宮原教育の窓

有田市立宮原小学校(和歌山県)の公式ブログです。

7/24(土)・25(日) 想繋火

2021年07月26日 | ブログ

7月23日(金)には「東京オリンピック」の開会式が行われ、選手たちの活躍に日本中が盛り上がっています。

そんな中、我が「宮原小学校」の5・6年選手団の作品が展示される『想繋火』が24(土)・25日(日)の二夜に渡って開催されました。

昨年度実施されて大変好評だったイベントで、「今年は無理かなぁ…」と言われながらも、本当に“無理”を通していただき、開催の運びとなりました

「宮原地域交流協議会」の方々にはお仕事でお忙しい中、『想繋火』開催に向けて多大なご尽力をいただきました

今年は5・6年生の製作風景をプロジェクターで紹介してくれました。

会場も「くまの古道ふれあい公園」に移し、公園内の施設を上手く生かしたレイアウトで一段と素敵な雰囲気に感動

皆さんのご厚意とご協力に心より敬意と感謝を申し上げます。本当にありがとうございました

 

では、展示会場内へどうぞ

小学校側からの入り口には立派な竹灯籠のゲートが設置されていました

24日(土)の様子です。小学生だけでなく、中学生も見に来てくれていました。

見事な作品をごゆっくりご鑑賞ください

ドリルで穴を空けた作品は地域の方々の作品です。

光の描き出す絵や文字がとても美しく映えています

 

5・6年生は絵や文字をかいた紙を縦に割った竹に張って作っています。

階段になっているので、昨年よりもずっと作品が見やすくて、全体のバランスもバッチリです

先生たちも一人ひとりの作品をじっくり鑑賞していました

今年はグループに一つずつQRコードが割り当てられていて・・・

スマホで読み取ると、子どもらの地域の方々へのメッセージが見られます

「毎朝あいさつ、ありがとう☆ 元気でね

「これから暑くなるから気を付けて

5・6年生全員が、地域の方々にメッセージを発信しました。

「去年に引き続き、竹灯籠を作らせてくれてありがとうございます。」

「地域のことをよく考えてくれてありがとう。早春のミカンの花の香りが私は好きです。」

「いつも行き帰りに『いってらっしゃい』とか『おかえり』とか言ってくれてありがとうございます。」

「ここまでこれたのも、みなさんが支えてくれたり、助けてくれたからです。」

「辛いことも悲しいこともあるけれど、みんなで乗り越えたら絶対に楽しくて嬉しいこともあるから、お互いに支え合って頑張っていきましょう

「みんな笑顔で、自分から挨拶できて、自然豊かな宮原が大好きです

「あなたのコロナ対策で、一人でもコロナになる人が減らせる。マスクを付けてね。」

「暑さにもコロナにも、地域で立ち向かっていこう」

・・・

みんなのメッセージが一人でも多くの地域の方々に届きますように

 

そして、「宮原さん家」では今年もかき氷とジュースのお店を出してくれていて、大盛況

やっぱり夏の宵には「かき氷」がよく似合うね

冷たいかき氷があると暑さも楽しめちゃいますね

 

「宮原さん家」の中でも、お父さん・お母さんと子どもたちが集まって楽しく談笑してる姿が…

蒸し暑い夏の夜でしたが、大人も子どもも、会う人会う人みんな笑顔の楽しい時間を共有できて、とても心地よい時間を過ごすことができました

 

そして、みんなが帰った後、宮原地域交流協議会の方々が遅くまで後片付けに残ってくれていました

 

「ホンマに、宮原、ええ町やなぁ

 


7/20(火) 一学期終業式

2021年07月19日 | ブログ

早いもので昨日で一学期が終わり、今日から夏休みに突入しました

昨日は朝から各学級で夏休みに向けての「学級会活動」の後、大掃除を済ませて4限目の終業式に臨みました。

昨年度から感染症予防のため、体育館での全校集会は行わず、始業式・終業式も放送で行ってきました。

体育館での終業式は1年半ぶりです

密になるのを避けるため、体育館のフロア全面に広がっての実施です。

 

