佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

ジュゴンの生きる海~辺野古

2014-01-21 | 平和

辺野古空撮。

4年前に亡くなった友人が飛行機の窓から撮影した写真です。

アマチュア写真家の作品とは思えない、素晴らしい奇跡の一枚です。

「ふるさとの美ら海を守りたいと願う僕に、神様が力を与えてくれたんだね」

と言って、亡くなる半年前、自ら印刷してプレゼントしてくれました。

 

友人だけではない。

多くの沖縄県民が辺野古に基地を造ることに反対してきた。

その県民の団結に安倍政権は次々と楔を打ち込んできた。

まず自民党国会議員を落とし、自民党県連を落とし、県知事を落とした。

昨年末、仲井真知事はついに辺野古の埋め立てを承認してしまった。

さあ、次は名護市長の番!とばかりに、自民党は市長選に全力投球。

これまでのようにお金の力で世論も変えることができると信じて。

 

末松候補の応援演説の中で、石破幹事長は、

500億円の名護振興基金を新設し、病院や交通網の整備などに活用したい」

とぶちあげた。

 

しかし、名護市民の心はお金では買えなかった!

豊かで美しい辺野古の海に基地は要らないと、市民は判断した。

1月19日次期市長に選ばれたのは、辺野古への基地移転に一貫して反対してきた

現職の稲嶺市長だった。

 

すると、予想通りではあるけれど、

翌20日、石破幹事長は、500億円の名護振興基金はゼロベースで見直すという

考え方を示唆…

これが現政権のやりかた!

なんてエゲツナイ…

 

そして、そのまた翌日の今日、政府は埋め立て工事に関連する入札公告を実施。

選挙結果などおかまいなし。

2日前までのアメは引っ込め、今度はムチを出してきた。

名護市民の民意は完全無視。

これで民主主義を標榜する政権といえるのだろうか?

 

友人は、この写真を見ながら詩を書いた。

「ジュゴンの生きる海」という詩を書いた。


そこは まさしく辺野古

40年以上も前に
 
住民から土地を取り上げ
 
海兵隊基地を作ったアメリカは
 
さらに 海上基地を作らせて
 
ジュゴンも
 
サンゴも殺そうとしている
 
ヤマトゥの政府も
 
グルになって
 
 
 
 
天国の外間さん、
 
ヤマトゥの政府は、ますます狂暴になっています。
 
あなたの大切な「ジュゴンの生きる海」を、どうか天国から守ってください・・・ 

 

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