ネコ好きSENの洋画ファン

ワン5ニャン9と共棲。趣味は洋画と絵画。ライフワークは動物・野生動物の保護救済、金融投資。保護シェルターの設立をめざす

我が家の家族間抗争

2008-06-26 00:11:38 | 終わらないぼくの物語

ちょっと前の話。去年の夏のこと。

うだつの上がらない日本市場にごうを煮やして父が投信を解約した。
そのときの話。
父はわれわれ3兄弟に「好きに使え」と50万円をくれた。
3兄弟とは姉(結婚して千葉県在住)、兄、そしておれである。
ちなみに3人に50万ずつではなく、3人で50万(一人あたり17万円)である。すくな!

姉(千葉県在住)は喜んで17万円を財布に突っ込んで持ち帰った。
3兄弟の中で1番金持ちの兄は「そんな金はいらん、おまえにやる」
で、おれは17×2で34万をもらった。


その2ヶ月後の秋に3人で食事会をした。
姉(千葉在住)「いいもの見せてあげようか」
おれ「なになに、もったいぶってないで見せてよ」
姉(千葉在住)「ジャ~~ン!」

なんとそれはメガネだった。
成金趣味が丸わかりのごてごてした金メッキが使われて、安物の宝石が埋め込まれていて、なんともグロテスクな、なんとも趣味の悪い、ばか丸出しの一品だった。

兄・おれ「(呆れて)なにそれ!」
姉(千葉在住)「いいでしょ、あのお金で買っちゃった!」
兄「姉さんってメガネしてたっけ?見たことないけど」
姉(千葉在住)「そう、だからほとんど度が入ってないんだ」
おれ「だてメガネに20万円?! それも完璧に趣味の悪いデザイン。韓国の裏通りにある露店で150円くらいで買えそう」
姉(千葉在住)「な、なに言ってるのよ! ちゃんとしたメガネ屋さんで買ったんだからね。度だって測ってもらったんだし、メガネがひとつくらいあってもいいって言われたし」

 それは言い訳なのだ。
 じつは当時、姉(既婚)がつきあっていた年下の男が眼鏡屋の店員だったのである。
 ジャニーズ系のかわいい男の子である。
 毎度毎度、実家に帰ってきてはその男の話ばかり聞かされるのでおれも兄も辟易していたのだ。

おれ「どうせその男のために買ったんだろう。欲しくもないのに20万円も無駄遣いしてバカじゃないの」
姉(千葉在住)「ほしかったわよ!」
おれ「目が悪くないのに、そんなメガネ、いつかけるんだよ」
姉(千葉在住)「なによ! いいじゃないのよ。わたしがもらったお金なんだから、わたしがどう使おうと自由じゃないのさ!(切れかかっている)」
おれ「金の使い方を知らない人間はこれだからな」
姉(千葉在住)「じゃ、あんたたちは何に使ったのよ!」
兄「こいつにやった」
姉(千葉在住)「(おれをにらんで)あんた、何に使ったのよ!」
おれ「投資に決まってるだろう」
姉(千葉在住)「損ばっかりしているくせにまた投資!? それで、どうなったのよ。殖えたの?」
おれ「なくした」
姉(千葉在住)「ええっ?」
おれ「一ヶ月でゼロ、あの金はすべて他人の懐に消えちゃった」
姉(千葉在住)「このばか! あんたこそ大ばかじゃない! わたしはね、まだこうやって手元にあるのよ。あんたなんか他人にくれてやったようなものじゃない!へたくそ!無駄遣いして!!」


どうも姉とおれの経済状態が、
今ひとつ良くならない理由がわかるような、わからないような想い出デシタ。













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株主総会の夜は更けて

2008-06-21 03:54:36 | ファイナンス・インテリジェンス



このところ時間がマッハで飛んでいく。ばびゅ~~~ん!!!
1週間が3日くらいに感じるうううう~~ヽ((◎д◎ ))ゝ


と、愚痴を言ってもはじまらない!!
時間は誰にでも平等なわけで!!!('-^*)/




これは勉強会の様子♪
この歳になっても毎日勉強してるんだよ。
なのに失敗ばかり……どうしてなんだッ!??