式の前に、これも久しぶりの表彰を行いました

6年生女子は剣道個人の部で見事に優勝を果たしました

続いて陸上競技。兄弟そろっての入賞です。

兄は100mで8位、弟はリレーで6位の成績を収めました。

最後は「わんぱく相撲」です。

残念ながら今年は男子高学年だけの大会となりました。

こちらも6年と4年のが兄弟そろって3位入賞。4年生のもう1人は陸上に続いて相撲でも3位に入り、続けての表彰でした。

様々な分野で頑張っている仲間の成果をみんなで認め合い、讃え合う機会も大切な教育活動の一つであると考えています。

これからも文化・芸術・スポーツ等、いろいろな方面での皆さんの活躍を期待しています

 

ではいよいよ「一学期終業式」の始まりです。

教頭「只今より令和3年度一学期終業式を始めます。 礼。」

本来なら「校歌斉唱」から始まるのですが、コロナ対策のため割愛し、いきなり校長の話に入りました。

終業式の話の前に、2つお礼の言葉を伝えました。

1つ目は先日の「水害慰霊祭」についてです。今年も全校児童が各自お花を用意してきてくれ、亡くなられた方々のご冥福を祈って献花してくれました。式の参列した6年生だけでなく、どの学年も祈りを込めて祭壇に向かう姿勢がとても気高く、嬉しく感じました

2つ目は一学期で任期を終えた児童会役員の貢献に対して。

前年度の先輩に続き、今年もコロナ禍の中、みんなに楽しんでもらおうと児童会主催で「ドッチボール大会」を開催し、みんなを笑顔にしてくれました。やっぱりみんなの笑顔が見られることが一番嬉しくなるし、元気が出ます

『どうもありがとう』

ここからは終業式本来の話です。

毎回式の度に必ず振り返ってもらうのは、『しつけ三原則』と『立腰』です

他人ではなく、自分がどうだったかをしっかり振り返ってください

 ・気持ちの良い挨拶を自分からできていましたか?

 ・名前を呼ばれたら、相手に伝わる声できちんと返事ができていましたか?

 ・脱いだ履き物はきちんと揃え、席を立ったらイスは入れていますか?

 ・お腹を突き出すようにして胸を張り、背筋を伸ばした美しい姿勢を意識していますか?

体育館での話も美しい姿勢で聴けている子がいます

 

しつこく言いますが、『しつけ三原則』のベースになっているのは自分以外の人への「思いやり」です

だから、日々の学校生活の中でも「思いやり」を言葉や行動で示して欲しいと思います。

相手にケガをさせてしまうかも知れないのに平気で廊下を走ったり、友だち同士の会話の中でつい相手に命令口調で強く言ってしまってたり…、まだまだそんな場面を見かけることがあります

一人ひとりのちょっとした「思いやり」で、宮原小学校での学校生活がもっと楽しく、居心地のいいものになるはずです

もっと楽しく、もっと仲の良い、自慢の宮原小学校を一緒に作っていきましょう

久々の集会で嬉しくなって、ついつい話が長くなってしまいましたが、それでもみんなしっかり聴いてくれています。

トドメに校長から宿題が2つ出されました

 ① 時間に余裕のできる夏休みだからこそ、読書に取り組み、読書の楽しさを知ってください。

 ② 日頃お世話になっている地域の方々に、「笑顔で挨拶+一言」を実践する。

最後に、始業式で全員元気に再会することを約束して長~い話を終えました

ご静聴ありがとうございました

 

式が終わった後、今度は生活指導の先生から夏休みに向けての注意がありました。

気を付けて欲しいことを色画用紙でイメージさせながら話してくれました。

「水色」は「水の事故」に注意です。

「赤」は「熱中症」にならないように十分気を付けること。

その他、

「黄」は信号、つまり「交通事故」に合わないように安全を心がけること。

「黒」はウィルス、「感染症」対策をしっかりすること。

これらに十分気をつけて、かけがえのない『命』を守ってください

 

次回、8/4(水)の登校日での再会を楽しみにしています

 


