宮原教育の窓

有田市立宮原小学校(和歌山県)の公式ブログです。

12/24(金) 二学期終業式

2021年12月27日 | ブログ

12月24日(金)、令和3年度2学期終業式を迎えました。

式の前に、溜まっていた表彰を行いました。

先ずは「漢字博士試験」合格者の表彰です。今回の合格者は2~5年生全部合わせて86名に上りました

その他、この日はホッケーで低・中・高の3チーム12名、水泳1名、剣道3名、そして有田市オレンジマラソン大会での入賞者17名を表彰することがてきました。

中でもオレンジマラソンの2年生女子は8位までに4名が入賞し、1・2・3位を宮原が独占するという圧巻の成績でした。

この後、担当職員が「入賞してなくても、オレンジマラソンに出場して完走した人は全員立ってください。」と言って、出場した児童全員の頑張りを全校で称えました。

みんな、本当によく頑張りました。

 

では、本題の終業式の式辞です。

二学期の終業式は1年の終わりとも重なる大きな節目です。

この機会にこの1年の自分自身をしっかり振り返ってみましょう。

先生たちも、真剣に話を聴いてくれています。

子どもたちは・・・

話が長すぎて、みんな寝ちゃってる

いえいえ、「目を閉じてしばらくの間、じっくり自分を振り返りましょう」という校長の指示を忠実に実践している姿です。

振り返りの観点はいつもの『しつけ3原則』と『思いやり』です。

 ・自分から気持ちのこもった挨拶を笑顔でできましたか。

 ・名前を呼ばれたらしっかり相手に伝わる声で「はい」と返事するのが当たり前に身についていますか。

 ・自分の脱いだ靴やスリッパをきれいに揃えたり、座ったイスをきちんと戻すことができていましたか。

『しつけ3原則』のベースとなっているのは他者に対する『思いやり』です。

 ・困っている人がいたら、進んで声をかけることができましたか。

 ・人に嫌な思いをさせたり傷つけるような言葉遣いをしませんでしたか。友だちに命令口調でものを言ってませんでしたか。

 ・遊び半分でも友だちを叩いたり蹴ったり、他人の物にいたずらしたりしませんでしたか。

短い時間でしたが、自分の言動を客観な的に見つめ直し、新たなことに気付いたり考えを深める機会をもつのは意義のあることです。

「内省」の時間が終わると、みんながしっかり『目で聴く』姿勢を取ってくれているのが話をしていてもよくわかります。

最後は「いい笑顔」が溢れる3学期にするために、『努力』と『協力』を大切にして欲しいとお願いしました。

余談ですが、再び「オレンジマラソン大会」の話です。

走るのが得意な人が自分の持ち味を発揮して素晴らしい成果を残してくれたことは本当に嬉しく思いました。

でも、あの日、応援の人がほとんどゴール前に移動してしまった最後尾の方で、苦しい呼吸をしながらも決して走ることを止めずに頑張り続ける姿に感動しました

きっとその子は走ることが苦手だろうし、もしかしたらマラソン大会にも誘われたり勧められたりして渋々出場したのかも知れません。

それでも、苦手なことに敢えて挑戦して、苦しくなっても諦めずに努力を続ける姿は、忘れかけていた大切なことを思い出させてくれた気がします。

あなたの頑張りに敬意と感謝を込めて、“ありがとう

 

終業式の後は生活指導の先生から2つ、お話しがありました。

1つめは交通量が増える年末・年始、事故を防げるように一人ひとりが「安全」を心がけること。

2つめは、最近頻発している地震について。冬休み中で家にいる時に地震が起こったとしても、日頃から訓練していることを忘れずに自分と家族の安全を確保できるようにすること。

1月11日(火)の始業式に全員元気で再会できることを願っています。

 

皆さん、良いお年を


「みかん学習」② 「みかん大福」&「青みかん」出前授業【4年生】

2021年12月23日 | ブログ

4年生は、12月2日(木)に桜組、3日(金)には鳩組で、『みかん大福』つくりに挑戦しました。

「JAありだ」さんに出前授業をお願いして、「食農おうえん隊」の4名のボランティアの方々が指導に来てくださいました。

先ずは材料の計量からです。水の量を間違えないようにしっかり目盛りで確認

白玉粉に砂糖と塩少々を加えて下味を付けます。

材料をよく混ぜ合わせたら・・・

水を入れて溶かします。ダマにならないように慎重に丁寧にね。

混ぜ終えたらドロドロの状態で蒸し器に流し込みます。

蒸している間に餡(中身)の準備です。

先ずはメイン食材の「有田みかん」の皮をむいて4等分します。

さすが4年生。みんな上手に「有田むき」ができてました。

粘土の塊のような「こしあん」を20等分にします。

算数の学習の成果が発揮されているかな

「みかん」を「あんこ」でくるんでいきます。

そして最後は蒸し上がった生地で餡を包んで形を整えます。

これがなかなか難しくて、生地の固さ(水分含有量)によっては大苦戦

手袋にもくっつきやすいので、思うように形が整いません。

ついに完成。中にはお店に並べられそうなものからオリジナリティ溢れるものまで個性的な仕上がりです。

さあ、お待ちかねの「実食」です

「手を合わせて、いただきます。」

初めて食べる「みかん大福」、お味はいかが

子どもたちの笑顔から「おいしさ」が伝わってきます。

この後、職員もしっかりご相伴にあずかりました。

見た目はともかく、味は本当に美味しくて、「これって普通に商品として成立するんじゃないの」って思いました。

 

