宮原教育の窓

有田市立宮原小学校(和歌山県)の公式ブログです。

8/25(水) 草引き朝集

2021年08月25日 | ブログ

今朝の朝集は「草引き朝集」です。

本来なら、夏休み中に6年生と育友会(保護者・職員)で「環境整備作業」を行い、きれいな状態で2学期を気持ちよくスタートする予定でしたが…

コロナ&長雨のせいで中止となり、運動場は「雑草天国」の状態でした。

セントアンドリュースのラフほど、のびのびと育った雑草(たとえがマニアックでスミマセン)

遊具の周りも一面、グリーン・カーペットが敷き詰められています。

本校自慢の「えいようまんたん畑」は、肥料が効いて土が肥えているせいで、草の伸び方も桁違いです。

 

これは天が与えてくれたチャンス

『自分たちの学校を、自分たちの手できれいにしよう大作戦』の実践です。

8:10 全校児童+職員が一斉に作業開始

学年単位で大まかにエリアを決め、それぞれが草引きに励みます。

長雨のおかげで、普段よりは草は引き抜きやすいようでした。

運動場の南側は中学年の担当区域です。

見ていても腰が痛くなりそうな体勢。それでも頑張って作業を続けています。

こちらは手前から段取りよく作業を進めています。

「なかなか抜けない手強い草は先生にお任せを

運動場北側の花壇の周辺は低学年が担当です。

花壇に生えた雑草も力を合わせて抜ききろう

男子は先生が刈ってくれた大物を運びます。

運動場北側の防球ネットは草が絡みついていて作業は難航

改めて見てみると、こんなに草が生えてるのにビックリ

1年生もせっせと作業に励んでいます。

みんな15分間、すごい集中力を発揮して頑張ってくれました。

先生が押している一輪車はあっという間に山盛りになりました

ほんの15分では到底片付きません。雑草軍を打ち破るまで、みんなで頑張るぞ

 

今回の「草引き朝集」を通して、改めて体験的な活動からの学びの有効性と大切さを実感しました。

子どもたちの頑張る姿や協力しあう姿、進んで仕事を引き受けてくれる姿がたくさん見られました。

また、「こんな所に気が付くようになって欲しいなぁ…」といった点もいくつか見えてきて、子どもたちの指導に活かせる気付きがありました。

本来の「環境整備」以外にも大切な目当てが発見できた15分でした。   …to be continued

 

P.S.

環境整備作業が中止になった翌日、ある保護者の方が校長室に来てくれました。

「中止になって先生方だけでは大変でしょうから、何か手伝えることはないですか?」とのお申し出をいただきました。その言葉に、ただただ感動しました

そこまで「学校のために…」と考えてくださる方がいるなんて…。

実はその方は、夏休み中に職員駐車場や校舎の裏側に除草剤を散布してくれていたそうです。本当に頭が下がる思いです。

心からの感謝と敬意を込めて、「ありがとうございました。」

 

 


8/24(火) 2学期始業式

2021年08月24日 | ブログ

8月24日(火)、久々に子どもたちが登校してきました

2学期の始業式は毎年、荷物がいっぱい

元気な姿と笑顔の挨拶に、こちらの顔も思わずほころんでしまいます。

久しぶりの友だちとの再会。会話も弾んでいるようです。

やっぱり荷物が重そう。 でも、みんなの宿題の作品も楽しみです。

 

さて、2学期の始業式ですが、県内でも感染が拡大する中、残念ながら「校内放送」での実施となりました。

最初に話したのは、校庭の花壇に咲いている花のことです。

今年は例年よりもたくさんの花が校庭に彩りを添えてくれていました。

花には詳しくないですが、きれいに咲いている花は、心を和ませてくれます。

これが、かの有名な「マリーゴールド」

これらは「日々草」。名前の通り、毎日のように可憐な花がたくさん開きます。

この花は「ランタナ」というそうです。アゲハチョウもやってきました。

この花は「トレニア」。暑さに強く、きれいな紫の花をたくさん咲かせています。

これは「サンリッチマロン」かな 小ぶりだけど、ひまわりの一種です。

今年は夏休み中ずっと、栽培委員と担当の先生が朝早くから水やりに来て、世話を続けてくれました。

まさしく、今日の始業式に花を添えてくれました。

栽培委員会の皆さん、本当にありがとう

 

その他、以下の3点について、お話ししました。

① 増え続けるコロナの脅威に対して、不平・不満ばかり漏らしたり、誰かのせいにして他人を非難するのではなく、厳しい状況下だからこそ、人に対する「思いやり」を忘れず、一人一人が「できること」「するべきこと」を着実に続けていきましょう。

② 「しつけ三原則(挨拶・返事・イスと履き物)」を日々実践することを当たり前にしましょう。そして、2学期の終わりには誰一人として廊下を走らない学校にしましょう。

③ 楽しみな行事が一番多い2学期ですが、急な予定の変更も十分予想されます。どんな場面でも、周りの人と支え合い、力を合わせながら、一日一日を大切に、笑顔で乗り切っていきましょう。

