さて、前回散々待たされたので、今度は診療開始時間丁度の9時を少し過ぎた頃病院へ。
でも遅かった。前回より待ち人数は多い。患者は待合室から溢れ、エレベーターホール近くまで椅子をだして座っている。30人は超えていたのではないか。あまり多いので数える気もしなかった。
診察券を出して
「どの位待ちます?」
「一時間以上は・・・・・・・」
聞くだけ野暮?そういう答えしか出来ないだろう。二時間は待つだろう。こちらも前回の教訓がある。じっと待っていても仕方ない。朝飯を食べないで出てきた。本も持っている。ゆっくり食事をしてまた来ることにしよう。
「じゃあ、一時間位してまた来ます」
さて、55歳の頃、身体を悪くしてから、暫くしてタバコを止め(なんだかんだでその後も一年はたまに貰いタバコを全部で4,、5本吸ったが)、かなり経ってからは酒も殆ど飲まなくなり、食べ物も身体に悪いと思われるものは極力避けるようになった。
いわゆるジャンクフードはずっと食べていなかった。でも朝の9時では開いていてゆっくりコーヒーを飲みながら読書できる店はハンバーガー屋かドーナッツ屋。実に久し振りにハンバーガーを食べてみようと店にはいったが、いざとなると気が進まず、コーヒーだけで一時間をすごした。
病院に帰って
「帰りました、あとどのくらいか分かります?」
「一時間はかからないと思いますけど、分かりません」
前の答えよりはいい。
自分の持ってきたのは、仕事の本。飽きたので、待合室の週刊誌に手をのばす。サラリーマンの頃からこの手の雑誌はあまり読まなかったが、自営業になってからは絶対と言っていい程読まなくなっていた。でも最近はタレントだの、政治家だの、と下ネタとセコネタが続く。たまに読むには面白い。週刊文春と新潮があったのでパラパラとめくって、目立つ記事だけざっと読んだところで呼ばれた。30分程経っていた。
診察室に通る。医者は人の顔もみないで、
「検査の結果が出てます。何もないですね。培養しても雑菌もでません。蛋白も血液も出てませんので心配ないでしょう。また何かあったら来てください」
言外に心配ないから早く帰れ、忙しいんだ、何も訊くなオーラ全開である。何もないのは良いのだが、それだけかよ、という感じ。尿のにおいの話など全くない。
「でも、物凄いにおいの尿でしたよ!」
「そんなこと言われても、異常がないものはないですよ」
「今飲んでる薬の影響ということは考えられえますか」
「薬?」
そこで初めてカルテをひっくり返して問診票の記載事項をさがしているふり?飲んでいる7種類の薬は書くのが面倒なので看護士がコピーして問診票に貼り付けたはず。いったいこの医者、問診票を見てるのだろうか?薬を確認した様子は全くなく、
「薬の事は薬剤師か薬を出したドクターに訊いて下さい」
これで良いの?医者はサービス業だと思うが、なんかこの医者釈然としない。なるべく早く目の前の患者を捌きたい感じが溢れている。よけいなことは一切言いたくない様子。藪だとは思わないが、お金払いたくないなあ。
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