続いて12月13日(月)、和歌山大学観光学部の学生さん4名が「青みかん」の出前授業に来てくれました。

宮原に住んでる皆さんなら、「青みかん」って知ってますよね

美味しいみかんを育てるために、実が成熟する前に「摘果」で間引かれる緑のみかんのことです。

今回の課題は「捨てられる青みかんの有効な使い道をみんなで考える」ことです。

大学生が4人来てくれているので、4つのグループに分かれて活動開始です。

先ずはグループ毎に「自己紹介タイム」です。

4名の大学生がとても話しやすい雰囲気で接してくれていて、みんなすぐに打ち解けて自分をアピールできていました。

早速、本日の課題である「青みかんの活用法」をグループで出し合います。

みんな、思いついた案をどんどん紙に記入していきます。

グループ内で誰かの発言からヒントを得て「じゃあ、こんなのも

本校が大切にしてきた「他者から学ぶ」の実践です。

グループ内で友だちの意見から「化学反応」が起こります

中には机に収まらない程たくさんの提案が出されたグループも。

たくさん出された案を、グルーピングして整理し、班の最終案を協議しています。

黒板も各班からの提案で、どんどん埋められていきます。

今度は大学生が各グループの提案を整理してくれ、全員で共有しました。

最後は大学生から今日の授業の講評です。

子どもたちの発想の豊かさと意欲的な取り組み姿勢を高く評価してくれました。

 

郷土に誇りと愛着をもつ子どもを育てる第一歩として、地域に対する理解を深め、地域の方々との絆を深める学習活動は非常に大きな意味をもちます。

ご協力いただいた、JAありだ及び「食農おうえん隊」の皆様、和歌山大学観光学部の「宮原青みかんLIP」の皆様、社会福祉協議会の皆様方に、改めて感謝申し上げます。

どうもありがとうございました。

 

 


「みかん学習」① 工場見学&JA出前授業【3年生】

2021年12月14日 | ブログ

中学年は宮原の主幹産業である「有田みかん」について学習します。

先ずは3年生の取り組みです。

 

11月26日(金)、みかんの最盛期で大忙しの「早和果樹園」さんに無理をお願いして、工場見学に行かせていただきました。

到着後、2つのグループに分かれて早速「工場」と「店舗」を見学です。

この缶に絞ったジュースが詰められて保存されるそうです。

大きなゲージに詰められたみかんは、クレーンを使って先ず洗浄する機械に送られていきます。

熱湯処理されたみかんは機械で皮をむいていきますが、最終的に人がきちんと確認しています。

処理された皮も入浴剤等の材料として活用されるそうです。

工場内の皆さんは、それぞれの担当業務に集中して手際よく作業を進められていました。

営業時間中でしたが、店舗内に入らせていただきました。

見学中もお客さんが来られていたのにスミマセンでした。

店内の商品について、いろいろと教えていただきました。

ジュースやゼリー以外にもたくさんの商品が開発されていて、ビックリです。

会長さん(先代社長)さんも見えられて、子どもたちの質問に直接答えてくださいました

帰りには「おふくろスムージー」のお土産までいただいて、子どもたちは大喜び。

本当にありがとうございました。

 

続いて、11月30日(火)、JAありださんに「みかん」の出前授業に来ていただきました。

テーマは「もっと知ろう有田みかん」

Power Pointを使って詳しく説明してくれました。

話を聴きながら、メモを取るのに必死です。

問題「1番たくさん食べらている果物は?」

-「みかん」、「リンゴ」、「ぶどう」・・・。どんどん答は出てくるけど、結局正解にはたどり着けませんでした。

ちなみに、ベスト3は「バナナ」、「リンゴ」、「みかん」だそうです。

 

ここからは体験コーナー。

枝になっているみかんの収穫に挑戦しよう

先ずはプロにお手本を見せてもらってから、いざ実戦。

みんな慎重にハサミを使って、なかなか上手に収穫できました。

みかんの「甘さ」を測る糖度計も見せてもらいました。

お待ちかねの「実食コーナー」。糖度15の美味しいみかんをみんなでいただきます。

その前に、「有田むき」の講習です。

有田の子なら普段からそうしてるんだと思っていたら、意外や意外。

「難しい。」とか「やったぁ、ちゃんとできた。」という声が・・・

それでは、美味しいみかんを「いただきます。」

子どもたちの表情で伝わったでしょうか。ホントに甘くて美味しいみかんでした。

最後はJAありだの皆さんに全員で、「ありがとうございました」

            →(  次号、「みかん学習」②【4年生】に続く)

 


11/19(金) 校内音楽会

2021年12月05日 | ブログ

11月19日(金)、校内音楽会を実施しました。

昨年度は感染防止のため、音楽会はできませんでした。

今年も保護者や地域の方はお招きできず、子どもたちも1~3年と4~6年に分けての開催となりましたが、「音楽会」の意義を十二分に感じ取れる内容であったと自負しています。

児童会が考えた今年のテーマです。

本当にどの学年も自分たちの精一杯を響かせてくれました

 

【1年生】合唱:「あかいかいじゅうのうた」

朝イチのトップバッターで2・3年生に見つめられながら歌うというプレッシャーを感じさせない元気な歌声が体育館いっぱいに響き渡りました。

しかも、今年の一年生は音量だけではなく、音程も随分しっかりしていて感心しました。

【1年生】合奏:「南の島のハメハメハ」

それぞれの担当楽器に向き合って練習してきた成果が、1つの曲としてきれいに仕上がっていました。

 

【2年生】合唱:「たいようのサンバ」

明るく元気な歌声に加えて振り付けをしたり、手作りの楽器を使ったりと、いろいろ工夫してくれました。

【2年生】合奏:「エル・クン・バン・チェロ」

タイトルは「太鼓を叩いてお祭り騒ぎする人々」だそうです。

ラテンのノリの、アップテンポでビートの利いたリズムで会場を盛り上げてくれました。

 

【3年生】合唱:「雨上がりのステップ」

前半部をトリを務める3年生は、歌う姿も堂々として立派です。

先生の指揮に合わせて、全員がスイングしながら歌ってくれました。

【3年生】合奏:「勇気100%」

一人ひとりが作り出す音がしっかり響き合い、力強くて美しい演奏でした。

 

【4年生】合唱:「10才のありがとう」

後半のトップバッターは4年生。

前半以上に力強い歌声に圧倒されました。

 

