ネコ好きSENの洋画ファン

ワン5ニャン9と共棲。趣味は洋画と絵画。ライフワークは動物・野生動物の保護救済、金融投資。保護シェルターの設立をめざす

不安を煽るメディア~みっく的ファイナンス8

2008-09-17 00:00:19 | ファイナンス・インテリジェンス





みなさん、こんばんは。
いやあ、金融不安、吹き荒れていますね。
超大企業リーマン・ブラザーズの倒産には驚きました!
しかも今日の日経は今年の最安値を記録しました。

しかし、しかしですよ、
たしかに不安材料は後を絶ちませんが
なぜメディアはこう揃いも揃って「恐怖を煽る」ことばかり言うのでしょうか。
「恐慌になる」
「賃金が抑えられて失業者が増え、実質経済に影響が出る」
どのコメンテーターも顔をしかめておなじことを言っています。
恐怖を煽るくらいなら、具体的な対策まで言ってほしいものですね。








さて、このような局面をどう乗り切ったらいいのでしょうか。
投資に関しましては、「焦って動かない」ことだと思います。
じつはわたし、なんども個人的な危機を乗り越えてきていますのでね、
難局にぶちあたっても動じなくなりました。
学んだことは「じっくり考える」です。
焦って動かず、動くときは俊敏に、でしょうか。
いわゆる「風林火山」ですね。


それよりもこの巨額のマネーはいったいどこにいったのでしょうか。
不思議です。
なんども言っておりますように“お金は燃やさない限り(もちろんそんな人はいませんが)決してなくならない”のです。

リーマンやAIGなど何十兆もの巨額の損金。
あれはいったいどこにいったのでしょう??
いったい誰の懐に入ったのでしょうか。
「恐怖を煽る」ことばかりに終始しているニュースやメディアは、なぜそのことに触れないのでしょう??
どうして???








ここで思い出すのは
「サブプライム問題」についてその違法性を言及し、“略奪的貸付”(Predatory lending)としてブッシュ政権を批判したニューヨーク知事のスピッツアー氏のことです。
氏はエンロンやワールドコムの粉飾事件にも活躍した人物です。
この人がサブプライムの貸し付けを見て、「このまま行けばアメリカ経済は破綻する」と警告を出しました。
その結果どうなったかは、みなさまもご存じでしょう。

「売春取締強化を目指していた知事、自身も売春クラブのメンバーだった」で失脚、知事を辞任しましたね。

みなさんに考えてもらいたいのは
スピッツアー氏が「NY知事、売春クラブのメンバーだった」というニュースは知っていても
スピッツアー氏が「サブプライムの危険性を指摘しブッシュ政権を批判していた」ことを知らなかった人が多いのではないか、ということです。


なぜ??
どうして??

「サブプライムでの莫大な儲けはいったい誰が得たのか?」という特集はアメリカはもとよりNHKでも決して制作されないでしょう。
まあ、数年後にイギリスBBCが制作してくれるかもしれませんが。

ですから「恐怖を煽る」人たちには、まず「一歩距離」を置くことです。
かれらの狙いは何なのか、まずそこから考えてみましょう。


巷間あふれる「振り込め詐欺」についてもそうです。
一歩離れて考えてみることです。













夏休暇の想い出

2008-09-13 17:24:17 | きみとのシーズン


こんにちは。
早いもので、すっかり秋色に染まりましたね。
ぼくのほうは風邪をひいたりで、なんか体調もいまいちです。

この連休、秋旅行(会津あたりの温泉ね)を予定していましたが、締め切りが近いのでやめました。
11月頃には行くと思いますが、
秋旅行について語る前に、夏休暇を振り返ることにしよう。

今年の夏は
前半が「尾瀬高原トレッキング」
いったん東京に帰ってきて夏恒例の「w-inds.コンサート」
後半は「谷川岳山登り」
というメニューでした。
前半と後半は顔ぶれが違うのに、行き先が同じ群馬県だったので、ちょっと驚きました。
(どちらの旅行も、どこに行くのか、決まってから聞かされたので


はっきりいってハードでした。
すんごい苦痛でした。
もうトレッキングもロック・クライミングもだめ! わしゃ体力ない!
しかもその日、尾瀬は今年の最高気温!!!
肌をも焦がす暑さに、めまい~~~!!!
谷川岳では雷雨が大接近!
豪雨に降られてケーブルカーが停止!!!
なんせすっごい雨&雨!

あ。
ああ。
ひ。
ひいいいいいいい!!!!!

帰りの車中でぼくは胃の中のものをゲロゲロと吐いてしまった。
身体的な機能が戻るまで半月かかった。。。
マジで。
それだけでもどんなにきつかったかおわかりでしょう……(涙

本当なら夏休暇に関してすぐブログに書くはずなのに、なぜに今まで書かなかったのか、
その理由もこれでおわかりでしょう。

尾瀬(とくに真夏の尾瀬)には二度と行きたくない!
ぜったいに行かないど!!



