昨年末、友人から贈られた本です。
友人は堀文子女史が大好きだと書いていました。
私は、この本も、堀文子女史の存在も知らなかったけれど、
読んでみて、友人の言葉に納得。。
堀文子…1918年(大正7年)生まれの日本画家。
真の自由と自立を求め続け、
何ものにも縛られない絵の世界で飛翔し続ける女性。
「日本はバブルの真っ最中。恥知らずの国に成り下がり、
品位を失ったこの国で死ぬのは嫌だ」と思い、
70歳でイタリアに単身移住。
「私」という単語さえしゃべれない環境に自分を放り出す。
帰国後も、77歳でアマゾン、80歳でペルー、81歳でヒマラヤ山麓へ取材旅行。
未知の世界を求め続けます。
群れない、慣れない、頼らない。これが私のモットーです。
みんなひとりが寂しいといいますが、人といれば本当に寂しくないのかしら?
人はそもそも孤独なんです。
私にとって、しいんと引き締まった孤独の空間と時間は何よりの糧である。
息の絶えるまで感動していたい。
現状を維持していれば無事平穏ですが、新鮮な感動からは見捨てられるだけです。
私は岐路に立たされたときは必ず、未知で困難な方を選ぶようにしています。
堀文子さんのような生き方は私にはとうてい真似できませんが、
これらの言葉を忘れたくなくて…ここにメモしておきます。