【4年生】合奏:「アンダー・ザ・シー」

ディズニー・アニメ「リトル・マーメイド」の曲です。

曲中にそれぞれのソロパートがあって緊張しながらも、しっかり演奏できていました。

 

【5年生】合唱:「未来のつくり方」

37人で1学級と、全学年で最も人数が少ない5年生ですが、その歌声は決して他学年に引けを取らない素晴らしいものでした。

5年生の合唱の美しさには感動しました

【5年生】合奏:「行くぜ! 怪盗少女」

明るくノリの良いポップスを、力強くアップテンポで演奏してくれました。

 

【6年生】合唱:「HEIWAの鐘」

大トリは勿論6年生。

6年生だけあってかなり難易度の高い曲に挑戦してくれ、心に響く歌声を披露してくれました。

【6年生】合奏:「夜に駆ける」

タイトル通り「駆け抜けるような疾走感」のあるリズムで、かなり難しいと思うのですが、見事に「努力の証」を示してくれました。

そして、会場からは「アンコール」・・・

 

音楽こそ、生で味わってこその、その瞬間に消えてゆく芸術です。

今回、保護者の皆様には「動画配信」という形でしかご視聴いただけませんでした。

それでは伝わらないことは十分承知していますし、特に6年生の保護者の皆様方には「小学校最後の音楽会」をどれほど楽しみにしてくださっていたか、痛いほどわかるつもりです。

それでも、「子どもたちや皆様の健康・安全」を最優先し、このような形を取らせていただきました。

納得は行かないながらも、当日のご参観を断念していただいた皆様に心よりお詫びと感謝を申し上げます。

 

来年こそは・・・


11/8(月) 合同避難訓練

2021年11月28日 | ブログ

11月5日は「世界津波の火」。

あの濱口 梧陵の『稲むらの火』で有名な「安政南海地震」(1854年)が発生した日に由来しています。

本校でも毎年11月5日に保育所・中学校と合同で避難訓練を実施しています。

今年は本校6年生の修学旅行の関係で、11月8日(月)に日程を変更していただきました。

午前10時、緊急地震速報が流れました。

2時間目の授業中ですが、全員直ちにシェィクアウト

1年生もしっかり机の下に身を隠し、揺れが収まるのを待ちます。

“揺れが収まりました。・・・”アナウンスが流れます。

一斉に一時避難場所のグラウンド南側に向かいます。

校舎内は走らずに外に出たらみんな駆け足で集合場所に急ぎます。

あっという間に全校児童が一時避難場所に集まってきます

全員揃っているのが確認できたクラスから座っていきます。

クラス全員の無事が確認されるまでは立ったままで待ちます。

全校児童の避難完了後、教頭先生から津波に備えて二次避難場所への避難指示が出されます。

5年生を先頭に、二次避難場所の宮原神社に向かってGO

南海トラフ地震発生による津波が有田市に到着するのは30~40分と予想されています。

みんなが安全に、かつ、できるだけ速く避難できるようにするための訓練です。

 

地域や保護者の方々が安全管理のために見守ってくれている中、避難場所に急ぎます。

1年生も頑張って駆け足で避難しています。

二時避難場所の宮原神社に着きました。最後の坂を上ればGOALは目前です。

坂を登り切るとさすがの6年生もお疲れ気味です。

保育園児や中学生も無事に避難できたようですね。

ここでも全員揃うのを整然と待っている姿に成長を感じます。

教頭先生からの講評です。

そして、最後は今年もわざわざ御坊市から来てくださった本校の防災アドバイザーの先生にご評価をいただきました。

子どもたちの一連の避難行動を見て、お褒めの言葉をいただきました。

そして、「必ずお家の方にも今日の避難訓練のことを話して、学校で教わっていることを家族みんなに伝えてあげてください。」と話してくださいました。

本校の子どもたちが万一の有事の際に「守ってもらう」存在ではなく、「自分の命を自分で守れる率先避難者」となってくれることを願って、今後も避難訓練を継続していきます。

最後になりましたが、子どもたちの安全管理のため、ご協力いただきました保護者、地域及び関係機関の皆様方に心より御礼申し上げます。どうもありがとうございました。

 

 


秋の校外学習③ 1~4年生「社会見学」

2021年11月22日 | ブログ

11月5日(金)、1~3年生は社会見学に行ってきました。

【1年生】

最初の訪問先は海南市の「わんぱく公園」です。

施設内で「秋」を探してきました。

屋内にも屋外にも遊具が設置されていて、子どもたちは元気いっぱい、楽しんでいました

そして待ちに待った「お弁当」

日当たりの良い屋外でみんなでおいしくいただきました。

 

午後に訪れたのは「県立自然博物館」です。

大きな水槽を泳ぐたくさんの魚たちと記念写真です。

 

【2年生】

2年生は岩出市の「和歌山県植物公園 緑化センター」に行ってきました。

施設内には様々な種類の四季の花が咲いていました。バラ園もきれいでした。

温室内は亜熱帯性の植物もたくさん栽培されていました。

本物のバナナも木になっていました。

その後、隣接した公園の遊具で楽しく遊びました。

そしてみんなでお弁当。しっかり遊んでお腹も空きました。

 

午後は和歌山市の「こども科学館」に行ってきました。

施設内には体験型の簡単な実験ができる設備があり、子どもたちはいろんなおもしろ実験を試していました。

楽しみながら身近な現象と「科学」を繋げられ、良い学習になりました。

 

【3年生】

3年生は「有田市消防本部」からスタートです。

消防車が大量の水を放出できるしくみはここにあったんだね。

火災発生時に着る防火服も着させてもらにいました。火災から隊員の命を守る大切な装備です。

救急車の中はどうなってるんだろう。実際に中の様子を見せてもらいました。

この部屋は「通信指令室」 119番通報はこの部屋につながり、速やかに対応してくれます。

 