 

始業式の放送が終われば、恒例の委員・係り・当番決めです。

早速、今日から給食当番も始動しました。

一人一人の役割と責任の上に、みんなの学校生活(社会)は成り立っているのです。

明日からも、笑顔で支え合い、充実した学校生活を


8/23(月) “あの日のひまわり” ~日根藤六碑~

2021年08月23日 | ブログ

国道480号線の須谷バイパスを東に向かって走り、JRの高架をくぐると、すぐ右手にちょっとポップな感じの看板が見えてきます。

地域の方からお誘いいただき、日根藤六碑の周辺に4年生がひまわりの種を植えたのが5/25(火)でした。

あれから約3か月、今年は異例な雨続きの夏で、実は少し心配していました。

でも、・・・

4年生みんなが列になって植えた種は、しっかり育ち、大輪の花を咲かせていました。

あの日のひまわりが、一面に咲き誇っている光景に感動と喜びが…

でも、そこには悪条件にも負けずに育った「ひまわり」のたくましさだけではなく、日頃からひまわりを見守り、支柱を立てたり水をやったりしてくださった地域の方々の“陰の支え”があったことに改めて気付かされました。

お仕事の合間を縫ってひまわりを育ててくださった方々に、心より感謝申し上げます。

逆境に負けず、見事な花を咲かせているひまわりの姿に、ついついコロナ禍の子どもたちへの思いが重なってしまいます。

たくさんのひまわりに囲まれてたたずむ日根藤六碑は、高台から須谷の町を静かに見守ってくれているようでした。

いよいよ明日から2学期がスタートします。

依然として先の見えない厳しい状況ですが、「ひまわり」のような、力強く明るい笑顔に、たくさん出会えることを楽しみに、明日を迎えます。


8/8(日) 「おもしろ科学教室」

2021年08月08日 | ブログ

8/7(土)から学校閉庁日に入りました。8/15(日)まで、学校は閉まっています。

そんな中、宮原公民館では「おもしろ科学教室」が開催されました。

今回も講師を勤めてくださったのはお馴染みの5名の方々です。

ちなみに今回の参加者は25名で、そのうち23名が本校の児童でした。

 

今回は「ジャンピング・ロケット」に挑戦

スーパーボールを使った「作用・反作用」の実験です。

スーパーボールを静かに手から離すと床にぶつかる瞬間にスーパーボールが床を強く押し(作用)、それに対して床がスーパーボールを押し返す(反作用)ので、スーパーボールは高く跳ね上がります。

でも、どんなすごいスーパーボールでも、他から力を加えない限り、最初に離された高さまでは戻って来られません。

じゃあ、『スーパーボールを2個繋げてみたらどうなるでしょう

早速、実験開始です。

先ずは「ジャンピング・ロケット」の作り方の説明を聞くところから始めます。

いよいよ作業開始です。先生方も一斉にみんなの中へ。

下は1年生から上は6年生まで、学年もバラバラ。

当然、理解度にも作業スピードにも、大きな差があります。

ビニルテープを決められた長さに切るのも結構難しい・・・

先生方は一人ひとりの進捗状況をしっかり見取って、必要なアドバイスやお手伝いをしてくれていました。

どうやら全員が作業を完了したようです

それではお待ちかねの実験です。

肘を伸ばして、床と発射台が垂直になるように位置を決めて、静かに手を離します。

「3・2・1・発射

写真が小さすぎて見にくいと思いますが、左上の黄色の丸の中にロケットが

見事に公民館の天井にぶち当たっていました。

低学年は自分のロケットのスピードに視線が追いついてない様子

とにかく、スーパーボールを2個にしたら「2個分の反作用のエネモルギー」がロケットに加えられてすごい高さに飛ぶということがわかりました

「ジャンピング・ロケット」の実験は大成功でした。

 

次は、みんなに大好き「スライム作り」です。

ジップロックに材料を入れてコネコネするだけ。

この実験に「ジップロック」を活用するあたりが、さすがプロの集団

それぞれお好みの固さに仕上げるために、混ぜる「ホウ砂」の量を調整しています。

公民館長さんも・・・

公民館主事補さんも・・・

そして、かの有名なこの方も・・・

みんな、子どもたちの楽しそうな様子を見守ってくれていました。

最後は、きちんと実験の振り返りです。

学校以外でも、学ぶ機会はいくらでもあります。

せっかくの夏休みです。学校以外で学べることに、どんどん挑戦して欲しいと思います。

最後はみんなでお礼を言って終わりました。

科学教室を開催してくださった5名の先生方、準備いただいた公民館関係者の皆様、子どもたちの様子を見に来てくださった学校運営協議委員さん、

「どうもありがとうございました」

 


8/4(水) 登校日(平和学習)

