来る10月30日(日)に北大交流会館で第1回北海道地域医療教育研究会を開催することにしました。
午前中は臨床研修における地域医療研修を取り上げ、午後は北海道が取り組む総合内科医養成プログラムを取り上げたいと考えています。
本日、道庁を訪ね、担当者と意見交換してきました。
内科学会総合内科専門医に近いネーミングをしたのは、北海道医師会への遠慮があったようです。医師会は家庭医に反対してきたからというのがその理由です。
家庭医では入院医療、救急医療を担うことに適切でないというイメージもあったようです。
総合医群養成としておくのが、一番適切だったのではと改めて思いました。まあ、担当者も2年程度で交代するので、議論が十分だったのかどうか、ぼくも委員会ではネーミング批判をしたのですが、一度決めたことは変えないようでした。
現在23病院が指定を受けています。実際に研修医を有しているのは11病院で半数に達していません。予算のバラマキという批判もあります。病院と書きましたが、唯一室蘭市の本輪西ファミリークリニックのみ診療所です。
何とか国民・道民の血税を使う制度に魂を入れていかなければ批判に応えられないでしょう。