震災のガレキ処理、こんな案が出ているよ。
「私は一番良い方法ではないかと思っている」と友人が教えてくれたのは、これ。
宮脇 昭「いのちを守る300キロの森づくり」
宮脇昭さんと言えば、生態学者というより、木を植えるおじさん、として知られていますね。
土地本来の潜在自然植生の木々を混植して、いわゆる「鎮守の森」をつくろう!と、
全国を回っている方ですね。
佐世保にも何回も来られています。
その宮脇さんが提案なさっているのが、震災瓦礫と土を混ぜて防波堤を造る案です。
被災地のガレキや廃棄物を土と混合させ、マウンドを作る。
マウンドの幅は10メートル~30メートルくらい。
様々な常緑広葉樹の苗木を混植、密植する。
15年~20年で成長し、高い樹木では背丈が20Mほどになり、
堅固な緑の防波堤ができる。
瓦礫の処理ができて、頼れる防波堤もできて、緑が増えるのでCO2削減にも役立つ。
すごい!一石三鳥の効果!?
いいえ、もっと、もっと?
ガレキを遠くに運搬する費用、
巨大な最新の廃棄物処理施設をたくさん造る費用、それらが削減されるので、
被災者支援にもっと予算を回せますね。
でも・・・
この提案がなされたのは昨年5月。
あれから10ヵ月も経ったのに、この案が議論されていないのは何故?
国も、被災地の地方議会でも、この素晴らしい案が審議されているとは聞かない。
な~~~~~~~~~~~~~ぜ???