きのうの授賞式には報道関係者はおりませんでした。そのため、奨励賞を受賞されたお二人の業績について触れておきたいと思います。
西浦博さんは現在香港大学医学部の公衆衛生大学院コミュニティメディシン講座のアシスタントプロフェッサーです。
理論疫学を駆使して感染症の数理モデルを用いて、新興感染症流行の要因分析や予測をしておられます。この分野で国際的に活躍されています。
なぜこの分野でがんばるようになったのでしょう。西浦さんは神戸の出身だそうです。阪神淡路大震災の時は高専で工学研究をしていたそうです。地震にあって、活動する医療チーム(AMDAや国境なき医師団など)を目のあたりにして方向転換、宮崎医科大学に編入。国際保健と自分の得意とする数理モデルがドッキングして現在の研究に進んだというわけです。
毎年のように所属先を替え、アクティブに研究分野を開発されているのでしょう。
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