ネコ好きSENの洋画ファン

ワン5ニャン9と共棲。趣味は洋画と絵画。ライフワークは動物・野生動物の保護救済、金融投資。保護シェルターの設立をめざす

飼いたい人にお願い!! かわいい子ネコが助けを待ってます!

2016-09-16 13:41:14 | 里親募集ヨロシクです

 

 

みなさん、こんにちは!!

 

犬か猫か、

飼いたい人はいらっしゃいませんか??

 

可愛い子ネコたちの期限が迫っています!!

 

もし、ネコを飼ってみようかな。

ワンちゃんを飼ってみようかな、

って

思っている人がいたら

ぜひこちらを見てくださいね!!

 

 

ペットの里親募集

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          

 

 

 

ああ、なんてかわいい子ネコたち!!

 

山口県の保健所です。

この子ネコたちの譲渡対象は西日本です。

わたしには譲り受けることができません。

どうかどうか皆様、よろしくお願い致します。

 

この子たちを救ってください!!

 

 

 

 

 

里親募集

 

 

 


チューちゃんの誕生日★

2016-09-15 12:30:21 | ネコ大好き★

 

みなさん、こんにちは。

 

すっかり秋めいてきましたね。

そよそよと涼しい風が吹いてきて、

あのつらかった熱気が、いまは湿度となって名残をただよわせています。

 

 

さて、わたくしごとですが

「絵画」の注文が入りました!!

 

玄関に飾りたいとのこと、うれしいかぎりです!!

客など出入りの多いご家庭なので

わたしの絵を見て、どなたかがまた

「わたしも描いてもらいたい!」

なんて!!

なんておっしゃる方がいるかも!!

いるかもよ!!

 

金をとれるようになったら

「画家」って

言ってもいいんじゃ???

 

いいんじゃ!?????

 

 

 

奥さまに言わせると

わたしの絵は「心が癒される」とのこと。

 

癒されるって……

 

 

 

 

まあ、とにかく

今は忙しいので、

少しずつ描いていくことになり

出来上がりは12月をめざしています。

 

まあ、描きはじめたら、進捗状況をアップしますね!!

 

 

 

 

 

さて

先日9月10日はチューちゃんの誕生日でした!!

 

11歳になります。

 

早いものですねえ、、、

 

保護したのが11年前、

暗くなりはじめた夕方でした。

ドライブのとちゅう、休憩しようと立ち寄った場所で

チューちゃんが泣いていました。

 

 

すぐに保護して

そっこーで自宅に帰ることにしました。

子ネコは汚れていて、とてもおなかをすかせていたのです。

 

天気も悪くなり、夜には豪雨となって

大雨の中を車で帰りながら、「間に合ってよかった~~」と思いました。

 

こんなチビちゃんが、誰にも助けられず、大雨に打たれていたら、と

そう思うと心が痛みます。

本当に間に合ってよかったです。

 

 

 

 

 

保護したときのチューちゃんです。

2005年10月16日。

(:誕生日はそこから逆算したものです)

 

 

気の毒に、おびえていますね。

 

 

 

 

 

 

 

帰ってきてすぐ風呂に入れ、首筋にプロントラインをしました。

ゴハンもしっかり食べましたよ。 

 

 

 

 

 

こわがりで、ぼくから離れません。

 

 

 

 

 

 

日が経つにつれ、

だんだん穏やかな表情になっていきます。

 

 

 

 

 

一週間くらいで、笑うようになりましたよ。

 

      

 

 

 

おお、だんぜん凛々しくなってきましたね!!

 

     

 

 

 

 

子ネコって、しなやかですね~~!!

 

      

 

 

 

 

ミンミンにも飛びかかっていきます。

すっげえ!!

 

ミンミンはネコたちの世話係で、けっして怒らず、面倒見も良く

ほんとミンミンには助けてもらいました。

 

            

 

 

 

先輩のミンミンをやっつけて得意顔!!

強いな、チューちゃん!!

 

      

 

 

 

 

クリスマスにミニカーをもらったにゃ

でもぼく、食べ物の方がいいにゃ。

 

           

 

 

 

 

風呂場にもついてくるチューちゃんです。

これは三か月になる前あたり。

かわいくてかわいくて手放せません!!

 

     

 

 

 

 

現在のチュッポです。

大きく、たくましい,心優しい大人ネコになってくれました。

 

 

 

 

 

最近のチューちゃんは寝てばかりいます。

まだ11歳なんですけどね。

 

 

 

 

 

 

こんな顔のチューちゃんを見ていると幸せな気分になります。

 

 

 

 

 

 

もっともっと長生きして

ピッポの23歳を抜いてくれよ。

 

楽しい思い出をこれからもいっぱい作っていこうね!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


不思議な子2

2016-09-09 23:51:22 | 小説はいかがでしょう★

 

 

割れた窓ガラスの向こうで黄ばんだカーテンが半分ほど開いている。

すっと、影が動いた。

カーテンの向こうだ。

 

ぼくの身体じゅうの細胞がきゅっと縮んだ。

数秒間、呼吸をすることを忘れた。

まさか、と思う。

影が再び動き、ぼくはもう少しで悲鳴をあげるところだった。

 

 

女だ。

女の子。

 

