読めないからだ。事務所に帰る暇がないとコーヒーショップに飛び込んでとりあえず覚えていることを分かる程度にメモにする。その後で事務所に帰って再びパソコンに入力。全く面倒な作業だ。

 そこで息子には基本的能力を付けさせようと小学校低学年から書道教室に通わせた。ところが、教室が悪いのか、息子が悪いのか、いつの間にか教室へ行くのは月謝を納める月初めの一回だけになっていて、後はサボっていたことが後で分かって、二年程で辞めさせた。その間、書道教室では親にはなにも言って来ない。金さえもらえば後は知らないという感じ。馬鹿馬鹿しい、とんでもない書道教室だった。

 その後は基本的に放っておいた。本人がやらないというものに金をかけても無駄。成人した彼は案の定酷い字だ。それでも何とか読めることは読めるようだが。

 そこで、どうしようもない親父としては一言だけ注意しておいた。

 「読めない字をかいても仕方ない。遅くても良いから読める字を書け。読める字が書けたら、少しでも綺麗な字を書け。そのコツは止める、はねる、はらう、をしっかり、字の形を正しく覚えること。覚えたらいい加減に書かないで、その形通りにゆっくり書くこと。これだけは守れ」

 これは昔母から言われたことだ。ちなみに私はこれすら守らなかった。

 わが息子は、お前に言われたくないよという風情で聞いていた。