それはそうと今週&来週と株主総会のシーズンになったね。
おれもさっそく出席した。




写真撮影が禁止されていたので、べつの写真で代用。
雰囲気がこんな感じってことで。
この会場の3倍ほど大きく、参加者は500人以上いたな。

いやあ、すごかった。
みなさん、“もの言う株主”になったねえ!
おれも質問をひとつ、ふたつと用意していったのだが、
質問する人が多くて、質疑応答の時間が足りなくなり、とちゅうで打ち切られてしまったよ。
まあ、(おれが用意してきた質問と)似たような質問があったのでいいけど……

総会の後でパーティがあり、
飲み食いしていたら社長がいらしたので、おれも挨拶に行った。

おれ「社長、ごくろうさまです。いかがですか?」
社長「えっ?」
おれ「総会はいかがでした?」
社長「(いきなり)つらかった……」
おれ「!!」

  たしかに過酷な総会だった。
  しかしふつうは「頑張っていきます」とか「期待して下さい」というものだ。
  
社長「厳しかった……あんなこと言われるとは思わなかった。(泣きそうな声で)本当につらかった」
おれ「(すっかり同情してしまい)本当ですよね……大変でしたね」
社長「ファンダメンタル(←日本市場のこと)が悪いといってもだめなんだよ。
  ほんとに状況は厳しい」
おれ「(おれ、ここの社員じゃないんだけど……)でも、社長の年次計画書は良かったですよ」
社長「でも株主には株価なんだよ。なにがあっても株価を上げなきゃだめなんだ」
おれ「そうですね……(社長、おれも株主なんですけど)」
 
*ここで大株主が割り込んでくる。

大株主「きみ、社長といっしょの写真を撮ってくれ」とおれに言う。
おれ「えっ?(あの、おれ、社員じゃないんですけど)」
大株主「おおい、○○くん、きみもいっしょに写れ」
おれ「(カメラをわたされ)あ、どこを押せばいいんですか?」
大株主「ここね、押して」
おれ「(あの、おれも株主なんですけど……)では撮りますよ。もっとくっついて」  

株主たち(ほとんどがリタイアしたおじさん・おばさん)の中で若かったせいか、社員に間違えられてしまったようだ。(笑
でも、社長の本音が聞けてよかった。
社長の苦悩する表情に、5月の頃のおれがだぶった。
あのとき、失敗して資産を1/3にしてしまった。
兄に「大丈夫か」と訊かれ、「どうしたらいいのかわからない」と泣きそうになったとき、
あのときのおれと同じ表情だった。

この社長には情熱がある。それは経営者にもっとも必要なものだ。
だからきっと乗り越えられる、と思った。
この社長ならきっと乗り越えられるだろうと。

“苦難を乗り越えるたびに強くなる”、なんてきれい事は言わない。
おれたちはもう逃げられないんだ。
苦難から逃げられないんだ。
都合のいい逃げ道なんてどこにもないんだ。
真正面からぶち当たるしかないんだよ。
そして負けたとしても、立ち上がるしかないんだ。
社長の疲れ果てた顔を見ながら、おれはそんなことを考えていた。






ちなみにこの画像は堀江氏最後の“2005年ライブドア株主総会”
もちろんおれは出席していない。
ライブドアの株は1株も持っていなかったから。

ただこの総会、株主であふれかえっていた。
この大会場で5000人以上入り、入れなかった株主は第2会場でオーロラビジョンを見せられた。

これだけ集めるとはすごい。
同時に、もったいなかったなあ、と思う。
これだけ人を集められるのに、なぜ裏切った。
その期待に真っ当な方法で応えていたら、世界はきみのものだったのに。
きみは英雄の称号を棄てて、みずから詐欺師になることを選んでしまった。
何十年かかって積み上げたものが一瞬でくずれたのだ。

今のきみにできることは数百億の損害賠償を早く払ってあげることだ。
ここでまた「払わない」「払いたくない」とだだをこねるようであれば、それはきみの人生の“最期のとどめ”になるだろう。













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今を乗り切れ~原油価格は10月以降安くなる

2008-06-19 00:14:30 | ファイナンス・インテリジェンス


Sexy ?
Big Size ??





はてさて、
原油高騰で、いろいろの職業で影響が出ているね。
ガソリン代も高くなって、国民全員が苦労している状態だ。
今日も東京でデモがあったよ。
この「原油高騰反対デモ」は日本だけでなく、韓国やインドでも大規模に起こっているそうだ。

だが、おれが思うに、日本政府に期待しても効果はないだろう。
イギリスやスペインといったNATO加盟国がデモをするならまだしも
日本・韓国・インドがいくら「反対!」を叫んでも無理なのだ。
それはなぜか。
なぜだと思う??





















原油の価格を高騰させているのは投機マネーだよね。
石油の世界的な枯渇も考えられるけど、それは今の話じゃないよ。
NY市場で取引されているWTI(West Texas Intermediate)、
これが世界的な原油価格の指標になっている。
そしてこのWTIに投機マネーが集中しているからなんだ。


賢明なわが読者であればもう気づいたかな??