眠そうな顔であくびをし、割れているガラスをものともせず窓を左右に開いた。

長い髪が朝日に透けて、白い肌が輝いている。

にっこりとほほ笑み、ほつれた前髪を耳の後ろにはさんで

おはよう、と言った。

たぶん。

 

 

ぼくはすっとんで逃げた。

心臓が口から飛び出しそうだった。

まったく、足を止めることなく教室に駆け込んで、机に片手をついて大きく呼吸を繰り返した。

胸が苦しい。

 

何事かとぼくを見ている仲間の顔に

ようやく我を取りもどした。

 

「どうしたってのよ」

浩二が心配そうに訊いてくる。

 

大声で叫びたかったが、他の学生にきかせたくなかったからぐっと息をのみ込んだ。

なんとか心臓を落ち着かせて浩二の耳元に顔を寄せる。

 

 

「み、見た、見た」とささやく。

まだ息が切れている。

 

顔を近づけられたのが嫌だったのか、浩二は眉根を寄せて

「なにを」

とささやき返した。

 

だから見たんだよ、あれ、あれ、と荒い息を吐きながら再び顔を近づけると、

浩二は思いのほか身を引いた。

 

きみの息でぼくのシャツがよごれるだろう、と言わんばかりだ。

たしかに浩二のきているシャツ、こんな真っ白いシャツの襟を見たことがない。

だけど今は文句を言っているひまじゃない。

 

 

「見たんだ。あの家、誰かいた」

「あの家?」

「廃屋だよ。屋敷、朽ち果てたあの洋館」

「ええっ、なにを見たって?」

 

ぼくはごくりと息をのみこんだ。

「女の子だった、まちがいない」

 

口をあけ、浩二は目を大きくさせた。

「あんなところに女の子がいたって言うのか、ありえないだろ」

「本当だよ。女の子だった。それも」

「それも―――なんだよ?」

 

「すっごいかわいい」

 

 

ピューと誰かが口笛を吹いた。

武雄だ。

 

「おいおい、ねぼけたんじゃないのか。それとも朝からユーレイでも見たのかよ」

「違う、ユーレイなんかじゃない」

 

武雄が席を立ってそばに来た。

 

「本当に女だったか?」

「なんだよ」

「すげえかわいいって?」

 

ぼくはうなずいた。

 

「寝起きだったけど、こう、髪が広がって、すごくきれいで、でもなんであんなところにいたんだろう。

なんでかわからない。なんであんなところにいたんだろう」

「まあ、落ち着けって」

 

 

「やっぱりユーレイかな」

「ばか」

「じゃあなに」

「家出娘かなにかだろう。あの屋敷がもう少しまともだった頃に

浮浪者が住み着いたことがある」

 

「勇気あるな、その浮浪者」と、浩二が肩をすくめた。

「よその町から来たのだろう。すぐに追い出されたけどな」

 

 

武雄はセクシーなことを考えているみたいだ。

ぼくにはとてもそんな気になれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


不思議な子

2016-09-08 16:05:18 | 小説はいかがでしょう★

 

 

転校したばかりで、まだ慣れない通学路を歩いていくとちゅう

大きな屋敷の前を通る。

イギリスとかドイツの街並みで見かけるような

古くて大きな洋館だ。

 

 

 

「ああ、あの家か。ここいらじゃお化け屋敷って言われてるよ」

 

浩二がおしえてくれた。

最初に友だちになった子で

大きな目に白い肌で、女の子みたいな顔をしている。

 

「誰も住んでいないのに声がするとか」

とでっかい目を細めて。

 

「うそだろ」

「ほんとだよ」

「声って?」

「真夜中に女の悲鳴とか」

 

浩二はにやついた顔をしているからどうにも怪しい。

 

「なんだうそか」

「そうとも言えないかも」

「誰か聞いた人がいるの?」

「いや、さあ、あああ、どうだろうかね。

いかにも廃屋って感じだから、そんな噂があるのかな」

 

「いやいや、噂だけじゃないぜ」

 

向こうの席で武雄が言った。

背丈のがっしりした男で、いかにも体育会系って感じ。

 

「新聞に出ていた。あの家の住人が死んだって」

「死んだ? 殺されたの?」

 

浩二を見ると、かれは肩をすくめた。

 

「武雄がそういうんだからそうなんだろう。

ぼくは夏旅行に出ていたから、新聞は見てないんだ」

 

「病気かな」

 と、武雄に訊く。

 

「だったら新聞に載ったりするか」

 

「誰が殺されたの?」

「その家の娘。まだ14歳だった。

今にいたって犯人はつかまってない」

 

14歳だったらぼくより2歳もしたじゃないか。

殺されちゃうなんてかわいそうに。

気の毒に……

 

 

この田舎町はどことなく気に入って

いくつもの思い出を刻んでいこうと思っていたのに

近くに殺人現場があると知って、なんだか胸の奥に黒い雲がしきつめてしまった。

こわさというよりは、

痛みというか。

哀しみみたいな。

そのせいで夜はあまりよく寝られなかった。

 

翌日、屋敷の前に通りかかったとき、足を止めて、さびついたフェンスごしに眺めてみた。

 

背の高い雑草の向こうにある屋敷。

壁はところどころペンキが剥がれ、カビで黒くなり、

窓枠はゆがみ、ガラスは割れている。

 

正面のドアにしたって、取っ手がはずれて、ぶらさがっている。