7/16(金) 水害慰霊祭

2021年07月18日 | ブログ

7/16(金)

今年も毎年一度の特別な登校風景が見られる日がきました。

子どもたちがそれぞれ花を携えて登校してきます。

全員、ループリボンも着用してきます。

今日は68年前の『7・18水害』で亡くなられた方々の慰霊祭を行う日です。

子どもたちが手に手にした花は、 亡くなられた方々の御霊前にお供えするためのものです。

 

この日に備え、各学年で『7・18水害』や防災についての学習を行ってきました。

本校は防災に対する意識が高く、様々な状況を想定した避難訓練を毎学期2・3回程度実施しています。

 

『水害慰霊祭』は本校がとても大切にしている行事です。

本来は全校児童が一堂に会して実施していましたが、感染症予防のため、昨年度から6年生だけが参列します。

他の学年は1限目に学年毎に献花を済ませています。

初めて参加する1年生も、献花の仕方をしっかり教わり、祭壇に向かってきちんと礼ができました。

こうして、年に1度は亡くなられた方々に想いを寄せ、ご冥福をお祈りする機会をもち続けることには大きな意義があると考えています。

 

さて、間もなく『水害慰霊祭』が始まります。

この日も朝から蒸し暑く、体育館の中もじっとしていても汗が滲んできました。

そんな中、着席して静かに開式を待つ6年生。

誰一人話しをすることなく、美しい姿勢を保ったまま座っている姿を見ただけで、水害慰霊祭に臨む6年生の心構えが感じ取れ、胸がいっぱいになりました。本当に下級生に見せてあげたかったです。

平日の暑い中、今年も地域の様々な方々が各団体を代表して参列してくださいました。

いよいよ開式です。先ずは全員で「黙祷」

時が止まったかのような無音の中で、目を閉じて亡くなられた方々のご冥福をお祈りしました。

続いてスライドで『7・18水害』について、振り返ります。

6年生は入学して以来、既に5回も学習してきましたが、話しを聴く目は真剣です。

有田川上流で連日降り続いた豪雨が一気に押し寄せて堤防が決壊し、洪水はたちまち宮原地区を飲み込みました。

宮原地区で129名の尊い命が失われました。

その中には20名の宮原小学校の児童も含まれていました。

犠牲になられた小学生は、どれほど恐ろしく、どれほど悲しく、どれほど無念だったでしょう。

残されたご遺族の方々はどれほどの悲しみを背負い、無念で悔しい思いを耐えてきたことでしょう。

数字で表すと、ついついデータとして捉えてしまいがちですが、その1つ1つが何物にも代えられない、かけがえのない命であり、それぞれの人生であったことを忘れないでください。

思いを込めて、最後は「献花」です。

児童に続いて地域や関係機関の方々にも、お花を供えていただきました。

 

7/18。

宮原小学校はこの日を忘れません。

これから先、何十年の時が流れ、実際に水害を体験した人がいなくなっても、この辛く悲しいできごとを後世に語り継ぎ、犠牲となられた方々のご冥福をお祈りし続けていきます。

そして、この『水害慰霊祭』のもう一つの大事な意義は、「命を守り抜く防災教育」です。

想定外の窮地に直面したとき、人は「正常性バイアス」と「同調性バイアス」に大きく行動を左右されるそうです。

「正常性バイアス」とは、想定外の異常事態に置かれても、「正常の範囲内」だと思い込もうとする働き、「同調性バイアス」とは、「周囲の状況に合わせることで安心感を得ようとする」こと。

