給湯器も販売店も決まった。後は工事だけと思ったら難題が残っていた。
難題その①
すぐには取付け工事が出来ない。
給湯器の販売店は寒くなると急に忙しくなるという。
「ところで工事は何時?」
と訊いたら、少し値切ったせいか、全く使えない訳では無い、と言ったせいか、少し後回しにされた感じで
「二週間先になります」
申しわけなさそうに答える。
電話応対した受付の女性の答だと、場合によってはすぐにでも、或いは遅くても一週間はかかりません、ということだったのだが、それは寒くなる前、暇な時の話。寒くなった今は別の話だという。こちらからは日時は指定しないということで値引きもしてもらったし、そこはごねても仕方ない。
二週間、お湯のない生活が続くことになる。使おうと思えば使えるのだが、使うと水漏れが少しずつひどくなるようだ。面倒だから元栓は閉めっぱなしにした。お湯の元栓を閉めても水道管の元栓を閉める訳ではないので水は普通に使える。
「すみませんねえ、銭湯は遠いですか」と給湯器屋さん。
銭湯は近くに3軒もある。都内にしては多いのではないか。寒い夜、銭湯通いは嫌だけど、ずっと以前は当たり前だった生活。まあ少しの不便を我慢すればいい。
難題その②
お隣の車があると工事できない。
都内の建売住宅である。家の壁と隣の住宅の敷地との間が狭い。ほぼ50㎝しかない。その隙間に湯沸かし器が付いている。もっとも建物が敷地いっぱいに立っている訳ではないので隣の家の壁との間で両方で1メートル程の空間があり、その真ん中に高さ1メートル位の格子状のプラスチックの塀が立っている。家の敷地から見ると湯沸かし器の向こうは塀があって、その向こうはお隣の壁では無く丁度駐車場になって少し開けている。
現場を見た担当者が
「お隣は工事の時間駐車場空けてもらえますかねえ。何処かへ車移動してもらうとか?」
「さっき、貴方が来る前に、駐車場の敷地に入って良いですかって聞いたら快く了承してくれたけど、こっちの都合で工事中どっかへ車持っていってと言うのはどうかねえ。いい人だけどそこまで言うのは図々しいと思うけどなあ。できなくないでしょ?以前ほかの業者さんが修理した時は車止めたままだったよ。そっちで何とかして!」
と給湯器やさんには言ったけど、でも、車に傷つけたりしたら大変だから、と思ってお隣にお願いしたら即座に了承してくれた。移動先の駐車場代金は御支払いします、と言ったが、そんなのお互い様ということで必要ありません、という。
という訳で問題解決二週間先の工事を心待ちにする。
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