数日前、友人が教えてくれた詩「雨ニモアテズ」
とても印象的だったので、転載します。
この詩は、想像通り、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」のパロディで、作者不明だとか。
友人のメールに貼付されていたのは、2011年8月佐久総合病院の医師色平哲郎氏が地域医療の講演の中で紹介したものでした。
でもネットでしらべてみると、2007年のあるブログにも紹介されていて、そこには「作者はどこかの校長先生らしい」と書かれていました。
そして発端はどうやら産経新聞朝刊であったらしい…というのがわかりました。
2000年10月31日(火)の「産経抄 」にこのようにあります。
詩人・宮沢賢治の「雨ニモマケズ」はいまなお不朽の光を放っているが、そのパロディに「雨ニモアテズ」というのがある。賢治のふるさと盛岡の小児科医・三浦義孝氏が、この夏、小児科学会で披露した。 ▼作者不詳だそうだが、出席した方からお知らせを受けたのでご紹介したい。
では、お待たせしました。「雨ニモアテズ」はこういう詩です。
雨ニモアテズ、風ニモアテズ、雪ニモ夏ノ暑サニモアテズ、
ブヨブヨノ体ニ、タクサン着コミ意欲モナク、体力モナク、
イツモブツブツ、不満ヲイッテイル、
毎日、塾ニ追ワレ、テレビニ、吸イツイテ遊バズ、
朝カラ、アクビヲシ、集会ガアレバ、貧血ヲ起コシ、
アラユルコトヲ、自分ノタメダケ考エテカエリミズ、
作業ハグズグズ、注意散漫スグニアキ、ソシテスグ忘レ、
リッパナ家ノ、自分ノ部屋ニ閉ジコモッテイテ、
東ニ病人アレバ、医者ガ悪イトイイ、
西ニツカレタ母アレバ、養老院ニ行ケトイイ、
南ニ死ニソウナ人アレバ、寿命ダトイイ、
北ニケンカヤソショウガアレバ、ナガメテカカワラズ、
ヒデリノトキハ、冷房ヲツケ、ミンナニ、勉強勉強トイワレ、
叱ラレモセズ、コワイモノモシラズ、
コンナ現代ッ子ニダレガシタ