日本人でありながら、日本人が理解できないと強く思う今日この頃。
あの未曾有の原発事故を経験し、世界中のどこの国の人よりも原発の恐ろしさを知ったはずなのに、
そんなことはまるで遠い国の話であるかのように、全ての電力会社が再稼働を急いでいる。
脱原発議案は全ての株主総会で否決された。
3年経った今現在も事故は収束していない、汚染水は増え続け、現場は今でも高濃度。
だから廃炉作業も進まない。お手上げ状態。
その当事者の東京電力でさえ、福島原発の廃炉と県民への賠償のためにも経営基盤の確立が必要で、
そのためには原発が必要だという。
理解できない。まるで理解できない。原発が怖いと思わないのだろうか?
また事故が起きたら…と思わないのだろうか?
核廃棄物の最終処分場を造る場所もないのに、先のことが不安にならないのだろうか?
そして、それは、脱原発案を否決した株主たちも同じ。
半数以上の株主は、命や未来よりも、今の株価や自分の利益が大事なのだろう。
かつて日本人は「エコノミックアニマル」と呼ばれた時代があったけれど、
あの評価は当たっていた…
日本人でありながら、日本人であることが恥ずかしいと強く思う今日この頃。
日本の男たちの言動が恥ずかしすぎる。
首都東京の都議会で起こった信じられない暴言騒動。
「早く結婚した方がいいんじゃないか」「産めないのか」のセクハラ野次が許せないのは勿論だが、
それ以上に、鈴木議員以外に名乗り出ない卑劣さ、知ってて知らん顔する卑怯さ、
彼らに正義感など微塵もない。彼らに政治を論じる資格はない。
こどものイジメを批判する資格もない。
そして、このままうやむやに済まそうという都議会の意識の低さ、情けなさ。
男性議員も女性議員も誰もが保身のために、ただ嵐がおさまるのを待っている。
都議会がこのままでは、東京に未来はない。
都議会だけではないかな?どこでも似たり寄ったりかも・・・
佐世保市議会は議員33人中、女性はたった1人。
この数字が、議会で女性がどんなに生きにくいか、その現実を伝えていると思う。
女性の人権を認めようとしない日本の社会に進歩はない。
そして、日本人でありながら、日本の宝を捨てようとする国会議員たちが理解できない。
なぜか日本国憲法の価値に気付かないらしい。
猫に小判?
彼らはまともな教育、いやそれ以上のエリート教育を受けてきた人が多いはずなんだけど…
日本国憲法に記された理念の素晴らしさと、それがもたらしてきたこれまでの恩恵、
戦後の経済発展、他国との友好関係、国際社会における信頼等々、それらを全く意に介していない。
国の最高法規である憲法を、解釈でいかようにも変更しようなんて、とんでもないこと!
国会議員は誰よりも「憲法を尊重し擁護する義務を負う」と99条で規定された人たちなのに、
平気で踏みにじろうとしている。今まさに。
そして、それを私たち国民は黙って見過ごそうとしている。
彼らを選んだ者として、私たちにも責任があるのに、声をあげるのは少数派。
大多数の国民は傍観者。
原発事故も、卑劣な暴言も、憲法の破壊も、すべて見て見ぬふりの日本人。
同じ日本人でありながら、日本人を理解できない。
ずっと以前、日本人であることをちょっぴり誇りに感じていた頃もあったけど、
その日本はどこに行ってしまったのだろう・・・
フット思い出したのが・・・・・
長崎県庁移転検討委員会での一コマ
ある議員が「長崎駅周辺の冠水低地に住む県民は・・・」と言いだしたとたんに、委員長が「今は県庁移転地の話で周辺は関係ない」と・・・・・住民は・県民は・・・関係ない・県庁移転と新幹線駅が出来ればよいのでしょう。
石木ダムも人口減・経済低迷・そしてまもなく国の借金返済・・・・・今までのツケを払うのが見えているからこそ急いでいる検討なき公共事業、
それでいいの!?と問う時だと・・・・・数十年に一回の渇水は ”我慢します”と市民が言えればベストなのですが・・・・
多くの市民は言えると思います。
少なくとも私は言えます。私の友人たちも皆そう言います。
でも、議会ではそうならない。
原発問題と同じで、議会に民意は反映されない。
新幹線もそうですね。
県庁移転問題もそうですね。
集団的自衛権についてもそうですね。
議会と市民、県民、国民の意思が一致しないなんて、民主主義と言えるのでしょうか。。
~ ~
しかし・・・・選挙では・・・・投票率50%前後・・・
ある選挙前に 20歳になり立ての 女性に「選挙決めた?」
「わからないから行かない」・・・「わからないなら白紙で出さないとだめだよ!・・・あなた方の政治がわからないとの意味で・・・ね」・・・「は~ぃ」
選挙後「行った?」「行きませんでした・めんどくさい」
昔は行っても「変わらないから・・・」とはよく聞きましたが
「行かない」という声が多いように思います。
この国の 問題点の”減点”を見たような気が・・・
・TV「風をよむ」に
2012年衆議院投票率 小選挙区 自民党25%
その他32%
投票せず42%
比例区 自民党16%
これを見る限り 国民の過半数どころか25%以下での
党による政治体制・・・・
・毎日新聞の書籍PR欄に
「仕事や子育てに忙しい時こそ政治や経済に目を向ける」と・・・
多分今の政治家はもう殆どが大企業などと癒着して自分の利益を追求するだけの人々になっているんでしょうね。
企業も自分たちの目の前の利潤追求しか考えない。とはいえ、カネを手にしているのは会社の方針を決めているごく一部の人たちでしょう。
本来権力を監視するはずのマスコミの偏向報道もひどいのはご承知の通りかと。
要するに、彼らは多くの人が政治に関心を持たなくなった日本に巣食う悪い人たちで、
確信犯で日本を、世界を危険にさらすことをやっているんでしょう。
多分悪い人が国を乗っ取ることはどこの国でも起こりうる。
だけど、こんな危機的な状況になってまで何の行動も起こさない国民は、やはり異常なのでしょうね。
みんな原発事故のことなど、忘れたようです。本当はずっと続いていく問題なのに…
みんな事故が終息したと思っているんでしょうか。放射能汚染が消えたと思ってるんでしょうか。
職場でもだれも話題にしません。みな忘れてしまったようで。
政治の話題というのですらなく、国民みんな、将来を担う若者と子共の命がかかっているのに。
世の中に目を向けるというのではなく、自分の子の命が心配じゃないのか。
大多数の日本人の感覚が私も本当に理解できないです。
(2重投稿になっていたら消してくださいね)
国民無視の政治をする政治家も許せないけど、そんな政治家を当選させてしまっている私たち国民の感覚が問題ですね~