つまり、誰かが動き出さなければ「大丈夫だろう」と避難行動は遅れがちになるということです。

宮原小学校は「率先避難者」となれる子どもを育てるべく、今後も防災教育に真剣に取り組みます。

それが自らの命を守る「自助」であり、周囲を避難行動に巻き込む「共助」の実践に繋がると信じています。

二度と一人の犠牲者も出さない、“宮原の奇跡”を目指して・・・。 


7/13(火) 竹灯籠作り【5・6年】

2021年07月16日 | ブログ

一昨年、35年ぶりに復活して大盛況だった『宮原 盆 BON!! 踊り』ですが、昨年は感染症対策で中止となりました。

そこで地域の方々から、「せめて盆踊りの代わりに…」とご提案いただき、実現したのが5・6年生が作った竹灯籠を展示した『想繋火(そうけいか)』です。

夏の宵を幻想的な灯りが包む、素敵な時間を過ごすことができました。

学校運営協議会でもこの取り組みが評価されていて、今年もご協力いただけることになりました

 

7月13日(火)の午後、5・6年生が2チームに分かれて竹灯籠作りに取り組みました。

今年も制作指導に「あそびーと」の方々が来てくださいました。

先ずは実物を示して完成イメージをもたせます。

具体的な作製手順を実演を交えながら説明してくれました。

説明が終われば、各自で竹を選びます。

因みに、全員分の竹も当日の道具もすべて「あそびーと」さんが用意してくださいました。

先ずはのこぎりで半分ほどの切り込みを入れます。

竹は丸いので固定するのがけっこう難しい

みんな竹を抑えるのに必死です。

先生も“助っ人”で参戦です

中には一人でしっかり抑えながら頑張っている子も…

学校運営協議委員さんも参観に来てくださいました。

子どもたちの頑張っている姿を優しく見守ってくれています。

切り込み作業が終わったら、竹の繊維方向に刃を打ち込んでいきます。

刃が竹の断面に食い込むまではけっこう硬くて、力が必要です。

「自分の指を打たないように気を付けてね」

慣れないながらも協力して作業が進んでいます

こちらのペアは息ピッタリで、しっかり固定できています。

刃の後は付くんだけど、なかなか刃が入らない

先生に持ってもらっているせいか、金槌を振り下ろすのも遠慮気味

一方、こちらは職人さんのような2人。黙々と、しかも手際よく作業を進めています。

「どう、上手く割れてる?」

順調に作業が進んで、後は絵を貼り付ければ完成だね

それぞれが描いた絵をセロハンテープで竹に貼り付けます

 

それではご自慢の作品を披露してください

みんなの作品が宵闇の中に温もりのある灯りを灯す光景が今からすごく楽しみです。

 

最後に全員で「あそびーと」の皆さんにお礼のご挨拶です

「どうもありがとうございました。」

全員分の竹を切り出し、適当な長さに切り分け、道具まで準備してくださいました。

子どもたちのために、大変な時間と労力を割いていただいたことに心より感謝申し上げます。

 

今年は7/24(土)・25(日)の2日間、小学校に隣接するくまの古道ふれあい公園で開催されます。

是非、ご覧いただきたいと思います。

当日が晴れることを願って・・・


7/1(木) 「なごみ」交流【4年】

2021年07月15日 | ブログ

一昨年までは、社会福祉協議会にご協力いただきながら、4年生が有田市福祉館「なごみ」を訪問し、高齢者の方々と歌やゲームを通して交流する機会をもたせてもらっていました。

ところが昨年度はコロナウィルスの感染対策のため断念せざるを得ませんでした。

今年もまだまだ予断を許さない状況ですが、4年生担当から「せっかくの貴重な学びの機会を何とかできないか」との申し入れがあり、社会福祉協議会さんに相談をさせていただきました。

協議の末、今年は初の試み、「リモートでの交流」にトライしようということになりました

 

先ずは6/17(木)、高齢者理解のために、出前授業に来ていいただきました。

“The プロフェッショナル”の講師をお招きして、早速授業開始です。

宮原には1610人の高齢者の方がいるそうです。つまり約3人に1人は高齢者。

ところが、おじいちゃん・おばあちゃんと同居している児童は4年生全体の約1/4。

核家族化の影響か、子どもたちが高齢者の方々と日常生活でふれあう機会はやはり少ないようです。

しかも、4年生のおじいちゃん・おばあちゃんは50代~60代前半が中心。

だから、「認知症」についての子どもたちが理解できていないのは当然。

具体的な場面を例に、詳しく教えていただきました。

 