■灼熱の熱帯地獄・尾瀬高原




延々とつづく同じ景色。
日陰はない!
でも美しい高原&果てしなき大自然。行かれるかたは5月がいいでしょう。






尾瀬ときたら水芭蕉★
だが、ひとつも咲いていない。
つまりは……「水芭蕉の葉」デシタ。。。

でもいろいろな生き物、ゲンゴロウやオタマジャクシ、ヤモリやイモリ、魚など、
たくさん見られて楽しかったよ






これはホテルのベランダから撮った写真。
温泉は山岳ムード満点の露天風呂で楽しめました~~★






こちらは東洋のナイアガラと言われている「吹割の滝」
え、どこが? って感じですが。
ぼくらが行く数日前に、足を滑らせて死んだ人がいたらしく
白線が引いてあり、警官が見張っていますた。
ぼくの連れは「ちみ、ちみ、そこの白線から出ないで」と叱られていますた。






山間の滝という風情がありますね。
夏らしい景色でしょうか。




■w-inds. sexylove




こんなSEXYな感じもいいでしょう




■雷神せまる恐怖の谷川岳




こちらは夏休暇・後半の谷川岳です。
すでに雨の気配が濃厚ですら。






ケーブルカーは楽しかった
ぼくは乗り物って好きです。
けっこう高度があるので、迫力もありましたね






ぼくより元気でしたね~~
どひゃあああああ!!






谷川岳のカフェテラス
アイスコーヒーがうまかった。
ポスターにしたいほど美しい景色でした






もう豪雨寸前です。
このあと一時間もしないで真っ暗に。
ケーブルカーは停止、雷も落ちて、みんなで逃げまくりました


というのが今年の夏です。
なんだかすごく忙しかった気がします。
休暇で「疲れた~~」というのもなんですが。へへ。


さて、みなさんはどんな想い出ができましたか??











韓国犬肉の非合法化を求める署名にご協力を!

2008-09-05 22:50:46 | 動物愛護やってます★
あまりにも衝撃的で辛い現実にショックを受けました。
どうか皆さまのご協力をお願いいたします。


**********************




まるでアウシュヴィッツ強制収容所に収容されるユダヤ人のようだ。
せまい檻の中に閉じ込められている犬たち。
彼らを待つは残酷な死しかない。



■韓国犬肉の非合法化を求める署名にご協力下さい。

韓国では犬を残酷な方法、たとえば、生きたまま焼く、蒸す、銃殺、撲殺などの残酷きわまりない方法で殺し、非合法であるにも関わらず、実際には食べられています。
韓国の保護団体は、犬肉は文化ではないと主張しています。

韓国においていぬ肉を実名ともに非合法とするため、韓国の動物を愛する市民や動物保護団体は、海外に協力を求めています。
韓国犬肉の完全非合法化のため、署名にご協力お願いします。


署名はこちら









福田内閣去れど自民党政権は揺るがず★

2008-09-02 00:34:48 | 社会情勢・驚きのニュース






いやあ、びっくりしましたね!!!
食事中、NHK9時のニュースを見ていたところ、アメリカ大統領選のニュースがぶちっと切れて
「福田首相辞任」に。
ぼくはごはんをのどにつまらせるほど驚いた。
「ふ、福田が辞任だって!」
「まさか!」
「これから会見だって!」
「そんなばかな!」
という状況でした。

安倍前首相が辞めたのが昨年の9月12日、ぼくは秋田~青森(恐山)を旅行中でした。
立ち寄ったドライブインのテレビで辞任会見を見たのです。
それから1年もしないでこんどは福田首相が……

ぼく的には福田政権はけっこう好きでしたね。(野田以外
福田氏には英国的ジェントリーさ(本人の留学先はアメリカだが)があり、冷静で、先ごろ発表した「新経済対策」の中身も良かったですよ。
それを、日本をばら売りしてワーキングプアを大量生産した小泉を讃え、
国民の生活をなんとかしようとした福田を切り捨てる
それでは不況スパイラルも自業自得でしょう。
(ちなみに小泉氏は在任当時「国民はバカだから論理でなく感情で訴えろ」と言っておられました。

ところで、みなさんはこれで「民主党に政権をとらせたらどうか」と思いますでしょう。
ぼくもちょっと思います。
福田内閣を追い込んだのは民主党の小沢代表ですし、民主党がどこまでできるか見てみたいものです。

しかしそれはありえません。
(ぼくの意見なので、オオカミ青年になるかもしれませんよ。

リニアモーターカーの幹線車両化が実現しないように、自民党以外の政権が日本の政治につけないことになっているのです。(と、ぼくは思います。

せっかく「新内閣」を発足し、「新経済対策」を作り「定額減税」まで盛り込んで、
福田内閣、さあ、これから、というところでなんでよ??

思えば一年前、安倍首相も「所信表明」をした直後の辞任でした。なんで???


