宮原教育の窓

有田市立宮原小学校(和歌山県)の公式ブログです。

宮原の伝統を受け継ぐ ~3年生編~ ♪

2018年03月04日 | ブログ

3月2日

この日で最終になります

2時間目は鳩組

まずは、復習から

音出るかな

3年生も楽譜をもらっています

演奏に合わせて吹いてみます

もちろん、曲として吹ける子はほとんどいませんので、ちょっと雰囲気を味わう程度

それが終わって、先生にレベルアップのポイントを教えてもらいます

なかなかさまになってます

やっぱり、持ち方が大事

見て学びましょう

小さな音でも鳴っているか確認中

先生、ただ今練習に集中

一人一人に寄り添ってくださって

担任の先生も音を確認

親子みたいに

かっこいいですね

質問コーナーに移ります。

あらかじめ用意していた質問をして、答えてもらった内容をメモします

全員が真面目に一生懸命

質問はこのように

すべてに丁寧に答えてくれました

質問の中身については後でお知らせします。

仕上げとして、太鼓に合わせて吹いてみましょう

やっぱり、かっこいい

演奏の上手でなくてもいいんです

一生懸命な様子に先生方も思わず笑顔に

雰囲気を味わうことが大切

最後は、本物の演奏を鑑賞

来年のこの時期までこんな近くで聴けません

美しい音色に引き込まれている子供たち

休憩時間

たたいてみたいですよね

男の子ばかり寄ってきました

3時間目は桜組

吹いてみましょう

次は、太鼓に合わせて、どうぞ

宮原郷土伝統芸能保存会の子供が前で演奏

ちょっと緊張気味?

みんなも、吹いたり吹く真似をしたりして、雰囲気を味わいます

先生にレベルアップのポイントを教えてもらいます

夏には、ぜひ練習に参加してね

さあ、グループ練習

先生も上達

宮原郷土伝統芸能保存会の女の子

マイ篠笛持参

楽しく練習

自分たちでも教え合えるところは学び合い

ホントみんないい感じで一生懸命

質疑応答の時間です

Q:祭りはなぜ日曜日なんですか?

A:昔は10月15日と決まっていましたが、仕事などの都合で参加する人が少なくなってきたからです。

Q:練習は晩の7時半と、遅い時間からするのはどうしてですか?

A:教える先生たちが昼間は仕事をしているからです。8月後半、日曜日を除いて、祭りの日まで毎日練習あります。

Q:どうして祭りをするようになったのですか?

A:本来は、ご先祖様にお願い事をしたり、感謝したりするのですが、祭りは、神様にいろんな世代の人々が仲良く暮らしていけるようにお願いするという意味があるようです。

Q:祭りは何回ぐらい行われてきたのですか?

A:1202年前に宮原神社ができたということですから、単純に考えると1202回ということになります。ただ、戦争や災害などがあったので、詳しい回数は分かりません。

Q:獅子舞はなぜするのですか?

A:厄払いのためです。悪いものを払うということ、分かるかな。人間にとってよくないもの・・・例えば病気とか・・・。獅子舞は誰もができるものではありません。ご祈祷を受けた人だけができます。

Q:どうして、運動会や音楽会で演奏したり、獅子舞したりするのですか?

A:運動会に獅子舞を披露するのは、厄除け・厄払いという意味があります。もう一つ大事な意味は、宮原の伝統芸能をみなさんに知ってもらうためです。子供だけでなく、いろんな人たちに。

Q:もちほりについて教えてください。

A:厄払いのためにします。みんなの厄がとれるように。だから、もち拾いに参加するといいんです。もちほりをすると、祭りに行きたくなるという効果もあります。もちの個数は300個余りで、今ちょっと分かりませんが、個数は決まっていたように思います。宮原の福寿堂さんで作ってもらっています。

Q:鯛ほりはどうしてするのですか?

A:やはり、厄除けの意味です。元々、千田の須佐神社が発祥と言われています。大人が参加します。もちよりも盛り上がります。軍手をして参加します。ケガをしたため中止していた期間もあります。

Q:笛は穴を多く押さえるほど音が出にくいということでしたが、それはどうしてですか?

A:笛は、竹の中が振動して音が鳴る仕組みです。押さえると振動しにくいんです。太鼓でも、このように(実演)、手で押さえると音が鳴りにくいし、響きにくいですよね。同じことです。

最後に、一緒に演奏してもらって終わりました

「夏の練習に参加したいなぁって思っている人?」

「はぁ~い

「行きたいけど、スイミングあるから行けん

ありがとうございました

それにしても、教え方が上手い

子供たちはどんどん上達していきました

指導では、言い過ぎず、無駄なく、ポイントを押さえて、時々子供が分かるように言い直すなど、話しぶりは、私たち教師が負けるくらい

しかも穏やかでおもしろさもあり

最高の先生方です

地域で育つ子供たちです。宮原の伝統を大切にする子供たちであってほしいと思います

講師の先生方、本当にありがとうございました