次に向かったのは海南市の「琴ノ浦温山荘園」

きれいに整備された見事な日本庭園です。

芝生もきれいに手入れされていました。その上でみんなで楽しいお弁当です。

 

お昼を済ませてからは「和歌山ノーキョー食品工業」の桃山工場に行ってきました。

「JOINジュース」で有名な食品加工業の会社です。

工場内は機械でたくさんのミカンがジュースに加工されていきます。

この機械にミカンをセットすると、あっという間に果汁が搾られ、絞った後の皮などは自動的に外に出されます。

めったに見られないものをたくさん見学できた一日でした。

 

【4年生】

4年生は日程をずらして、11月12日(金)に和歌山市と海南市に行きました。

やってきたのは「和歌山県庁」。まさに和歌山県の中枢です

ここが和歌山県議会の本会議場です

特別に議員席に座らせてもらいました。県民代表の気分はいかが

ここは県庁内に設置されている「災害対策本部室」

県内全域の河川や道路の様子をモニターで確認できるようになっています。

警察官の制帽を借りて、パトカーと一緒に“敬礼”

 

本当は公園でお弁当の予定だったんですが、雨上がりで公園が使えず、バスの中でのお弁当になりました。

そのまま、海南市の「紀州漆器伝統産業会館 うるわし館」を訪れました。

漆器について説明していただき、展示品を見学しました。

そしてメインの「蒔絵体験」に挑戦です

漆器の表面に絵を描いて、その上に金粉を蒔いて定着させます。

それぞれ色合いを工夫した作品を完成させました。

 

低学年は自然や科学に触れる体験を通した学習を、中学年は学校の「社会見学」でなければなかなか見学できない施設を訪れ、楽しくて意義のある学習ができました。

私たちの身の回りにある生き物や自然現象、日々の生活を支えている物、暮らしを守るしくみ等、様々なことに触れる多様な経験を通していろんなことに興味をもち、自ら探求的に学ぶ子どもたちを育てていきたいと思っています。


秋の校外学習② 6年生「修学旅行」

2021年11月20日 | ブログ

11月4日(木)・5日(金)の2日間、6年生は去年に引き続き、紀南方面への「修学旅行」に行ってきました。

6年生55名、全員元気に出発です。

最初の訪問地は「熊野本宮大社」です。早速鳥居の前で集合写真

手水場ではかの有名な「八咫烏」がお出迎えです。

本殿前で集合して、いよいよこれから参拝します。

それにしても、今年の6年生は集合が速やかで感心

ガイドさんから教わった『2礼2拍手1礼』の作法を実践です。

お参りを済ませたら、「大斎原」に向かいます。

バックに見えているのが日本一の大鳥居、高さは何と33.9mです。

この奥が元々本殿が建てられていた場所です。歴史の教科書に出てくる『熊野詣』はみんなこの地を目指しての旅でした。

「大斎原」は川の中州に位置しています。大斎原の見学を終えて橋を渡って戻ります。

神武天皇を熊野から大和まで導いたとされる神の使い、八咫烏の石碑の前で記念に一枚

熊野本宮大社を出発して10分足らずで「渡良瀬温泉 ホテルやまより」に到着

お待ちかねのランチタイムです。手を合わせて「いただきます」

結構ボリュームのあるお弁当で、おいしくいただきました。

食べ終わるやいなや、みんな早速お土産探しに夢中です。

謎のマスコット・キャラクター『もっちくん』と記念撮影会です。

次に向かうのは太地町。

訪れたのは『くじらの博物館』。バスで1時間20分ほどかかりました。

先ずは、巨大な鯨の骨格模型の前で記念写真

続いてイルカのショーを見学しました。

実は「イルカ」って小さい(4m以下)種類の「鯨」なんだって。

良く訓練されたイルカのパフォーマンスに笑顔と拍手が・・・

続いて『餌やり体験』です。このイルカは「餌をくれ~っ」と声を出して催促してきます。

奥の方には頭の丸い「ゴンドウクジラ」や珍しい「シロイルカ」もいました。

水族館は残念ながらメインの大水槽(海中トンネル)が改修工事中で、小さな水槽の展示だけでした。

太地町を出て、バスで30分足らず。到着したのは那智です。

熊野那智大社の参道、『大門坂』に到着です。

大門坂からは歴史ある『熊野古道』の一部を実際に歩いて登りました。

平安の昔から『蟻の熊野詣』と言われたほど、数限りない参拝者が実際にこの道を通ったんだと思うと何だか感慨深いですねぇ

たどり着いたのが『飛瀧神社』。山門をくぐっていよいよご神体の『那智の滝』に向かいます。

日本一の『那智の滝』をバックに「ピース」

時間帯が遅かったせいか、他の観光客もあまりなくて、ゆっくり写真が撮れました。

本日の予定は無事終了して、宿泊先の『休暇村 南紀勝浦』へ。

やっぱり勝浦にきたらマグロ料理ははずせません。

お刺身にカルパッチョにカジキマグロのステーキまで、マグロ三昧

今日一日、結構な距離(しかも登り)を歩いたので、しっかり食べてエネルギーを補給しましょう

 

