みなさん、こんばんは。
さて今夜も「エコノみっく・トーク」の時間になりました。
辛辣なトークがさく裂の番組です。
司会は、いわずもがなのぼくちん、世界一の伊達男、
スキピオでございます。

第2回の今夜は
昨日と同じ
民民党ベテラン議員チュッポ氏においでいただきました。
スキピオ:
「議員、本日もお会いできて光栄です」
スキピオ:
「議員? あれ、チュッポ議員は?」
(小声で)なにぃ! まだ来てないの!??
えええ、どうすんだよ!!!
チュッポの代打だして! 急いで、誰でもいいから!!
早くしてくれッ!!
スキピオ:
「失礼しました。チュッポ議員は渋滞に巻き込まれたようで
すこし遅れるということです……」
(小声で)代打、まだ!?? え、いた? え、誰??
誰、そいつ?
スキピオ:
「それでは、あらためまして、本日のゲストです。
えっと、えと、お名前は……ああっと……」

橋上:
「大阪知事の橋上です」
スキピオ:
「橋上知事、お会いできて光栄です。
大阪が大変なことになっていると、
ファイナンス研究者であり、当番組主催者でもあられるみっく氏が
おっしゃっておりましたが
そのことについて、どうお考えでしょうか?」

橋上:
「えっ、みっく?
みっくって誰?」
(小声で)この番組の主催者? これって何の番組??
「この番組の主催者がいったいどんなことを言ったのですか?
わたしはなにも聞いてませんよ」
スキピオ:
「そうですか。そりゃ、まあ、そうでしょうね。
(小声で)どーすんだよ、チュッポのバカはまだかよ!?
「えっ?
ああ、そのときの映像があるそうです。
11月3日ですか、
では、知事。
みっく氏が大阪について発言されたときの映像をご覧ください。」

みっく:
「みなさん、こんばんは。
いっきに寒さを増した今日この頃、いかがお過ごしでせうか。
今日、ロプロなる金貸し(商工ローン)が破産しますた。
ロプロ?
そんな会社知らない??
アウチ!
まあ、ロプロを知らないお方も、“もと日栄”といったらおわかりでしょう。
かの有名な、やくざまがいの強引な取立で自殺者を出した金貸し屋です。
え、たいしたことない?
そんな会社はつぶれて当然だ?
まあまあ。
お世話になった方がいらっしゃるかも―――アウチ!
さて、驚きはここからですみだッ!!
アメリカ金融サービス・CITグループが破産しますた!!!
ぬわんと!!!!
これは大きいぞ!
超大型企業が倒産してしまった!!!(←アメリカだが)
え。
シティ?
シティじゃないのかって?
シティではありませんよ、ちょびっと似ていますが。
投資会社ではなく、こちらは商工ローンみたいなものです。
で、ワタスが危惧する問題はここからです。
大阪ッ
大丈夫か、大阪ッ!
スキピオ:
「以上です。
みっく氏は、その後はファイナンスの研究対象を
“お好み焼き”に変えたらしく
大阪についての発言はされておりませんが、
知事、この意見についてどうお考えですか?」

橋上:
「なんですか、今のは。
なにかありましたか?
今の発言のどこに大阪があったんですか?
そりゃロプロは大阪にありましたけどね。
ロプロの倒産は、あたしたちのせいじゃありませんよ。
なにいってるんですか!」
スキピオ:
(小声で)おい、逆切れかよ。
チュッポはまだかよ。
「ですが知事、
このとき“時限爆弾はいつ爆発するのか~大丈夫か、大阪”
というタイトルだったそうです。
これは、大阪は時限爆弾をかかえている、という意味でしょうか」

橋上:
「えっ……ぎくッ(冷や汗)」
スキピオ:
「知事、どうされました?
いったい、どんな根拠でみっく氏はあんなことを言ったのでしょう。
思い当たることはありませんか?」

橋上:
「ありませんよ!
あるわけがないでしょう。
時限爆弾だなんて、そんなぶっそうなもの持ってどうするんです。
大阪と東京で東海道戦争でも起こそうってんですか」
スキピオ:
(小声で)こいつ、直球かよ。
暗喩ってことを知らないのかよ。

橋上:
「きみはなにをもごもご言ってるんだ!
そのみっくとかいうバカを呼びたまえ。
はっきりさせようじゃないか」

チュッポ:
「あ、すみません。
どうもすみませんでした。
ちょっと飲み過ぎちゃって、えへへ、店を出るのが遅くなってしまいました」
スキピオ:
「あああ、今ごろになってから、もう!
あんたは道路の渋滞でしょ、渋滞で遅くなったんだってば!」

チュッポ:
「え、渋滞? いいえ、だから、地下のラウンジで、
ちょっとのつもりが」

橋上:
「あんたがみっくかッ!」

チュッポ:
「えっ、みっく?
わたしはチュッポですよ。
誰ですか、みっくって」
スキピオ:
「さ、さて、今夜も終了の時間となりました。
エコのみっく・トーク、楽しんでいただけたでしょうか。
橋上知事、チュッポ議員、遅くまでどうもありがとうございました」

橋上:
「どうも」

チュッポ:
「どうもありがとうございました」

(小声で)はああ、なんともかんとも……
「今夜は御覧くださり、まことにありがとうございました。
明日、第3回があるかどうか何とも言えませんが
もしあったら、どうぞご覧になって下さいね。」
提供は、株式会社ノー・ファー、
司会はぼくちん、世界のスキピオでした。
ではまた、次回まで、ごきげんよう~~~~~★