2021年08月04日 | ブログ

8月4日(水)は本校の登校日でした。

学校にエアコンが設置され、夏休みが短くなったため登校日を設けない学校も増えています。

そもそも登校日って何のためにあるんでしょう

① 長期休業中の子どもたちの元気な様子を確認するため。

② 生活リズムの保つため。(昔は10日に1日程度の割合で登校日がありました

③ 宿題の点検や確認、困っている子への指導・助言のため。

 

昨日も「全員出席」とはいきませんでしたが、しばらくぶりに元気な笑顔があふれていました。

早速、宿題をチェックしています。自分で丸付けをしながら、わからないところは先生に教えてもらってました。

5年生は、夏休み中に家に持ち帰るタブレットパソコンで、ドリル学習をするための確認作業をしていました。

夏休み前に借りて帰った本を読み終えて、新しいのを借りに来る子もたくさんいました。

図書担当の先生は、午前中ずっと図書室に張り付きで頑張ってくれました。

今年は「年間50冊以上」の目標を掲げて、読書活動に力を入れています。

現時点で既に70冊以上借りた人もいるそうです。素晴らしい

 

さて、宮原小学校が毎年8月の初旬の登校日にこだわっているのは、「平和学習」の観点からです。

上皇陛下が皇太子であられた頃、「日本人として忘れてはならない日」として挙げられたのが「6/23」,「8/6」,「8/9」,「8/15」の4日です。

8月は、日本人にとって忘れてはならない大切な日が3日あり、忘れてはならない大切なことを改めて確認する機会です。

だから、宮原小学校は8月の3つの日を迎える前に、全校で「平和学習」を行います。

今年はコロナ対策のため、複数学年合同で体育館で行うのをやめ、各学年毎に教室で実施しました。

1年生は2クラス集まって、ビデオを鑑賞しました。

初めてで1年生には少し難しいかも知れないけど、みんな真剣に画面に集中していました。

2年生も同じ内容のビデオをクラス毎に見ました。

担任の先生が資料を使って事前に話をしてくれました。

こちらは3年生。先生の説明にいろいろと質問も出ていました。

4年生は原爆被害の様子を聞いて思わず息をのむ様子も…

5年生も、先生の話から被災した方々の様子をそれぞれが想像していました。

6年生の黒板には「忘れてはならない4つの日」が書かれていました。

6/23・・・日本で唯一直接戦場となり、多くの一般市民が巻き込まれた沖縄戦が終結した「沖縄慰霊の日」

8/6・・・世界で初めて原子爆弾が広島に投下され、未曾有の犠牲者を出した日

8/9・・・広島に続きより強力な原子爆弾が長崎に投下された日

8/15・・・「終戦記念日」

 

戦争を知らない世代が大半となり、ともすれば「戦争」は「歴史の教科書に出てくる数行の活字」として捉えられ、忘れてはならないことが風化してしまうのではと危惧しています。

今日の平和な日本は、過去の惨禍と国内外を越えた膨大な数の尊い犠牲の上に築かれたものです。

私たちはこのことを決して忘れてはいけないし、『政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意』(「日本国憲法前文」より)しなければなりません。

今年もまた、8/15日の正午には、戦争で犠牲になられた全ての方々への深い「哀悼の祈り」と「平和の実現に向けての決意」をもって、1分間の黙祷を捧げたいと思います。

 


7/31(土) 宮原神社「輪越し」

2021年08月02日 | ブログ

7月31日(土)、宮原神社では「輪越し祭り」が開催されました。

夏を越え、大晦日までの残り半年の無病息災を願って、茅で作られた輪を「8の字」にくぐって参拝するのだそうです。

コロナ禍の外出自粛モードの中、直接参拝する人も少ないようですが、コロナウィルスによる感染症が治まり、みんなが健康でいられることを心から願っています。

 

この「輪越し祭り」の夜には宮原神社に向かう参道沿いに御神灯が設置されます。

毎年、この御神灯の側面を飾るのは宮原保育所の園児さんと本校児童の作品です。

今年も関係者の方々が子どもたちの作品を1枚1枚灯籠に貼りつけて、展示してくれました

夏の宵の、『野外アート展』です。

直接出かけられなかった方々も、雰囲気だけ味わってください。

それぞれ、個性溢れる作品です。先ずは3年生から・・・

どの作品も、見ていると和やかな気持ちにさせてくれます。

続いて5年生の作品です。

さすがに5年生の作品は、色遣いも鮮やかで、作品にもオリジナリティーが溢れています

絵のクオリティーが素晴らしいものや、小学生とは思えないような俳句が添えられているものも…

 

では、最後に問題です。

次の作品の作者は誰でしょう❓

【問題1】

【問題2】

【問題3】

ヒントは、3人とも宮原小学校の職員です

全問正解できる人はいるでしょうか

 

蒸し暑い夏の夜でしたが、とても楽しい一時を過ごすことができました。

準備や片付けにご尽力いただいた方々に感謝申し上げます。

最後に、みんなの願いが届きますように…