2日目。今日も天気はサイコーです。

ホテルを出て45分。先ずは『橋杭岩』の見学です。

潮がやや引いていたので、みんな果敢に岩場に降りていきました。

次の訪問地は白浜の『三段壁』です。

きれいに晴れ渡っていて、海の色も本当に美しく、まさに絶景でした。

エレベーターで地下の洞窟に降りました。洞窟の奥まで波が打ち寄せてきます。

地下の洞窟には水の神様とも言われる「弁財天」が祭られていました。

この洞窟は「源平の合戦」で源氏方として活躍した『熊の水軍』の隠れ基地にもなっていたそうです。

次は「フィッシャーマンズ・ワーフ白浜」でランチです。

今日のランチはゴージャスにステーキです。

コロナ対策でゆったりスペースで食事を満喫できました。

それでは最後は『アドベンチャーワールド』へ、Let's Go

入ってすぐにクラスで集合写真を撮りました。

この後は、グループ毎に自由行動です。

やっぱり「良浜・楓浜」母子の2ショットは大人気。人混みをかき分けて撮影しました。

みんな、それぞれに楽しめたようですね。

全員、集合時間に遅れることなく、きっちり戻って来られました。

ほぼ予定通り、全員無事に宮原に帰ってきました。

天候にも恵まれ、55名全員が元気に全行程を終えられた、本当に楽しい2日間でした。

自分たちだけの学校での集団生活とは違い、一般の方々がいる中での集団行動。

この2日間を振り返ると、公衆道徳やマナー、挨拶やちょっとした心配りなど、6年生の素敵な部分がたくさん見られたとても嬉しい修学旅行でした。

最後に、保護者の皆様方へ。

コロナ禍の折、ご心配をおかけしたことと思いますが、ご理解・ご支援いただき、55名全員で修学旅行を実施しさせていただいたことに、心より感謝申し上げます。どうもありがとうございました。


秋の校外学習① 5年生「自然教室」

2021年11月18日 | ブログ

10月6日(水)・7日(木)の2日間、5年生は森林体験学習を含む「自然教室」に行ってきました。

初日の朝、代表2名の音頭で気合を入れて出発

バスに揺られること40分、「紀中森林組合 中津事業所」に到着しました。

この日は森林に関する講座を受けました。メモを取りながら、しっかり話を聴けていました。

森林に関する知識や情報をクイズ形式で教えていただきました。けっこう難問も・・・

講義を終えて、昼前には「白崎青少年の家」に到着です。

入所式。先ずは担当してくださる先生に全員でご挨拶です。

その後はお待ちかねのランチタイム

みんな、美味しそうなお弁当を笑顔で頬張っていました。

午後はグループ単位でのウォークラリー。マップを見ながらにコースを考えています。

チェックポイントを探して自然の山道を歩き回ります。

予想以上に敷地が広く、けっこうな距離を歩きます。

全員、無事にゴール。記念にピース。

チェックポイントは見つけたけど、3ヒントクイズの答えが・・・

 

次は体育館での「ミッション・チャレンジ」です。

みんなの指でリングを支えて移動します。これは結構カンタンだったかな。

「トン・トン・パッ」で棒を離して隣に移動して倒れる前に棒をキャッチ。こちらは難易度高め

先生たちも挑戦しましたが、なかなか苦戦

30枚の紙だけを使って、いかに高くできるか。こちらは知力の勝負です。

こちらが優勝チーム。 独自の工夫を重ねてできあがった作品をご覧ください

 

しっかり活動してお腹もすいてきました。

食事係が手際よく、黙々と準備を進めてくれました。

笑顔が溢れる夕食風景。みんな大好き唐揚げを美味しくいただきました。

残念ながらこの日は風が強く、キャンプファイヤーの代わりに室内でキャンドルファイヤーとなりました。

レク係が企画・運営してくれたジェスチャー・ゲームやジャンケン大会で盛り上がりました。

 

2日目の朝は、爽やかな朝の空気の中、見晴らしの良い「集いの広場」に集合

この日も晴天に恵まれ、みんなの体調もバッチリです。

早速、ラジオ体操でしっかり体を目覚めさせて一日をスタート

 

いよいよメインの森林体験です。

グループで1本ずつ、力を合わせて間伐に挑戦です。

のこぎりを真っ直ぐに引くのは意外と難しい。

なかなか安定したフォームで上手に引けています。

最後はロープを欠けて綱引きのようにみんなで一気に引き倒します

次は、倒した木を使って「チェーンソー体験」です。

もちろんチェーンソーで木を切るのは全員が初めて。

最初は恐々だったのが、慣れてくると「もう一回切りたい」という子も・・・

 

もう一つのプログラムは「木工体験」です。

電動工具を使って木工に挑戦します。

「ブックスタンド」か「イス」のどちらか希望のものを作ります。

本格的な電動道具を使えば、あきれいに気がきれいに木が切れます。

その便利さに感動

でき上がったイスの座り心地はいかがですか

1泊2日の自然教室、初めての体験がいっぱい詰まった内容充実の2日間でした

みなさん、お疲れさんでした。


10/21(木) 「人権教室」出前授業【4年】

2021年10月23日 | ブログ

10月21日(木)の5限目、4年生で「人権教室」の出前授業を受けました。

今回講師として来てくださったのは、校区にお住まいの有田市人権擁護委員の方で、お二人とも元校長先生を務められたプロフェッショナルです

先ずは「人権って何?」という大きなテーマについて簡単にお話してくれました。

その後、DVD教材を見てみんなで考えました。

テーマはズバリ、「いじめ」です

今回は『ぼくだってきれいにしたいんだ』という教材です。

お母さんの入院でおじいちゃんと2人暮らしになり、洗濯が上手くできなくなった「まさお」は、服装の汚れをからかわれるようになり、それが「いじめ」や「差別」にエスカレートしていき、とうとう学校に来られなくなってしまいます

ストーリーを振り返りながら「いじめている子」、「いじめられている子」、「いじめを見ている子」といった『いじめの構造』について学びます。

 

そして、それぞれの立場の子の気持ちをみんなで考えました。

「自分以外の人の思いや心を想像し、自分の心を寄せる気持ち」こそが、学校でいつも言われる『思いやり』の正体です

中には「こうかもしれない、ああかもしれない」と真剣に人の気持ちを考えて、何度も答えてくれる子もいました

一方で、DVD視聴中、いじめられている主人公が勇気を振り絞ってみんになに自分の本当の気持ちを訴える場面で、それを見て笑い声を上げる子、つられて一緒に笑い出す子も……

