宮原教育の窓

有田市立宮原小学校(和歌山県)の公式ブログです。

授業研修「うなぎのなぞを追って」~4年生~

2016年02月10日 | ブログ

4年生の両担任から授業を見に来てくださいと言われて、国語の授業を見に行ってきました。

桜組

一人一人が考えた小見出しの案を読んでいます。

 

友達の意見を参考にして、自分の考えを決めます。

教科書を読みながら考えている子もいます。

机上に単元計画(「うなぎのなぞを追って」のすべての授業計画)を置いて、必要なときに見られるようにしている子もいます。

初めの先生の話

「自分たちで授業をつくる」ことをいつも意識させます(使い込んでいるので掲示カードはシワだらけ

 

初めの自分の立場(どの意見に賛成か)を順に聞いていきます。

全員、自分の立場が決まりました。

先生「質問はありませんか?」 子ども「話し合いは何時までできますか?」

先生「2時34分までにしましょう」 板書のじゃまにならない青色チョークでメモします。

「では、質疑応答をどうぞ」で、話し合いスタート

初めに意見を言いたい人がたくさんいます(まっすぐに手を挙げてアピール)

相互指名で子どもたちだけで話し合います。

 

 

 

時には、こんな場面もあって場が和みます

「いやいや、それはちょっと・・・まあまあ」

 

質疑応答したり、自分の意見を主張したりして、話し合いを自分たちで進めていきます。

  

意見を言うために、必要に応じて意味調べもします。

疑問に思ったら、すぐに辞典を引く子どもたち

 

 

辞典で調べたことを発表して、自分の意見の根拠とする子どもたち

 

辞典を見ながら意見を聞く子どもたち

先生は、必要最小限に子どもたちの話し合いに入るだけ

子どもたちの意見を分かりやすく板書するのが仕事です。

どんどん話し合いは続いて・・・

 

 

 

 

たくさんあった立場(考え方)も、話し合いで納得の上、どんどん消えて、絞られていきます。

話し合いを聞きながら、ノートを有効に使う子どもも

根拠は、教科書から

教科書をしっかりと読む子どもたち

 

 

 

教科書・辞典・ワークシート等を見るように指示することは一切ありません。

子どもたちが判断して開きます。

聞いておかないと、いつ質問されて答えなければならなくなるか分からないからです。

このように、「必然性のある授業」「自分たちで授業をつくる」をキーワードに、日々授業研修を重ねています

 

鳩組

最初はこれだけの意見がありました。

立場決め

 

必然性から教科書を開く子どもたち

 

自分が決めた立場に手を挙げます

 

人数をメモ

手が挙がらなかった意見は線を引いて消していきます。

質問はないか聞いてから、話し合いスタート

 

やはり、よく教科書を見ます

根拠は教科書からです。

 

 

意見が活発に出されます

 

 

 

 

 

 

30分間の話し合いがあっという間に終わった感じです。

一人一人考えたときは20通りあった小見出しが、話し合いの結果、よりよい小見出しとして2つにまで絞れました。

教科書をよく読んで意見を言うので、残った意見は、みんな納得できます。

国語なので、正しい考えは一つではないのです。

もちろん、内容に合わない意見が残った場合は、先生が話し合いに介入して正しい方向へ軌道修正をかけます。

話し合いが終わったら、授業のふり返りを書き、終了

 

子どもたちは、自分たちで授業を進める「立場分け」の授業がお気に入りのようです