石木ダム検証について再度の申し入れをするために、県庁へ行ってきました。
今回は川棚から7人、佐世保から4人、そして長崎からは5人も
予想に反して、前回よりも多人数の参加となりました。
受ける県側も、前回と同じ河川課のお二人と、さらに土木部長が出席で、
少しは実のあるやりとりが期待できると思ったのですが…
全くかみ合いません。
前回の河川課長さん同様、土木部長さんにも、私たちの言葉が通じません。
地方行政職の偉い方、いわゆる地方官僚と呼ばれる皆さん、
あなた方は異邦人?異星人?
それとも、自分たちに異を唱える県民の言葉だけ理解できない脳仕様なのでしょうか?
最後まで何一つ受け入れてもらえず、平行線のままでした。
どんなふうに説明しても、
どんな言葉を使っても、
通じませんでした。
疲れました…
例えば、
地権者の I さんが怒りを込めて追及しました。
前回、私たちが提出した申し入れ書のあて先は中村知事なのに、
なぜ土木部長名で返事が来るのか?
なぜ知事名で返事を出せないのか?
その答えは、「内容は知事にも了解をもらっている」
了解してるなら知事名を書けるだろう、私たちは知事の返事がほしい、
今回の返事はそうするように、と言っても
「知事には伝えます」と繰り返すばかり。
地権者の方たちが知事の返事に拘るのは、知事は聞く耳を持っていると感じてるからです。
今年3回にわたる知事との話し合いを通じて、その感触を得ているのです。
私もそのように感じます。直接話したこともないけれど・・何故かと言えば、
前回の申し入れで、いつ頃検討を始めるのか質問したのですが、
土木部長の回答書には「現在調整中であり決定次第公表する」としか書かれていません。
一方、知事は記者会見で、「年内には初会合を開く予定だ」と答えています。
訊かれたことにも答えようとしない土木部長と、わかる範囲で答えようとする知事と、
この差を皆は感じているのです。
さらに知事は、その会見で、
客観的な事実に基づき、論理的な説明ができるような検証作業が求められる。
あいまいな検証は許されない。
予断を持たずに作業を進める。
と言ったのです。
一方、検証が済むまで付替え道路工事を中止すべきとの申し入れに対し、土木部長は、
付替え道路工事につきましては、石木ダムの早期完成のためには進めてまいりたい
と考えておりますので、ご協力をお願いします。
という、あきれた回答です。
これがこれから予断を持たずに検証しようとする人の言葉ですか?
検証は形だけ、結論はダム建設続行、これは変わらない。
そう思っているからこんな言葉が出るのでしょう。
また、私たちは、今放映されている県政チャンネルの情報がいかにデタラメであるか、
事例をあげて説明しました。
佐世保市長がインタビューに応じ、佐世保市の水不足は深刻で
「戦後、2年に1回は給水制限をかけてきた」と言ってますが、実際は・・・
昭和50年から今日までの35年間に給水制限を実施したのは4回です。
昭和53年と、平成6~7年、この2回は断水を伴う給水制限を実施しました。
平成17年と平成19年、この2回は減圧による給水制限です。
減圧給水は全く不便を感じないからずーっとやってもいいよ、という人もたくさんいます。
つまり、本当に市民が困った給水制限は、35年間で2回しかなかったし、
その内の1回の平成6~7年の渇水は西日本全域が水不足で苦労した年で、
佐世保に限ったことではなかったのです。
それなのに市長は「2年に1回給水制限をしてきた」とウソを言い、
TVの映像は、ポリバケツに水を溜める市民の姿を映します。
まるで平成6年時の渇水が、佐世保には2年に1回訪れているかのように…
また、核家族化が進み、下水道が普及すると水需要が増え、4万トンの水が必要…
と、相変わらずの主張です。
核家族化が進んでも減り続ける東京都の実例を示しても、
ここ数年続いている佐世保市の配水量の減少を示しても、答えは同じ。
我々は国の実施要領に沿って適切に検討を進めていきます。
オオムのように繰り返すばかり。全く意味のない言葉を。
つい最近法務大臣の椅子から降りた柳田さんも答弁は2つの言葉で間に合うと言ってたけど、
同じ体質なんだなぁ
そう思うと、一生懸命調べて用意して、何とか分かってもらおうと考えてた自分が滑稽で、
疲れがどっとあふれてきてしまいました。
でも、わかっていますよ~
こんなことで萎んでちゃダメですね・・
そう、明日は写真展の準備です。
まだまだやることはいっぱいあるし、
やれることを見つけて、やるっきゃない ですよね。
でも、私は今日行ってきました。
行って良かったと思います。
その場にいなければわからないことはたくさんあるし、報道などで得られる情報はごく一部でしかないし…
自分の目で見て耳で聞いたことを、このブログなどを通して、より多くの人にお伝えできれば、それも意味のあることかな…と思います。
世論の動きには左右されるはず。
より多くの県民に真実を知ってもらい、ダム不要論が広がれば、それを口実に知事は営々と受け継いできたダム計画の見直しも口にできるはず。
そう信じて、あきらめずに頑張りたいと思います。
県職員の人はエリートで頭がいい人なので、解っているのです。
でもローンで買ったマンションや家のため、子供の教育費に仕方なく、上の方にお仕えする「仕事」のためにウソや騙しも仕方が無いのです。
政治家は選挙で落ちればタダの人ですが公務員は「飲酒運転」と「セクハラ」をしなければ生涯安定。
だから上の人がどんなバカな人でも擁護するのが「仕事」なのです。
石木の現地の人も、コスモスさんも良い人だな~と思います。
人の心の誠を信じる態度には敬服し飽きれるばかりです。
これからも信じてあげましょう。
新しい知事と、その下僕の方たちの良心を。
人はウソをつくと疲れます。
役人語…あるんでしょうね。
相手の言葉に反応せず、自分の主張だけを繰り返し繰り返し語る。
この語学を身に付けた人でないと官僚にはなれない!とか?