学力や体力と同様に道徳性や「思いやり」も後天的に習得していくもので、その習熟度に差があるのは当然です。

だからこそ、「道徳」の授業や学校生活のあらゆる場面で、機会を設けて学んでいく必要があるのです。

今回の「人権教室」がとても有意義で貴重な学習機会となりました

おまけに、子どもたちはプレゼントまでいただきました。

改めて、大切な学習機会を与えていただいた人権擁護委員の先生方に心より感謝申し上げます。

私たち学校も、子どもたちの「人格の完成」を目指し、日々の教育活動に精進して参ります


10/15(金) ミニ運動会

2021年10月16日 | ブログ

10月15日(金)。朝から一片の雲もない快晴でした。

いよいよミニ運動会当日です。

児童会役員の「開会宣言」が声高らかに響いていました。

 

プログラムNo.1は全校児童による「ラジオ体操(第1)」

この人数で、これだけ揃っていると「美しい」と感じます。

模範演技はラジオ体操部員の6年生です。

この日のために、休憩時間まで割いて熱心に練習していました

 

プログラムNo.2は2年生の「かけっこ」

出遅れないようにスタートダッシュ

コーナーでもスピードを落とさず全力です。

 

プログラムNo.3は3年生の「カプセルボール」

予行の時よりかなり速く走れています。

おっと危ない 慌てずにがんばれーっ

 

プログラムNo.4は1年生の「かけっこ」

1年生の全力疾走に思わず「頑張れーっ」と声が出てしまいました

ゴールまで接戦のいい走りでした

スタートを待っている時が一番ドキドキするよね

 

プログラムNo.5は6年生の「コロコロダッシュ」

運を天に任せて、出た目の数の所までダッシュ

最後までどこが勝つのかわからない、おもしろいレースになりました

 

プログラムNo.6は4年生の「6色リレー」

先頭ランナーの熾烈なトップ争い

前のランナーを必死で追いかけます

 

プログラムNo.7は5年生の「フライングシートリレー」

ボールをコントロールするのがかなり難しそう

やっぱり苦戦しているチームもありましたが、最後までよく頑張りました

 

プログラムNo.8~11は縦割り班による「玉入れ」

準備に結構手間がかかります。 準備係さん、ご苦労様です。

予行の時よりも慣れたのか、本番では結構たくさん入ってました。

予行では20点ほどでトップ争いしてましたが、本番では何と40点を稼いだチームも

子どもたちの対応力はスゴイ

 

応援団もコロナ対策を意識しながらエールを送ります。

全員で大声は出せませんでしたが、みんなの応援は選手に届いたはず

 

プログラムNo.12は3年生の「徒競走」

低学年よりはレース慣れしてきて、しっかりインコースを狙っています

コーナーでもしっかりイン側を締めて走っています。

 

プログラムNo.13は2年生の「大玉ころりん」

練習の成果か、期待しているようなハプニングもあまりなく・・・

アンカー対決。赤が必死で白を追いかけます。

 

プログラムNo.14は1年生の「ねらえフラッグ!」

虎視眈々と狙いを定めてスタートの合図を待っています。

両軍入り乱れての混戦です。

必死に逃げ回るあまり、衝突事故も発生

 

プログラムNo.15は5年生の「6色リレー」

高学年のリレーはやっぱり盛り上がります

バトン練習の成果が随所に見られました

 

バックヤード風景

感染症対策として、使用したビブスは保健係が毎回消毒してくれていました。

 

プログラムNo.16は5年生の「あけてドッキリ! 運んでビックリ!」

開けた袋から出てきた物を2本の棒で運びます。

物によっては難易度もかなり違って、かなり盛り上がりました。

 

トリはやっぱり6年生の「6色リレー」

チームの期待を背負って、「ヨーイ、ドン」

6年生が一番リレー練習に時間をかけていました。さすが、6年生 バトンパスもスムーズです

見事な快走でゴール 素晴らしい

最終ランナーにバトンが渡ったのは勝負がついてからでした

それでも最後まで全力で走りきったアンカーに心からの拍手を

 

盛り上がった大会を振り返り、児童会代表の講評です。

それを聴いている全校児童の姿を見てください。

暑い中、頑張って疲れていてるのに、最後までこの姿勢を保てる子どもたちを誇らしく思いました

 

更に、後片付けにも力を合わせて頑張ってくれる子どもたち。

こういう姿を見ると、本当に嬉しくなります。

「人のために、みんなのために、自分にできることを誠実にやり遂げる」

本校の目指す子ども像がたくさん見られた良い一日でした。

 

この運動会開催に際し、運動場への除草剤散布や樹木の剪定にご協力くださった保護者の方が7名おられます。

皆さん、まだまだ暑い中、仕事の都合をつけてまで、作業にあたってくれました。

子どもたちはこミニ運動会を自分たちで成功させようと、よく頑張れたと思います。

でも、決して自分たちだけで実現できたのではなく、陰で支えてくれた方々がいたことも知っておくべきだと思います。

 

最後になりましたが、この場をお借りして、多大なご協力をいただいた方々に心より御礼申し上げます。

また、暑い中、最後まで子どもたちを見守ってくださった学校運営協議委員の皆様、ご声援いただいた保護者の皆様、及び感染予防のために参観をご遠慮くださった皆様、本当にありがとうございました。

 

 


10/12(火) ミニ運動会予行

2021年10月12日 | ブログ

10月12日(火)暑すぎるほどの晴天の下でミニ運動会の予行を行いました。

児童会役員による開会宣言から始まります。

最初の種目は全校児童による「ラジオ体操(第1)」です。

練習機会は十分ではなかったものの、「そろえる意識」がしっかり感じ取れました。

 

次は2年生の「かけっこ」です。

シグナルに合わせて全力ダッシュです。

ゴールまで全力で走ります。

 

続いて3年生の「カプセルボール」です。

コーンの中のボールを落とさないように、二人で息を合わせて走ります。

 

今度は1年生の「かけっこ」です。

1年生ながら力強い走りを見せてくれました。

 

