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10/11 スープ料理⑰

2013年10月11日 | 食・レシピ

【タットリタン】

「タットリタン」は、鶏肉と野菜を辛いスープで煮た韓国の煮込み・鍋料理。「タクトリタン」「ダットリタン」など表記は様々である。

『概要』

代表的な家庭料理であり、それゆえその材料や調理法は多様である。一般的には、丸鶏をぶつ切りにした骨付き肉とジャガイモやニンジン、タマネギなどの野菜を炒め、スープか水を注ぎ、コチュジヤン、粉唐辛子、砂糖、おろしたニンニクやショウガなどを合わせた調味料で辛く煮込んでいく。肉やジャガイモが柔らかくなったら味を整え、刻んだネギやエゴマの葉、青唐辛子スライスなどを乗せて供する。鶏の旨味と香辛料の刺激が食を進め、ご飯のおかずや酒の肴として韓国家庭では定番メニューである。残ったスープに麺を入れたり、ご飯を入れて炒飯や雑炊にすることも多い。

『外食産業におけるタットリタン』

これを専門とする店はほとんど無いが、サムゲタンやタッカンマリなどをメインとする鶏料理専門店のほか、街の食堂や酒場などで見かけることがある。店で出す場合、2-3人分の量を鍋に入れて供し、テーブルで加熱してから食べることが多い。また、汁気を飛ばした状態で大皿料理として供されることもある。

なお、このタットリタンを慶尚北道・安東市のある店が客の要望に応えアレンジしていって出来たのが「チムタク」であると言われている。

『名前の由来』

牛肉/豚肉を鶏肉に、また醤油味をコチュジャン味に変えた、韓国版肉じやがといった趣のある「タットリタン」。「タク」は鶏を意味し、「タン」は漢字の「湯」でスープ料理を意味するが、間に挟まれた「トリ」は日本語の「鳥」に由来するらしい。このため国語適正化を進める立場からこれを「タッポックムタン」(鶏炒めスープ)と呼び変えるべきだとする声もある。

また本来「タン」は具の少ない、一人ずつ供されるスープ料理を指すが、この料理はチゲ並みに具が多く、また食堂などでは大鍋から数人がつつくことが多い。

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【ヘジャンクク】

「ヘジャンクク」は、韓国料理において酔い覚ましに用いられるスープだある。通常、牛肉の出汁に、肉が少し付いている豚の背骨、牛の血を固めたものや乾燥白菜、その他の野菜などから作られる。

第二次世界大戦直後、夜間外出禁止令が解除となる午前4時に、鐘路地区で開店していた唯一の食堂が、この料理を開発したと伝えられている。

『種類』

■ピョヘジャンクク・肉が付いている豚の背骨を唐辛子や長ネギと一緒に煮込んだスープ。ジャガイモを入れるとカムジャタンのようになる

■コンナムルヘジャンクク・もやしのナムルが入ったヘジャンクク

■ソンジヘジャンクク・牛の血を固めた「ソンジ」が入ったヘジャンクク

■ファンテヘジャンクク・スケドウタラが入ったヘジャンクク

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