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11/04 世界の料理⑪

2013年11月04日 | 食・レシピ

【コプチャンジョンゴル】

「コプチャンジョンゴル」は、韓国の牛の内臓を用いた鍋料理。
「コプチャン」は、小腸という意味であるが、「ヤン」と呼ばれる牛の第一胃なども同時に使われる。
「ジョンゴル」は野菜、肉などを彩りよく並べ、少量の煮汁で煮ながら食べる鍋料理である。
牛の内臓、牛肉のほかに白菜、タマネギ、長ネギ、春菊などの野菜、キノコ、うどん等を加え、唐辛子、コチュジャン、醤油などを混ぜ合わせた調味ダレで煮る。

コプチャンジョンゴルには、コラーゲンが沢山含まれている。肌の保水成分であることでお馴染みのコラーゲンは、元々は骨や内臓、血管などを構成する成分である。そのため女性にも人気がある。

主に専門店で食べる鍋料理である。韓国には、内臓を使用した料理が数多く、焼肉のように食べる「コプチャングイ」、野菜など炒める「コプチャンボックム」などがある。

『作り方』

■小腸、牛肉、胃袋と大根を下ごしらえして鍋に入れて水を注ぎ、十分柔らかくなるまで煮た後、具は取り出しておき、煮汁はふるいに昆布風呂敷を敷いてこし、澄むようにこし出しする。
■茹でた小腸、牛肉、胃袋、大根は一口大に適当に細かく切り、麺は茹でて、すすいだ後、水気を切る。「ひらたけ」は湯がいて、手で裂く。
■セリは揃えて5~6センチの長さに細かく切り、長ネギと唐辛子は斜め切りする。タマネギは、皮を剥いて太く千切りにし、ニンニク、ショウガはみじん切りにする。
■みじん切りにしたショウガ、ニンニク、コチュジャン、唐辛子粉、砂糖、ゴマ油、ごま塩を一緒に混ぜて、ヤンニョムジャン(タレ)を作る。
■茹でて細かく切った小腸、牛肉、胃袋は、コチュジャン、タレで一緒に和える。
■厚いチョンゴル鍋に、キノコ、大根、長ネギ、タマネギ、セリなどを回し入れ、真ん中にヤンニョムジャンで和えた小腸、牛肉、胃袋と赤唐辛子をきれいに振って、肉汁を注いで加熱する。一煮立ちしたら、茹でておいた麺を入れ、少し沸騰した後、塩、コショウでほどよく味付けして出来上がり。

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【ヤンコプチャン】

「ヤンコプチャン」は、韓国のホルモン料理。

『概説』

紀元前2000年頃に牛の家畜化が進んだ朝鮮半島。同じ頃、ホルモンの食用も始まったといわれる。古くは、4世紀頃の文献からも牛についての記録を確認でき、その後も沢山の文献に牛についての記録が残されるようになっている。
牛の内臓料理についての本格的な記録は、18世紀に執筆された医学書によってなされている。これらの著書によると、「ヤンコプチャン」には滋養強壮、疲労回復といった効果があるほか、内臓を丈夫にし糖尿病の予防や皮膚美容にもよいなど、様々な効能があると記されている。

『ヤンとコプチャン』

よく「ヤンコプチャン」言うが、これは牛の内臓部分である「ヤン(ミノ)」と「コプチャン(小腸)」で作る料理の名称として呼んでいるものである。
牛の胃が4つアルというのは有名な話である。その4つを全て食材として使うが、最初の胃袋が「ヤン」である。
「コプチャン」は牛の内臓の中でも小腸部分を称するもの。適当な長さに切り取られた小腸を鉄板で焼いて食べるが、コプチャンの中身(消化酵素)が詰まった状態なので、見た目とは違い柔らかくて香ばしい食感が魅力である。

「コプチャン」はコレステロールの含有量が少なく、高タンパク質のスタミナ栄養食として知られている。一般的に肉はメスのほうが柔らかいと言われるが、内臓の場合、オスの方が良いとされる。
日本で「ヤンコプチャン」を食べるようになったのは1920年代で、当時日本に渡ってきた多くの韓国人によって伝えられたという。

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