佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

平和市長会議 2020ビジョン

2012-03-25 | 平和

23日の佐世保市議会本会議で、

請願第23号「平和市長会議への加盟を求める請願」は、賛成少数で正式に不採択となった。

賛成したのは、共産党と社民党の議員5名だけ。

その内の一人山下議員は賛成討論の中で、平和市長会議について多くの情報を提供。

たいへん参考になったので、忘れないよう、要点をここにメモしておく。

 

1.世界平和市長会議は2003年に「2020ビジョン」を打ち出した。

  それは、2020年までに核兵器ゼロを達成しようというもの。

 

2.どのようにしてなくしていくか、それは世界中の人々の世論を喚起。

  世界中の各市がNPTなど国連とも連携し、どんなに核兵器が恐ろしいものであるのか、

  人類と核兵器は共存できないという認識を、市民に伝え広めていく。

 

3.核兵器保有国の世界平和市長会議加盟都市は、

  自国政府に向かって自国核兵器の解体を迫る行動をおこそう。

 

4.核兵器を保有してない国の世界平和市長会議加盟都市は、

  自国政府が核兵器の開発に乗り出そうとしたら、それを阻止する行動をおこそう。

 

5.この2020ビジョンは、多くの国々と都市、国連からも強い支持を集めている。

  全米市長会議、日本の全国市長会議、ヨーロッパの地方都市連合もこぞって賛同し、

  パンギムン国連事務総長は「私には、水平線のうえに核兵器のない世界が見える」と発言。

  

6.その結果、近年加盟数が激増。(以下の数は「平和市長会議」のHPより抜粋)

  2004年には600の都市しか加盟していなかったが、

  2005年に1000を突破。

  2008年には2000を突破。

  2009年には3000を突破。

  2010年には4000を突破。

  2011年、ついに5000を突破!

 

7.日本全国787の都市の中で、加盟都市数は662。実に84%に相当する。 

  被爆県の広島県は、100%の自治体が加盟。

  同じく被爆県の長崎県は100%ではない。

  それは、佐世保市が加盟していないから。

 

でも、みんなが加盟しているから加盟すべきというのではない。

私は加盟した方が良いと思うから、加盟してほしいと思っている。

私たちは平和な地球、平和な毎日を望んでいる。 

再び、広島・長崎のような犠牲者になりたくないし、他国の人にもなってほしくない。

だから核兵器は要らないし、無くしたい。

そのために世界中の市民が手を繋げたら、その日はより早く来ると思う。

だから加盟してほしい。

ただ、それだけ。

 

核兵器も原発も、一日も早くなくしたい。。  

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