佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

希望つむいで

2011-06-21 | 雑感

19日、雨の日曜日。旧戸尾小学校体育館で、小さな小さな運動会があった。

主催は「佐世保きょうだい会

 

「きょうだい会」?知らないなぁ…とお思いの方も多いだろう。

私も、そこのメインスタッフのOさんから聞いて、初めてその存在を知った。

社会ではあまり理解されてない精神病患者、

その兄弟姉妹たちが立ちあがって、親を支え、患者の社会復帰を支援し、

地域との交流も深めようとする目的で生まれた団体のようだ。

名前も、そのものズバリの「きょうだい会」

こちらに詳しい説明があります。

http://www.geocities.jp/yonecir/circle/kyoudai01.html

 

「うたごえ ふれんど」にお声がかかったのは、ほんの数日前。

メンバーの半分は都合がつかず、わずか5人での出演となった。

しかも、Oさんご希望の「希望つむいで」は、ほとんど歌ったことのない人ばかり。

1時間早めに集まって、渡り廊下で練習。

一夜漬けどころか、たった一時間の即席漬。

お味のほどはいかがかな~ドキドキ

 

出番が来て、

初めに、歌い慣れた「ありがとう いのち」を歌い、

次にこの「希望 つむいで」、

最後に、手話も交えて「翼をください」の順に歌っていった。

 

最後の曲はきっと皆さんもご存じのはず、いっしょに楽しく歌いたいと思い、

歌う前に、サビの部分だけ手話の練習をしたので、

皆さんも歌いながら上手に手を動かしてくれた。

その盛り上がりに、ノリノリのギター奏者のNさん。

力が入り過ぎて、弦が切れてしまった!!!

 

ま、なんとか最後まで歌えてよかった…と、ホッとしていたら、

「アンコール!」の声。

「希望つむいで!お願いしまーす!」

「あのー、ギターの弦が切れたので…」と言うと、

「アカペラでやってー!」との声。

そうまで言われては、歌わなくっちゃね~

練習不足の上、伴奏無しのヨレヨレ状態だったけど、みんな頑張って歌った。

 

不登校の子を持つお母さんたちだけでなく、

それぞれの悩みを抱えて生きている人たちの心に、この歌が深く沁みるのはなぜだろう?

 

あなたの心にも 届きますように。

 

      希望 つむいで

 

桜が咲くと いつも 悲しかった

蕾といっしょに ふくらんだ夢が 今年もまた 消えてく

すれ違う 制服姿 心の中で 蹴飛ばした

 

生きてるなんて つらい 生まれたくなかったと

胸をえぐる あなたのひとこと  だけど 生きていて

生きてさえいてくれたら  いつか笑顔に 会えるから

 

   弱虫でも 泣き虫でも  このままの私でいい

   花のように 草のように いのちのままに生きていよう

   揺れる心 抱きしめて  あなたと 生きよう

 

悪態ついて 家の中 閉じこもっていても

あなたはいつも 本当の心 探し続けてた

その小さな 後姿に 何度も何度も 励まされ

 

   弱虫でも 泣き虫でも このままの私でいい

   花のように 草のように いのちのままに生きていよう

   揺れる心 抱きしめて あなたと 生きよう

 

                        (作詞:村上清子 原詩:大阪のお母さんたち)

 

 

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