23日の佐世保市議会本会議で、
請願第23号「平和市長会議への加盟を求める請願」は、賛成少数で正式に不採択となった。
賛成したのは、共産党と社民党の議員5名だけ。
その内の一人山下議員は賛成討論の中で、平和市長会議について多くの情報を提供。
たいへん参考になったので、忘れないよう、要点をここにメモしておく。
1.世界平和市長会議は2003年に「2020ビジョン」を打ち出した。
それは、2020年までに核兵器ゼロを達成しようというもの。
2.どのようにしてなくしていくか、それは世界中の人々の世論を喚起。
世界中の各市がNPTなど国連とも連携し、どんなに核兵器が恐ろしいものであるのか、
人類と核兵器は共存できないという認識を、市民に伝え広めていく。
3.核兵器保有国の世界平和市長会議加盟都市は、
自国政府に向かって自国核兵器の解体を迫る行動をおこそう。
4.核兵器を保有してない国の世界平和市長会議加盟都市は、
自国政府が核兵器の開発に乗り出そうとしたら、それを阻止する行動をおこそう。
5.この2020ビジョンは、多くの国々と都市、国連からも強い支持を集めている。
全米市長会議、日本の全国市長会議、ヨーロッパの地方都市連合もこぞって賛同し、
パンギムン国連事務総長は「私には、水平線のうえに核兵器のない世界が見える」と発言。
6.その結果、近年加盟数が激増。(以下の数は「平和市長会議」のHPより抜粋)
2004年には600の都市しか加盟していなかったが、
2005年に1000を突破。
2008年には2000を突破。
2009年には3000を突破。
2010年には4000を突破。
2011年、ついに5000を突破!
7.日本全国787の都市の中で、加盟都市数は662。実に84%に相当する。
被爆県の広島県は、100%の自治体が加盟。
同じく被爆県の長崎県は100%ではない。
それは、佐世保市が加盟していないから。
でも、みんなが加盟しているから加盟すべきというのではない。
私は加盟した方が良いと思うから、加盟してほしいと思っている。
私たちは平和な地球、平和な毎日を望んでいる。
再び、広島・長崎のような犠牲者になりたくないし、他国の人にもなってほしくない。
だから核兵器は要らないし、無くしたい。
そのために世界中の市民が手を繋げたら、その日はより早く来ると思う。
だから加盟してほしい。
ただ、それだけ。
核兵器も原発も、一日も早くなくしたい。。