このWTIのあるテキサスで大規模に石油会社を営んでいるのは誰だ?
そう、ジョージだ。
ジョージ・ブッシュ、アメリカの現大統領だね。

アメリカがイラクで戦争を始めた理由も石油。
(サダム・フセインじゃないよ!)
“石油を支配する者が世界を支配する”と言うより、“石油は金になる!”っていう
もろ資本主義的な発想。それがアメリカ。
ちなみに、今回のイラク戦争で大量に兵器受注した企業の副社長がチェイニー副大統領なんだよ。


何回でも言うけど、アメリカ(の一部の政治家)は世界経済を牛耳っている。
で、
ぼくが思うに、ここで期待できる唯一の変化は
今年10月
「共和党ブッシュ」→「民主党オバマ」に政権が変わることだな。
これで原油の高騰はある程度停まるはずだ。と思う。

「共和党マケイン」になったら元のもくあみだけど(現状維持ってことだね)
「民主党オバマ」になれば
WTIは現在ほどもてはやされないだろう。

だからなんとか原油高騰の夏を乗り切ろう。
秋が深まれば石油価格も安くなっているはずだから。













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REALな戦場・「RAMBO」

2008-06-05 00:32:52 | 大好き★洋画いろいろ





おれは週に2~3本くらい洋画(DVD+映画館+深夜洋画)を観ている。
1年間にすると120~150本は観ている勘定だ。
そしてこの「RAMBO」はたぶん今年の1番だな!
これから「INDIANA JONES」「The Happening」「CLIMBERS HIGH」なども
順次観ていくが、この「RAMBO」を超える映画はないだろう。

コーヒーを持ってソファにすわり、いくつかの新作紹介のときに飲み、
「RAMBO」が始まると飲むのを忘れた。
クレジットスクロールになるまでコーヒーがあることを一度も思い出さなかった。
それだけ映画に集中していた。
こんな経験は初めてだった。

冒頭からショッキングなニュース映像が流れてくる。
マイケル・ムーアか?と思わせる実写の手法だ。
今までの「RAMBO」とはまるで違う。

傭兵部隊のリーダーが言う。
「(殺戮の惨状を見て)話にならん、引き上げよう」
するとRAMBO
「帰って生ぬるい生活をするのか、それとも目的のために戦って死ぬか、
自分で決めろ」
このセリフはこの映画のテーマであり、もっとも強調していることだ。
抑圧や不正に対して怒りを爆発させるRAMBO。
まったくおれのHEROだぜ。理想の姿を見た気がしたよ。

それは惨たらしい殺戮の世界。
だがビルマ(ミャンマー)で行われている現実。
尊いはずの命が、ここでは枯れ葉一枚の重さもない場所。
ゲーム感覚で村人は殺され
女たちは50人以上の男に犯され、家族の目の前で殺され
少年たちは誘拐されて兵隊にされ、殺される。

映画でなく、それはすべてREAL。
目の前でそんなことが行われていたら、きみはどうする?

現在、この時間でさえも、殺戮が行われていると思うと胸が痛む。

スタローンは言う。
「ビルマの人たちが実際に味わっている苦痛を共有してもらいたい。
暴力がいかに残酷かを知ってほしい」

まさに戦場。
覚悟のできていないやつから真っ先に殺されていく。
その感覚はどこにいても同じだろう。日本でも。


「Rions for Rumbs」(邦題:大いなる野望)でも
テーマとして扱っているのは「よその国で行われている戦争」についてだった。
「今このときも兵士が死んでいる。おれたちは何もしなくていいのか?」
「できることがあるなら今すぐやろう」


世界を動かしているのはアメリカだ。
アメリカはビッグビジネスを世界中に仕掛けている。
(サブプライムローンしかり、原油高しかり、世界的穀物不足もまたしかり)

そしてアメリカは世界中に問いかける。
「このままでいいのか?」
RAMBOが叫ぶ。
「目をそらすな! 現実を見ろ!」

この映画でちょっと面白かったのは
RAMBOにNPO支援隊が「カノン村まで案内してくれ」と頼むところ。
RAMBO「武器を持っていくのか」
NPO支援隊「いや、もちろん持っていかない。(我々は武器商人ではないので)その心配はない」
RAMBO「じゃあ行くな。役に立たない」

この温度差、よくわかる。
地獄を知らないやつはいつも、どこにいても天国にいる気分だ。


おれはこのところずっと考えることがあった。
先日来、おれの考える「正義」は、「一般的秩序」という名のもとで、少しずれているのかもしれないと思っていた。
ずっと考えていた。
が、この映画を観て、どこか安心したのだ。
なんとなく、おれは孤独ではない、って思った。

なんとなくRAMBOが「きみはよく戦っている」
と言ってくれたような気がした。
へんな話だけどさ。
そして「その孤独な戦いを永遠に、死ぬまで続けろ」ってね。
おれの肩を叩いて、そう言ってくれたような気がしたよ。

だから明日からまたがんばるのさ。
RAMBO、ありがとう。












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