6年生の「コロコロダッシュ」はサイコロの出目で走る距離を決めるというユニークな種目。

当日の運試しが楽しみですね。

 

5年生の種目は4人で布に乗せたボールを運ぶ「フライシートリレー」

みんなかなり苦戦していました。当日は上手く運べるかな 期待しましょう

 

次は、全校が縦割り20班に分かれての「玉入れ」です。

「高学年は円の外側から」という新ルールで難易度もアップ

それでも上手なグループは20ポイント以上稼いでました。

 

こちらは2年生恒例の「大玉転がし」

自分の身長ほどある大玉を、なかなか上手にコントロールしています。

 

この後、1年生の「ねらえフラッグ!」があるのですが、カメラのバッテリー交換で撮影できませんでした。

スミマセン。 是非、当日お楽しみください

 

4年生の「あけてドッキリ! 運んでビックリ!」も当日のお楽しみです。

黒い袋の中身は何だろう

 

最後は6年生による「6色リレー」です。

職員チームも予行だけのスポット参戦。本気です

6年生はかなりの時間をバトン練習に割いてきました。

その成果をしっかり見ることができました。 当日も頑張ってね

暑い中でしたが、熱いレースで大いに盛り上がりました。

 

最後は児童会代表の講評で予行を終えました。

 

コロナ禍で「できないこと」ばかりが増えましたが、みんなで力を合わせて1つの行事を作り上げることはとても大きな教育的意義をもつ体験活動です。

10/15(金)は全員で良い思い出を残しましょうね

最後に・・・

種目の合間に何度も何度もダッシュを繰り返し、コーンを運んだりラインを引き直したりと、次の準備に尽力してくれた準備係の皆さん、本当にお疲れ様でした。

当日もよろしくお願いします


9/28(火) 避難訓練

2021年09月29日 | ブログ

9月28日(火)、今年度3回目の避難訓練を実施しました。

地震、火災、津波と設定を変え、毎回時間帯も変えて実施し、どんな状況にも対応できる率先避難者の育成を目指して訓練しています。

今回は昼の全校清掃の時間帯にプレート型地震が発生するいう設定です。

全校児童がそれぞれの担当区域で清掃活動をしていた13:30、突然緊急地震速報が流れました。

その時、校内各所では・・・

先生がいない場所でも、全員がしっかりシェイクアウト訓練の姿勢で動かずに放送の指示を聴けていました。

揺れが収まると直ちに避難行動に移ります。

音楽室では日頃は使わない非常階段から運動場に向かいます。

それぞれ、自分の清掃区域から最も近い出口から運動場に向かいます。

運動場に出たら、避難時の集合場所(鉄棒前)まで駆け足で急ぎます。

そして、集合場所に着いたら・・・

それぞれが自分で学級の場所に整列を始めます。

1年生は先生が指示して整列させています。

全員の避難確認され、整列が完了するまで今回は3分03秒かかりました。

これは前回と比べると20秒ほど遅いタイムでした。

ただタイムを縮めるためにスピードを上げるのは避難訓練としては適切ではありません。

それよりも、無駄な時間のロスをなくさなければなりません。

今回は前回までとは違い、それぞれが校内各所に分かれて清掃活動中でした。

だから、学級全員で先生の指示に従って行動できた前回よりも難しかったのは当然です。

にもかかわらず、シェイクアウトから避難行動に移り、集合場所までの移動は本当にスムーズでした。

大きなロスタイムの原因は、運動場に集まってからの私語が多く、整列が遅れたことです。

訓練後の振り返りでも、正直に自分たちの行動を分析できていました。

実際に災害に直面したとき、恐怖や不安に耐えて静寂を保ち、指示をしっかり聴いて速やかに行動することが大切です。

訓練の時にこそ、緊張感をもって真剣に取り組み、正しい避難行動を習慣化しておきましょう

 


9/17(金) キッズサポート・スクール【2・5年】

2021年09月21日 | ブログ

9月17日(金)3限目、和歌山県警察本部の少年サポートセンターから講師をお招きして、「キッズサポート・スクール」を実施しました。

本校では毎年、2年生と5年生が受講しています。

2年生の教室では・・・

先ずは「きしゅう君の家」についての確認です。

さすがに「きしゅう君の家」については子どもたちもよく認識できていて、きちんと説明できていました。

「学校へ来る途中にある」とか「家の近くにもある」という声もたくさん聞かれました。

じゃあ、遊んでいるときにこんな人に「ちょっと道教えて」と声かけられたらどうする

最初は「きちんと教えてあげる」と答える子もいましたが、周りの意見を聞いているうちに思い出したようです。

みんな『いか・の・お・す・し』を覚えていますか❓

ちゃんと言える人❓

正解は、「いかない」「のらない」「おおごえを出す」「すぐ逃げる」「しらせる」でしたね。

もし困っていそうなら、「大人の人に聞いてください」としっかり相手に伝えましょう

では、本題です。

2年生のテーマは「いやな思いをさせる(仲間はずれ)」です。

紙芝居を使って、子どもたちの日常生活に良くある場面を取り上げて、みんなで考えました。

縄跳びが苦手な“りんごちゃん”はいつも引っかかってしまい、得意な“みかんちゃん”はミスばかりの“りんごちゃん”を厳しく責めてしまいます。

とうとう“りんごちゃん”を縄跳びのメンバーから弾き出して仲間はずれにしてしまいました

“りんごちゃん”はどんな気持ちになったんでしょうね

2年生なりに、“りんごちゃん”の心にしっかり寄り添って考えられていました。

 

