『自然エネルギー世界白書』ってご存知ですか?
私は全然知らなくて、読んだこともなかったのですが、
友人が転送してくれたメールで知りました。
「自然エネルギーの普及と発展の状況・・・日本の遅れが痛感させられるデータ」
これは、速水二郎さんという方が書かれた「はやみニュース20120924」の記事です。
(「ご感想をお寄せ下さい enm13775@nike.eonet.ne.jp 」とありました)
『自然エネルギー世界白書2011』に書かれている重要なポイントが示されています。
※自然エネルギーによる電力・熱・交通への投資額は、2010年には2110億㌦で過去最高となった。
※2010年に全世界で新設された発電設備容量の1億9400万KWのうち、9200万KWが自然エネルギーによるものだった。
※大規模水力を含む自然エネルギーによる電力供給量は2011年前半には、すべての電源によるものの約4分の1を占めるようになった。
※2010年の世界全体の自然エネルギー投資額のうち、中国がその3分の1を占めるようになった。
※中国は、2010年に風力・太陽光・大規模水力の発電量で世界ナンバーワンとなった。
※インドの風力発電設備容量は、世界第5位となり、農村地帯に適したバイオガスや太陽光発電分野で飛躍しつつある。
※2011年から2012年にかけ、中国は風力発電だけで3000万KWを導入する。
※自然エネルギー技術の製造の主役は、ヨーロッパから中国、インド、韓国へ転換しつつある。
※世界で2010年末までに260万KWの集光型太陽熱発電が建設に入り2014年に稼働する。
【風力発電】
2010年に3800万KW増加し(半分は中国)、計1億9800万KWとなった。タービンのサイズも5000KWを超えるものも出来てきた。
【太陽光発電】
2010年に計4000万KWとなり、5年前の7倍を超えた。ドイツの2010年新規導入量は、2009年に世界が導入した量を上回った。アメリカは2010年末までに540万KWの導入が契約済みとなっている。
【バイオマス発電】
2010年末で稼働している発電容量は6200万KW。ヨーロッパ・中国・インドなどの地域で増加している。家庭用バイオマスプラントの数では中国が世界をリードしている。ヨーロッパでは天然ガスに代わって、バイオメタンガスがガス供給パイプラインに投入されている。
【エタノール利用】
石油価格高騰のため、アメリカとブラジルが世界生産の88%を占めるようになり、全体で17%生産増加した。
【その他】
・地熱利用は、過去10年間で年平均9%で増加していて、主に地中熱ヒートポンプシステムの急成長で発展している。
・海洋エネルギー発電はヨーロッパで波力2000KW、潮力4000KWが導入された。
私など、全く知らない情報ばかりでした。
「原発がなければ経済が低迷」「原発を稼働しないと計画停電だ」等の、
原発推進勢力の巻きかえしに屈しない、
自然エネルギーの爆発的普及・経済成長の事実(日本だけが原発で遅れている)を
伝えましょう。
とのコメントが書かれていましたが、ホント!そうですね。
日本の経団連の古狸たちは、原発がないと日本の経済は瀕死の状態になって、未来はない…
みたいなことをおっしゃっていますが、とんでもない勘違いです。
自然エネルギーの普及に取り組まなければ、それこそ日本の未来はない
と言いたいですね~