子どもたちも、実際に交流する前に、大事なところをメモしながら真剣に聴いています。

「なごみ」の中にある様々な設備についてもスライドで紹介してもらいました。

「なごみ」でのお楽しみイベントの様子も見せていただきました。

高齢者の方がわかりやすいように工夫しているポイントも紹介していただき、とても参考になりました。

講義がとてもわかりやすかったからこそ、質問も意見もどんどんでました。

最後に今日の授業で学んだことや交流の時に気を付ける点などを交流しました。

とても勉強になる、いい授業でした。 どうもありがとうございました。

 

・・・といった学習を踏まえ、7/1(木)に4年桜組が実際に交流しました。

テーマは「届け合おう! 元気と笑顔」

先ずは担任がご挨拶。 やっぱり先生も少し緊張気味

続いて児童代表が挨拶。 みんなもカメラに向かって礼

教室のモニター画面には「なごみ」の皆さんの姿が映り、思わず手を振って「見えますかぁ?」「こっちの声、聞こえてますかぁ?」

早速、グループ毎に考えたクイズを出題しました。

「問題、ちゃんと伝わったかなぁ?」「みんな、わかるかな?」・・・

出題してる方もなんだか不安そう

ちゃんと「ヒントカード」も作っています

画面の中のおじいちゃん・おばあちゃんの様子や表情にみんな釘付け

途中、回線トラブルで何度か接続が途切れたりしましたが、最後はみんな笑顔で手を振って終えることができました。

初めての試みだったので、いろいろと課題も見つかりましたが、それも大いに意味のある勉強になったと思います。

「コロナだから、できなくても仕方ない」で片付けるのではなくて、「コロナだけど、どんなにしたらできるか」と考えて取り組んだ4年生の「大きな一歩」を高く評価したいと思います。

 

最後に、有田市社会福祉協議会と「なごみ」の皆様方のご協力に心より感謝申し上げます。

「どうもありがとうございました。2学期も何らかの形で是非とも交流をお願いします。」

 


7/1(木) 「紀州寄席」(芸能鑑賞)【5・6年】

2021年07月14日 | ブログ

7月1日(木)。

この日は朝から雨で鬱陶しい空模様でしたが、そんな気分を吹き飛ばしてくれるお楽しみイベントがありました。

名付けて『紀州寄席』の開催です。

開演が楽しみ ・・・でも、出番もあってちょっとだけドキドキ

こんな時期だからこそ、みんなに笑顔を取り戻して欲しくて、今年の芸術鑑賞は「関西演芸協会」の皆さんをお招きして寄席を楽しんでもらいました。

漫才を披露してくれたのは「シンデレラ・エクスプレス」のお二人。

さすがプロの漫才師 うまく会場を巻き込んで、みんな大盛り上がり

会場のあちこちに笑顔と拍手が溢れます

やっぱり、明るい笑顔はみんなを幸せな気持ちにさせてくれますね

「笑福亭 喬若(きょうじゃく)」さんの落語は、着ぐるみを着て動物園で虎のフリをする仕事を請け負った男の話。 

「ラッキー舞」さんは江戸時代から続く太神楽の曲芸を見せてくれました。

そして、取りは「桂 福團治(ふくだんじ)」師匠の古典落語、『七度狐』でした

「やっぱり本物は違うなぁ」 当たり前ですが、改めて感じることができました

 

・・・でも、今回の『紀州寄席』はそれだけではありません。

6年生が寄席に関わる様々な仕事を体験させていただきました。

こちらは「寄席囃子」 小気味良いリズムで太鼓を叩き、寄席の開催を知らせ、お客さんを集めます。

演者が舞台に上がる前に、準備する裏方さんも大切な仕事です。

僅かな入れ替わりの時間内に、素早く、しかも目立たないようにスムーズに準備を整えます。

舞台が整ったら出囃子に乗って、いよいよ演者の登場です

5・6年生の前で漫才を披露するのは、なかなか勇気のいることです

緊張しながらも、お互いアイコンタクトをとってネタを披露

コント仕立てのネタも、しっかり演じられていて感心

こちらは5人で「あいうえお作文」を披露。5番目のオチ担当はかなりのプレッシャー

 

