ネコ好きSENの洋画ファン

ワン5ニャン9と共棲。趣味は洋画と絵画。ライフワークは動物・野生動物の保護救済、金融投資。保護シェルターの設立をめざす

ピーちゃん、アビィたちに逢えたかな?

2014-01-25 15:33:42 | ネコ大好き★

 

みなさん、こんにちは。

だいぶ更新せずにいて申し訳ありませんでした。

 

「ブログを見ている。また政治や経済、文学について書いてほしい」というメールをいただいたので

ああ、そうかと。

書こうかと。

また、やる気を出して書いていこうかと、まあ、それで書くことにしました。

 

ですが

その前に少し、

今回はまたネコのことで申し訳ないのですが

ピートのことを案じてくれているヒトがいると思いますので

そのことを書かせていただきますね。

 

 

ピート(正式名:ペテロニウス)はまるで

「今年のうちに銀河鉄道に乗らなくちゃ。ああっ、もう最終便になっちゃったよ」

と思っていたかのような勢いで

寝込んでからたったの2日目

暮れも押し迫った31日の大みそかに逝ってしまいました。

 

その日

30日は朝から、ピーちゃんは寝たきりで、なんとか身体を起こそうとしてぺた、また起こそうとしてぺた、と

倒れてしまいました。

水を飲もうとしていたので、ガーゼに水を含ませて口に当てるのですが

上手く飲めず、なんどやっても零れ落ちてしまいました。

 

それで、これはいよいよまずい、と。

それでもまだピートの目に意欲があったので、関節をマッサージしたり、やさしく愛撫したり、

 話しかけつづけました。

 

暖房、ネコ用こたつとネコ用ホットカーペット、湯たんぽをしていましたが、

さらにストーブをつけました。

今思えばネコ用こたつはまったく役に立ちませんでした。温もりはとれません。

風邪をひいているネコ用にいいかな、と思って購入するのは間違いです。

 

 

ピーちゃんは23歳という老体で、内臓も弱くなっていました。

寒いせいもあり、11月くらいから風邪をひいていました。

 

3月にこっちに引っ越してきてピーちゃんは、居間や寝室を嫌い、

いつもぼくの部屋の隅に居ました。

ですから夜になってぼくが寝室に行けば、暖房を切ってしまうので、

カーペットがあっても寒かったと思います。

老体には堪えたかもしれません。

 

 

で、

風邪なら医者に診せたほうがいいのではないかとも思いました。

でも

前に獣医師から「手当をしてもストレスで持たない」

「何かあったときは病院に連れてくるより、自宅で見守った方がいい」と言われていたので

どうしたらいいのかと、最後まで悩みました。

 

というのも、

ぼくの頭にミンミンのことがありました。

病気でもなかったミンミンが、痩せてきたな、と思って動物病院に連れて行ったら、

診察のための血液注射や、脱水症状を抑える皮下注射などを受け、

今後の医療方針を決めたところで自宅に連れて帰ってきた後

食事をとらなくなり、たったの三日で死んでしまったことがありました。(享年16歳)

 

「ストレス」

高齢のネコにはそれが引き金になってしまうこともあるのです。

 

 

それで悩んだわけですが、今思えば、具合が悪くなったのが30日31日と、

病院が閉まっていた日だったので、

ピーちゃんが連れて行かなくていいよ、と言っていたのかな。

 

 

夜に兄が帰ってきて、すぐにピートのもとに駆けつけました。

「間に合ってくれてよかった。ピーちゃんは兄さんを待っていたよ」

「これはかなり危ないな……」

ぼくは31日から旅する予定でしたがキャンセルしました。

 

 

その夜はピーちゃんに寄り添って、いっしょに寝ていました。

ピーちゃんはなんども起きようとするので、ぼくもそのたびに起きて、脱脂綿の水を口に当て、

その夜はほとんど眠りませんでした。

ピーちゃんが閉じれない目でぼくをじっと見ているので

「ピーちゃん、人生は楽しかったかい」から始まり、いろいろと話をして

「向こうでアビィに逢ったら、今年のクリスマスはでっかいツリーを飾ったと言ってくれよ」

と言ったら

ピーちゃんは、なんと、ウィンクをしました。

「わかってるよ」と言ったみたいに。

 

 

翌朝は、小康状態で、とくだん悪い風もなく、

このまま、もしかしたら一週間くらい大丈夫じゃないかと思えました。

 

それで

車を飛ばして駅に行き、チケットを払い戻してきました。

すぐに帰ってきて、ピーちゃんを見たら寝ていたので安心し

トイレに入りました。

すると二分くらいで兄の声がしました。

「ピーがけいれんしている」

 

すぐにトイレから出てピーちゃんの横に行くと

「もう息をしていない」と兄が言う。

 

ですが、後ろ足をかすかに揺らしていました。

ぼくが

「ピーちゃん、がんばれ」というと

兄が

「よせ、これ以上がんばらせてはかわいそうだ」と。

 

するとピートは口をもごもごと動かし、怒っているのか感謝しているのか、

さよならと言っているのか、

ありがとうか、

おまえたちにはいいかげん飽き飽きだぜ、と言っているのか

それで

ゆっくりと動かなくなりました。

 

大きなけいれんもなく、苦痛の声もなく、眠るようにして腹も動かなくなりました。

 

ぼくはわあわあ泣いたけど

大往生だと言われますが、やはりすごくすごく悲しいです。

 

 

その夜は葬式で、アビィの悲しみが癒えぬうちに、また新しい骨壺が……

 

 

まだ東京の家にいたなら

アビィもピートも生きていただろうと

キィちゃんも帰ってこれただろうと、思います。

 

 

東京の家はせまかったので、

ピーちゃんはいつもリビングのソファに居ました。

みんながいる明るい部屋で、日中は日差しの入る温かい空間で

ゆったりときままな時間を過ごしていたのです。

 

それがこの新しい家ではできませんでした。

リビングに同じソファがあるのですが、ピーちゃんは嫌って、

いつもひとりぼっちの寒々とした部屋に行ってしまうのです。

 

屋敷が大きくなったぶん、夏はいいのですが、冬は、東京のマンションと比べて、だいぶ寒かったと思います。

引っ越すと誰かが死ぬという話は

たぶん新しい環境に適応できるか、できないか、にあるのかもしれません。

 

 

ピーちゃんに悪いことをしました。

アビィやキィちゃんにも。

あの頃に返りたいです。

1年前にもどって、

ピーちゃんもアビィもキィちゃんも生きていて、

近所に友人たちが住んでいて、だから時間があればすぐに会えて、

楽しくて、

ぼくの帰りをいつもアビィが待っていて、

足音だけで茂みから顔を出して、おかえり、とかわいい顔を見せた、

出かけようとすると外までついてきて

だからアビィを抱いて部屋まで戻して、

危ないからダメだよと、寂しげな顔をするアビィを置いて

ドアを閉めて

今日は早く帰ろうと、思う。

あの頃に戻りたいです。

 

 

あの頃はほんとうに幸せだったと思います。

何気なく過ごしていた日々が、ほんとに貴重で、夢のように素晴らしかったのだと

今つくづく思います。

 

 

 

 

 

 

ピーちゃんとジミ。ふたりは大の仲良しでした。

 

 

 

 

東京の家で。

上からスホーイ、ミンミン、ピーちゃん、ジミ。

寒いときは4人で、身体を寄せ合って暖をとっていたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

あああ!!

またネコのことを書いてしまいました!

申し訳ありません!!

次回は政治、経済、資産運用の話について書きます。

小説、イラストにもどります。

猫にっきはほどほどにします。(たぶん