5年生のテーマは「いじめ(暴行・傷害・脅迫など)」

こちらも紙芝居で始まりました。

下校風景によくある「カバン持ち」、最初は公正にじゃんけんで決めていたはずが・・・

いつの間にか一人の子に強制的に持たせるようになり、嫌がる相手にカバンを押しつけようと強く押したところ、思わぬ事故に

そんなつもりはなかったのですが、相手に大きなケガをさせてしまいました

ケガをした子の両親は警察に訴え、結果的に暴行・傷害事件になってしまいました

みんなで考えてください。

「どこが間違っていたんだろう

普段、“遊びのつもり”と称してやっている行動の中にも、法律上「暴行」にあたるものがたくさんあることを具体的に教えていただきました。

思い当たること、なかったかな

振り返って考えれば、みんな正解を出せるはずなのに、ついやってしまって取り返しの付かない結果になることが現実にはあります。

だからこそ、私たちは普段の生活の中で考えなければならないのです。

「相手の気持ち」を考え、心のブレーキを働かせて「してはいけないこと」をしてしまいそうになる自分をしっかり止め、常に「どうするべきか、どうした方が良いか」を考えて行動する。

『内省から行動変容へ』が本校が目指す生徒指導のあり方です。


9/15(水) 初めてのクラブ活動

2021年09月15日 | ブログ

9月15日(水)6限目、今年度初めてのクラブ活動がありました。

せっかく楽しみにしてたのに、あいにくの雨

その影響をモロに受けたのが「ドッジ・キックボール部」でした。

今回は教室でルール決めの話し合いになりました。

「タッチアップはありにするか、なしにするか

協議しながら、自分たちでルールを決めていました。

次こそ、運動場で楽しみたいね。

 

体育館でする運動部は雨でも予定通り実施できました。

こちらは「ソフトバレー部」の活動風景。

先ずはサーブの練習から。

でもこれが意外と難しそうで、なかなか苦戦してました。

 

「バスケット部」は早速ミニゲームに挑戦。

ドリブルしながら相手ディフェンスを突破するのはなかなか大変そう…

バスケットの未経験者も多く、「トラベリング」や「ダブル・ドリブル」の嵐

でも、みんなそれなりにゲームを楽しんでました。

 

こちらはパソコン室の様子。

パソコン部が黙々と作業をしています。

パソコンで来年のカレンダーを作成するそうです。

 

同じくカレンダー作りに挑戦しているのは「イラスト部」

インターネットでイラストの素材を探しています。

デザインが決まれば、それぞれ下書き開始です。

 

児童会室では「将棋・オセロ部」が対局中。

将棋がさせる子も結構いるのにビックリ

オセロも白熱した攻防がくり広げられていました。

 

理科室では「科学部」がミーティングをしています。

担当の先生からの説明をしっかり聴いています。

その後、図書室に移動して挑戦したい実験をグループで探しました。

 

「ダンス部」は音楽室で活動しています。

先ずは振りを覚えるところからスタートです。

一昨年、本校体育館で開催されたダンス・イベントに出場した経験のある先輩が良いお手本を務めてくれています。

 

こちらは全員女子の「手芸部」。

3人1組になって、作品作りに励んでいます。

今回は端布でオリジナルの“くるみボタン”を作りました。

 

4年生以上が学年の枠を越えて絆を深め、それぞれの趣味や特技を活かしながら主体的に取り組む「クラブ活動」。

楽しみな時間ですよね

普段の授業とは違うみんなの笑顔に会いに、次回からもいろんなクラブにお邪魔します。

どうぞ、ヨロシク

 


8/25(水) 草引き朝集

2021年08月25日 | ブログ

今朝の朝集は「草引き朝集」です。

本来なら、夏休み中に6年生と育友会(保護者・職員)で「環境整備作業」を行い、きれいな状態で2学期を気持ちよくスタートする予定でしたが…

コロナ&長雨のせいで中止となり、運動場は「雑草天国」の状態でした。

セントアンドリュースのラフほど、のびのびと育った雑草(たとえがマニアックでスミマセン)

遊具の周りも一面、グリーン・カーペットが敷き詰められています。

本校自慢の「えいようまんたん畑」は、肥料が効いて土が肥えているせいで、草の伸び方も桁違いです。

 

これは天が与えてくれたチャンス

『自分たちの学校を、自分たちの手できれいにしよう大作戦』の実践です。

8:10 全校児童+職員が一斉に作業開始

学年単位で大まかにエリアを決め、それぞれが草引きに励みます。

長雨のおかげで、普段よりは草は引き抜きやすいようでした。

運動場の南側は中学年の担当区域です。

見ていても腰が痛くなりそうな体勢。それでも頑張って作業を続けています。

こちらは手前から段取りよく作業を進めています。

「なかなか抜けない手強い草は先生にお任せを

運動場北側の花壇の周辺は低学年が担当です。

花壇に生えた雑草も力を合わせて抜ききろう

男子は先生が刈ってくれた大物を運びます。

運動場北側の防球ネットは草が絡みついていて作業は難航

改めて見てみると、こんなに草が生えてるのにビックリ

1年生もせっせと作業に励んでいます。

みんな15分間、すごい集中力を発揮して頑張ってくれました。

先生が押している一輪車はあっという間に山盛りになりました

ほんの15分では到底片付きません。雑草軍を打ち破るまで、みんなで頑張るぞ

 

今回の「草引き朝集」を通して、改めて体験的な活動からの学びの有効性と大切さを実感しました。

子どもたちの頑張る姿や協力しあう姿、進んで仕事を引き受けてくれる姿がたくさん見られました。

また、「こんな所に気が付くようになって欲しいなぁ…」といった点もいくつか見えてきて、子どもたちの指導に活かせる気付きがありました。

本来の「環境整備」以外にも大切な目当てが発見できた15分でした。   …to be continued

 

P.S.

環境整備作業が中止になった翌日、ある保護者の方が校長室に来てくれました。

「中止になって先生方だけでは大変でしょうから、何か手伝えることはないですか?」とのお申し出をいただきました。その言葉に、ただただ感動しました

そこまで「学校のために…」と考えてくださる方がいるなんて…。

実はその方は、夏休み中に職員駐車場や校舎の裏側に除草剤を散布してくれていたそうです。本当に頭が下がる思いです。

心からの感謝と敬意を込めて、「ありがとうございました。」