勿論、お客さん(5年生)に見てもらうためには事前の準備・練習は必須です。

実は6/4にも関西演芸協会の方々に来ていただき、グループ毎にしっかりレクチャーを受けて準備してきました。

寄席囃子の指導教官は落語家の「桂 小福(こふく)」さん。

簡単そうに見えて、適度な力でリズム良く叩き続けるのは結構難しい

演者さんが気持ちよく舞台を務められるよう、裏方さんも頑張ります

こちらは漫才のネタ合わせ。みんな頑張ってネタを考えました

プロの漫才師に直接指導を受けられる機会なんてめったにないよね

アクションの部分では、師匠自らが演じながら熱のこもった指導をしていただきました

「あいうえお作文」のネタ作り風景。 みんなの案に師匠がいろいろとアドバイスをくれました

 

コロナ禍の長雨の中、みんなの笑顔が溢れた素敵な時間を過ごすことができました

最後にみんなでお礼を言うと、高座にいる師匠が丁重な返礼をしてくれました

『紀州寄席』、これにてお開きとさせていただきます。

本日はご来場、誠にありがとうございました


6/8(火) 交通安全教室【2年・6年】

2021年07月12日 | ブログ

交通安全の確保に関してはまだまだ不安を抱えているのが本校の現状です。

そこで毎年、県和歌山県警察本部の「ひまわり隊」の方々にお越しいただき、交通安全教室を実施しています。

例年なら全校児童が参加していますが、今年はコロナ対策で100名以下でなければ実施できないことになり、

2年生と6年生が参加しました。

交通安全の前に、先ずは不審者から身を守るためのお話しです。

「イカのおすし」は……「イカ」ない、「の」らない、「お」おごえでさけぶ、「す」ぐにげる、「し」らせる

「一人前」は……「一人」であそびにいかない、でかける「前」につたえる(どこへ、誰と)

だそうです。

自分たちの命に関わる大切なお話しです。

暑い体育館の中でも子どもたちはお巡りさんのお話に真剣に聴き入っています。

「みんながいつも乗ってる自転車は、車道を走るの? それとも歩道?」

自転車に乗る前の安全点検は「ブタはラベル」

……「ブ」レーキ、「タ」イヤ、「は」んしゃざい、「ラ」イト、「ベ」ル

  「ル」は「ル」ール

ちゃんと確認できてますか?

自転車に乗って止まるときは、右足を付けると車側に身体が傾くから危険

体育館の外では自転車協会の方々が全員の自転車を点検してくれました。

例年に比べて故障が少なくて良かった反面、油切れや空気漏れといった日常点検ができていないのが少し目立ったようです。

「ブタはラベル」、お忘れなく

いよいよグラウンドで自転車の実技指導です。

お巡りさんの指示に注目

何と言っても「飛び出し注意」 『止まれ』の標識はお見逃しなく

左足をきちんと地面に付けて、正しい停止姿勢もクセづけましょう

「しっかり右側も確認して」

「しっかり左右と後方も確認したら、出発

「交差点では一旦停止して左右の安全確認を

今年は宮原の交通指導員さん4名も参加してくれました。

「しっかり安全確認できてるね

「踏切を渡るときも必ず一旦停止して安全確認を忘れないように

快晴に恵まれましたが、とても暑い日でした。

そんな中、交通事故から自分たちの命を守るためにとご協力くださった、和歌山県警察本部ひまわり隊、有田市交通指導員、有田市自転車協会の皆様方に心より感謝申し上げます。

せっかく教わった大切なことを日頃からしっかり意識して、交通事故で命を落とすことが絶対しないようにしましょう

それがみんなの願いです。

 

 

 