このふたりには共有の問題を抱えていました。
なんでしょう。
すぐにわかったら、あなたはかなりの国際通です。



答えは「新テロ特措法」です。
給油活動など、アメリカさまさま的な治外法権的優遇外交ですね。
彼らにとってアメリカ優遇法案がスムーズに通らない内閣は必要ないのです。

所信証明の直後、安倍氏は(呼ばれて)アメリカに行っています。
辞任会見は帰国後でした。

福田首相はアメリカに入っていません。ですが今日は「レーバーディ」でアメリカはお休みです。
NY市場もお休みで、9月の平日に「辞任」を発表するにはちょうどいいタイミングなのです。
(臨時国会につづき21日に日中首脳会議がありますね。このことから考えても今が最良のタイミング。
で、ぼくが思うに、勝手に思うに、ですよ。
サブプライムをきっかけにした(きっかけですよ、原因ではありません
世界を取り巻いているこの不況には、アメリカならではの狙いがあるように思えます。
日本に関して言えば、「新テロ特措法」等アメリカ支援策を見えにくくするためではないでしょうか。(反対派を抑えるため

なんとなくそんな筋書きが浮かんできませんか?

そういった意味でアメリカのポチである自民党以外の政権を
アメリカが認めるはずがないのです。
アメリカが認めない政権は、日本国民がいくら支援しても成立しないのです。


以上、福田首相辞任に絡んだぼくの妄想でした。










スパイラル不況の入口~みっく的ファイナンス8

2008-09-01 00:52:48 | ファイナンス・インテリジェンス



日本がいま不況の入口にいることは、おそらく誰でもが気付いているだろう。
入り口ではない、とっくに不況という迷路に入り込んでいる、という人もいるかもしれない。

だがおれに言わせればまだまだ入口なのだ。
本当の不況はこれからやって来る。


きっかけになったのはまちがいなく米国の「サブプライム問題」だ。
きっかけであり、原因ではない。
おれは思うのだが、なぜアメリカは「サブプライム問題」を放置したのか。
ベアースターン社はなぜ低所得者層に“行き詰まることを知っていて”ローンをばらまいたのか。



不動産市場救済の政策

この法案は、信用力の低い個人向け住宅融資問題で財務リスクの高まった米住宅金融会社のファニーメイ(米連邦住宅抵当公庫)とフレディマック(米連邦住宅貸付抵当公庫)に対して、今後政府は無制限に融資をする、というものだ。日本で家を買うのは、普通一生に一度か二度のことだが、米国では何度も売り買いするのは普通である。そこで価格が上がったら転売すればいいといわんばかりに、家を買うだけのローンを組めない人にも銀行が高利でお金を貸し付け、そのローンを債券化した金融商品をファンドなどに売り出した。それがサブプライムローンだった。

ファニーメイは政府系金融機関だったが、民営化され民間企業となり、その業務は金融機関から住宅ローン債権を買い上げ、証券化を行ったり保証業務を行うことである。フレディマックも同じような位置づけで、両社が販売する証券は米国政府の公的保証は受けてはいない。両社は経営危機を否定し続けてきたが7月には株価が急落した。それもそのはずで、5兆ドルもの両社のローン債権は米住宅ローン全体の約半分にもなり、米国の住宅市場が低迷し、住宅価格が下落すればローン債権の劣化はさらに進む。それは両社の経営破綻をも意味する。そのような企業へ米国政府の無制限の融資という決定は何を意味するのか。

端的にいって、この支援は借金の貸し手のためであり、ローンに苦しむ一般国民のためではない。政府の目的は住宅価格を下げるのではなく、下がる住宅価格をもっと上げることにある。政府の信用を使って、さらに国民にお金を貸し出せるようにすることだ。住宅バブルのさなか、米国では、持っている担保より高い査定で銀行はホームオーナーや投機家にお金を貸した。バブルがはじけ、証券化されたそれらの担保が、実際よりもずっと安いことに人々は気づいたのだが、政府が救済する2社は、これらの担保をパッケージし、保証している会社である。つまりその2社の救済は不動産市場のためであり、際限のない支援は米国政府の借金を無制限に増やす可能性がある。

住宅価格が上がることは、富の創造だと、FRB議長だったグリーンスパンは言ったが、価格が下がっても借金は残る。実際作られるものは富ではなく借金なのだ。銀行が簡単に多くのお金を貸し出せば資産価格は上がり続ける。借金の額と不動産価格は一緒に上がるといっても過言ではない。政府が借金の貸し手を支援すれば、貸し手はローンを返済できなくなった人を追い出し、既存の住宅を買い占め、住宅の価値を下げないようにするだろう。

ブッシュ政権は、この法案は市場の安定と40万人の米国のホームオーナーのためというが、実際はいつもどおり自分たちのスポンサーである銀行や機関投資家を助けるためなのだ。普通の国民が法外な借金を負うことなく労働代価で買えるような、良質の住宅を安く供給することなど、まったく眼中にはない。これが米国の資本主義、金権主義なのである。

市場の安定のため、という名のもとに米国政府が取った政策が、日本を含め、世界を不安定にするのは時間の問題であろう