石木ダム建設付け替え道路工事、二日目です。
今日から本格的な工事に入るとの新聞報道に、居ても立っても居られない気持ちで
用事を早めに切り上げ、午後から現場に向かいました。
道路沿いに急ごしらえのフェンスと門扉。
少人数の警備員と作業員の姿が見えるだけ。
地元の人も見物人も誰もいない静かな現場でした。
門扉の内側の立看には、工事を受注した企業名や工期、作業時間のことなどが
書かれていました。
門扉を開けてもらって中に入ったダンプカーは、すぐ目の前の
石木川に架かる小さなオンボロの橋を渡って山に向かって消えていきました。
橋がどこにあるかわかりますか?
横から見るとわかります。
こんなにボロボロの橋も珍しいし、
こんなに自然がいっぱいの小さな川にダムっていうのも珍しいですよね~
橋を渡ると開けた空間があって、
(以前ここに何かあったのかもしれませんね)
その奥の山の方では、がんがん木を伐っていたようですが、
(夕方のTVニュースの映像で知りました)
私がいた場所からは何も見えず聞こえず…静かな現場でした。
こうして、私たち市民の目に見えないところで、いろんなことが進められてきたのかな?
気がついた時は遅かった、止められなかった…ことが、これまでいっぱい
日本中のあちこちでおこなわれてきたのかな?
そんなことを考えながらぼんやり眺めていたら、雨が降ってきました。
急いで道路の反対側のがけ下で雨宿りしていたら、
様子を見に来られた某新聞社の方が声をかけて駅まで送って下さいました。
朝から来て取材は一通り済んでいたのに、
気になってまた見に来たとおっしゃっていました。
帰りにもう1回見に行くとも。
多くを語らない、いつも物静かな控えめな記者さんですが、
石木ダムへの深い思いを垣間見たような気がしました。
工事は 始まったばかりです。
昨日は、私も、朝8時頃から現地で工事状況を見てきましたが、ただトラックが行き来するだけで、木の伐採などは何も見えませんでした。
山の奥でやってたんですね。
ところで、この開けた場所は、以前は採石場があり、石を切り出したあとの大きな穴がありました。県に売却する時に穴を埋め戻したのです。(もう10年以上も前でしょうか?佐世保の郷土史家の方が、『ダムを作るよりこの穴を利用して水を溜めればいいのでは』という案を示されていました。だけど県も市も無視!)
この会社は、その時の売却代金で大村の長崎空港近くに温泉施設とレストランなどが入った大きな「〇〇スパおおむら」なるものを経営しています。(売却代金は30数億と聞いた様な、、
お金に縁の無い生活をしているので、すぐに忘れてしまいます)
いま私たちはやっと、植林より雑木林が大事だということに気づいてきたというのに、その大事な雑木林を切り倒して、環境破壊のダムを作るなんて…。
私たちの少しの努力で、ダムも造らなくていいし、自然を残す事もできるのに。
いろいろ教えて下さってありがとうございます。
採石場跡の大きな穴のことは聞いていましたが、それがここだったのですね。
埋め戻す費用もかからず、わざわざ掘る必要もなく一石二鳥で溜め池ができたのにね…
県も市もなんと愚かな…
お金と資源の無駄遣いがお好きなようで…
県民や住民がその犠牲になるなんてまっぴらごめんですね。
これからが正念場。ますます力を合わせていきましょう。
県に、佐世保市に、川棚町に。
新聞社に、TV局に、ラジオ局に。
そして、身近な人たちに。
反対地権者も私たちもあきらめてはいません。
行政の暴挙を県民の世論で止めましょう。
力を貸して下さい。
一度決めたら 理論(数値等)が違っても必ずやる!(諌干が良い例でしょう⇒事業費の大幅UP、水質悪化、それほど役に立たない防災事業、永久に多額の維持管理費等が見込まれる)
公共事業が県民に金をもたらすという古典的な政治手法をやる限り仕方がないと考えるのか?
方向を変える政治を市民・県民が意識出来るのか?
言うまでもなく”市民にいかに事実を伝えるか”にかかっているのでしょうね!
負けないで”正論”を貫いて下さい!(前記より)
この”正論”・・・・最近の県は事業計画を常識の範囲、言いかえれば通常の設計の範囲からかなり離れている。たぶん本当の技術屋であるならば何を言いたいかお解りのはずだ!!
政治が先行して、それから数値合わせの計画書が出来る。彼らの言い分は、60%を国からの金で食っている県だから、しかたがない!!
国も県も国債・県債の紙切れ(国だけで一分当たりの金利約6500万円ずつ増えつづけている)を発行して借金漬け、長崎県民一人当たり国の分も含めて昨年末の時点で約750万円(親子三人分で2250万円これを生活を維持しながら返せますか?)、返済のあて(計画)もない!!
それでも長崎県の政治は国が金を出す限り ”取る・盗る”ことばかり!!
その県政を任せる人を、選んだのはだれ!!
知事・国会議員・県議・市議を育ててこなかった”ツケ”けを我々は、払わされている!!
と、ここまでは 愚痴・・・
我々は次の時代の為に”正論を貫きましょう”そのために
まず 早急に”今見える水の確保”(漏水低減)を優先する公共事業を市民の力で要求する。次に正確な数値の追求(水量・ダムの設計書⇒これは公開しなければいけないものですが・・・さて県は?)
ただ、町民の方の中にも、しっかり反対同盟を支え共に闘っておられる方々もいらっしゃいます。
「清流の会」って、お聞きになったことはありませんか?
これまで、事業認定申請反対署名や川棚公会堂でのダム反対のシンポジウムを主催され、また、いろんな申し入れの時も先頭に立ってやってこられました。
署名簿コピー問題や今回の付け替え道路着工反対など様々な抗議に際しても、たいてい、反対同盟と清流の会と石木川まもり隊の三者の名前で申し入れ、その中心となっているのは清流の会です。
ただ、それを町民の方があまりご存じでないとしたら、それはアピール不足かもしれませんね。
もっともっと川棚の方々に関心を持って頂けるよう工夫すべき?と、今度お会いしたらお伝えしておきましょうね。