6/3(木) イチゴ狩り体験【6年】

2021年07月09日 | ブログ

昨年度、コロナ対策で主な行事が軒並み実施できない状況に置かれました。

そんな中、ビニルハウスでイチゴ栽培をされている保護者の方が、校長室に来てくださいました。

「楽しみにしていた行事がどんどん中止になって行くので、せめて6年生には楽しい思い出を残してやりたい。」

との思いで、自営のイチゴ農園に6年生を招待してくださったのは、『松本農園』さんです。

勿論、昨年度の6年生は大喜びで、イチゴ狩りを満喫させていただきました。

そこで、・・・

今年も無理をお願いして、6年生のイチゴ狩りを受け入れていただきました。

ビニルハウスに入る前にはしっかり消毒して感染対策をしました。

栽培されているのは、和歌山県のオリジナル品種「まりひめ」というイチゴだそうです。

食べ頃のサイズで真っ赤に完熟したイチゴがたくさん!!

無農薬で栽培されているので、摘み取ってそのまま食べられます。

早速、おいしそうなイチゴを求めてビニルハウス内を散策です。

今年は去年以上にたくさんの実がなっていました。

おいしそうなイチゴを摘み取って、笑顔で

イチゴはへたの部分が反り返っているものの方が新鮮でおいしいそうです。

摘み立てのイチゴを早速いただきます

「やっぱり、摘み立てのイチゴは違うなぁ!!」

まだまだ食べられそう

「こんなに大っきいの、見つけたりで

先生も一緒にいただいてます

座りながらにしたから探した方が見つけやすいかも…

みんなが美味しそうで、楽しそうで、その様子を見ていてる方も笑顔になってしまいます

口いっぱいに頬張って、こぼれる笑顔がGood

「こんなにたくさんイチゴ食べたのは初めてかも…

みんな大満足の「イチゴ狩り」体験でした。

中には100個以上も食べたという強者も…

有田みかんを始め、柿、桃、梅、そしてイチゴ。

改めて「フルーツ王国」和歌山の恵みを感じることかができました。

貴重な機会を提供してくださった松本農園様、当日ご支援いただいた関係の皆様方に心より感謝申し上げます。

 

 


日根 藤六

2021年07月09日 | ブログ

随分とご無沙汰して申し訳ありませんでした。

ようやく不具合が解消され、ブログが再開できるようになりました。

1学期も終わりに近付いてますが、これからも学校の様子を発信していきたいと思います。

 

さて、皆さんは 日根 藤六(ひね とうろく)さんのことをご存知でしょうか?

約230年前の寛政2年、有田川の堤防が決壊した後、須谷地区の堤防修復に尽力した方です。

その功績を称え、JRの高架を越えた須谷バイバスの堤防沿いに立派な石碑が建てられています。

須谷地区や宮原愛郷会の方々が記念碑の周りにひまわりの花を咲かせようと、種を植えて育ててくれているそうです。

地域の方からお声かけいただき、早速4年生がひまわりの種植えに参加させていただきました。

地域の方々は土手の草刈りや土おこし等、事前にかなりの準備をして子どもたちを迎えてくれました。

種植えの方法や注意点をしっかり聴いて、早速作業に取りかかります。

種を植える間隔を測り、目印の割り箸まで挿してくれていました。

土の硬いところは少し掘り返してから種を植えます。

等間隔に並んで、せっせと種を植えていきます。

慣れてくるとどんどんペースが上がってきました。

「花が咲くのが楽しみやなあ。」

「穴が深過ぎたら芽が出てきぬくいでぇ。」

 

種植え作業を終えて、石碑の前で記念撮影!!

最後にお世話になった地域の方々にお礼の挨拶をして帰ります。

「ありがとう!!」 「さようなら」 明るい笑顔と挨拶が交差しました。

帰りは堤防を歩いて学校に帰ってきました。

 

あれから1か月半。

子どもたちが植えた種はしっかり育っていました。

土が流出しないように板で囲いを作ってくれたり、根元の雑草を抜いてくれたりと、大切に育ててくださっている様子が伺えました。

大きいものは70㎝以上にもなっていました。

大輪のひまわりが見事に咲き並ぶ景色をとても楽しみにしています。

関係の皆さん、本当にありがとうございました。