みなさん、ハロ~~~~!!
もう暦の上では夏ですね。(肌寒いが
7月ですよ!!
今年も半分終わっちゃったわけで。
近況でいえば
パソコン買いました。
7使っとったんですけど、やたらと調子が悪くて。
SBIのトレーディング画面がうまく表示されず、
これには困ったとして。
問い合わせたらオペレータさんが、
「ああら、あーた、まだ7使ってるの? 7の対応はそろそろ終わるよう」
という感じで。
立ち上がりも遅かったり、アクセスしてもなかなか開かなかったりで
不自由してたとです。
で、
そんなこんなで新しいものにしたんですけどね。
これがまあ、データ移動がめんどくさいんですよ!
写真とか文書とか、印刷もしなくちゃなんなくて。
もう、なんのかんのって。
アプリとかもね、入れなおさなきゃならないわけですよ。
で、
わからず。
最新性って操作性もぶっ飛んでいて。
ぜんぜんわからない。
機能もすっごくってね、おじさんはそんなに使わんとです!
いらんです。
いらんとです!!!!
それでは前回のつづきです。
SENの不連続小説 その6
おれSENは
東京の郊外
倒壊間近の雑居ビルの 2階で「お金の悩み相談所」を営っている。
独身、彼女なし、借金あり。
スーツは一張羅で、
これをクリーニングに出すと1日中ジャージでいるしかない。
客はほとんど来ない。
細々と株投資をしながら、陽気なネコたちと過ごしている。
でも、
ごくたまに
客が来ることもあるのさ。
世知辛い世の中だもの。
それぞれの悩みを抱えながら。
「その話っていうのはね、
少し前の……ちょうど6月になった頃だったかな。
一日中しとしと雨が降っていて
肌寒くってね」
「今日もそんな感じだよね」
「もう少し寒かったねえ。
夜だったから……9時を回ってたかな。
いつもなら、客も来ないし、6時くらいに閉めるんだけど
たまたまその日は居たんだよ、野球を見てたりしてさ」
「今はドームだから、雨でも中止にならないよね」
「そうそう!
まあ、それはいいんだけど、そのとき、ドアフォンが鳴ったんだ。
小さい音で、テレビでホームラン打っていたら聞こえなかったんじゃないかってくらい」
「壊れてたの? ドアフォン」
「そうじゃなくて!
押す力が弱いんだろ。
押すのを迷ってたみたいなんだよ」
入ってきたのは男と女だった。
男が二十七、八歳くらい、女のほうはもうちょっと若いくらいのカップル。
傘がなかったのか髪とか服の肩あたりとか濡れていて
なんだかやつれているというか、疲れているというか、
若いのにさ、男のほうはやたら暗い感じ」
「ふうん……ここってお金の相談所でしょ。
もしかして借金取りに追われてるのかな」
「どうだかねえ。。
そういうのには来てほしくないけど。
男のほうは顔色が悪くて、白っぽいっていうかクリーム色というか
立っているのもきつそうで女にもたれてた。
やたら大きなコートを着ているんだけど、その下はパジャマみたいな。
ほら、袖の先とか、足の、コートの下のところから見えるじゃん。
縞柄のパジャマが見えたんだよ」
「夜逃げかな」
「ちょっと口を挟まないでくれる。
それでね、すわってくださいって言ったら、すぐにすわって。
その、きみがすわってる二人掛け用のソファ。
ふたりがぴったりくっついてるのよ」
少年は自分が座っているソファに目をやり、ちょっと顔をしかめた。
「夜分おそくにすみません、って女のほうが切り出した。
肩までの髪でおでこだして、灰色のトレーナーに紺のスカート、足元は
スニーカー。連れの男よりしっかりしてる」
すみませんけど、お金の相談ではないんです。
ほう、ではご用件はなんですか?
わたしたちの結婚の立会人になってほしいんです。
「け、っこんの立会人? どういうこと」
「いきなり言われて、おれも驚いちゃったよ」
別に立会人もいらんでしょ。
ふたりで結婚届に署名して、ハンコ押して役所に出せばいいんだし。
客の男がせき込んだ。
ものすごく激しく。
背中を丸め、肩を揺らし、とても苦しげだ。
おれはタオルをとり、ふたりにわたした。
女がタオルで男の髪や肩を拭いてやっている。
自分が濡れているのは全く気に留めず。
男は小さく呻き声をあげて、ソファの背にもたれた。
ライトに照らされた顔を見て、
さっき表情が暗く見えたのは目の下に深い隈ができているからだ、と気づいた。
長いのでつづく
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