みなさん、こんばんは。
沖縄の人、おめでとうございます!!!!

まあ、昨夜はわたしも
「4対1で東海大相模の優勝ッ!」
なんつー予言をしてしまったわけですが
これが、
1対13で興南の勝ち、という結果でして。
ほほほ。
まあまあ、考えようによっては
興南の13点は→1+3=4
ということで、ある意味これも
1対4……(大汗
えっ、優勝校がちがうって?
おほほほ!!
さあ、前置きはここいらへんにして本題にはいりませう~~~★
「カイジ」という映画をDVDで観て、
ケッコー面白かったこともあり
漫画が原作だとあったので、主人公はどんな絵柄だろうとネットで検索してみたら
なんと
“1100万部突破の大人気コミック「カイジ」”とある。
マジ???
1100万部って、ものすごい数だと思うんですけど
おれを始め、おれの周りで、この漫画を読んだやつは「いない」のだ。
同じ現象を“デスノート”のときも感じた。
つまり「カイジ」を読むひとは「デスノート」も読み
「カイジ」を読まない、知らない人は「デスノート」も読まない、知らない、
ということだ。
おまえは何が言いたいのか、って?
わかりにくい?
このことは
ある年齢層の、特定の(共通因子を持った)大多数が読んでいる、と言えないだろうか。
特定層に圧倒的な支持を得る―――おれはこの傾向に、ひどく危惧を感じるのである。
「カイジ」を読み、「デスノート」を読む人間の思考力。
この人たちに、きちんと“判断の軸”が形成されているだろうか、と。
たとえば、
「カイジの名言集」というサイトがあって
「心に刻め」なんてタイトルまでついていて
(よーするに、「カイジ」読者がその漫画の中で、印象に残った言葉を集めたサイトだが
それを見てみると
以下のような言葉が集計されている。
■落とさなきゃ落とされる…この仕組みは…この世の姿そのもの…基本も基本…大原則だっ…!
出典 : 賭博黙示録カイジ 6巻
■できるかどうかじゃない!やるんだっ!勝つために生きなくてどうするっ…!
出典 : 賭博黙示録カイジ 10巻
■命はもっと粗末に扱うべきなのだ…!命は、生命は…丁寧に扱いすぎると澱み腐る
出典 : 賭博黙示録カイジ 11巻
■99.9%…人は人を救わない…なぜなら人は人を救わなくても…心が痛まない…痛まないからっ…!
出典 : 賭博黙示録カイジ 6巻
■殴らなきゃ殴られいじめなきゃいじめられ騙さなきゃ騙され裏切らなきゃ裏切られる、つまり…やらなきゃやられるんだっ…
出典 : 賭博黙示録カイジ 6巻
■いいんだよ…他人がどう苦しもうとまったく問題ない…唯一問題なのは自分の幸福だけ!
出典 : 賭博黙示録カイジ 8巻
おそろしいな。
人間のエゴを丸出しではないか。
これは、過去の日本にはなかった(あったとしても口に出せなかった)言葉である。
前にも書いたが、心理療法学者の河合氏が言う、
「タマシイをなくした日本人は、本来伏せるべき(恥ずべき)言葉を堂々と言うようになった」
である。
これがどういった問題を引き起こすのか、あるいはそれの何が狙いなのか、
愛読されている人は、どこまで把握しているだろうか。
「日本を幸福にしない日本のシステム」(カレルヴァン・ウォルフェン著)によると
日本人にとって、携帯電話は、政治的関心をそらす道具であるという。
日本の若者の生活や思考形態に、すっかり溶け込んでいる漫画やアニメはどうだろうか。