5人の若者による11日間に及ぶハンガーストライキが、1月31日無事に終わりましたね。
最終日には1000枚を超える応援FAXが県庁に寄せられ、
(友人は何度FAXしても送れない…とぼやいていたけれど、県庁の受信機がパンク状態だったのかも)
それを、県の職員さんたちは、知事宛と若者宛に2部コピーして、
座り続けている彼らのところへも運んでくれました。
それを見た彼らの驚き、喜び、歓声。
職員さんのちょっと照れくさそうな、でも嬉しそうな表情。
ライブで見ていて、私も思わず「よかったね!」と呟いてしまいました。
彼らの行動は、遠く海を隔てた中東のメディアでも報じられました。
http://www.panorientnews.com/en/news.php?k=727
そして、その報道に対してたくさんの反応があったそうです。
それは、いま日本が中東の国々に原発を売ろうとしているから。
それを聞いた5人は次のようなメッセージを発信しました。
---ハンストを終えた5人からのメッセージ(1/31発)---
原発は日本に落とされた広島型、長崎型原爆で使われた核分裂成物と同じもの稼動することによって生み出します。
日本は原爆の恐ろしさを知っているからこそ、その処理もできない「死の灰」など生み、放射能流し、事故の危険性が高い原発から撤退すべきだと思います。
原発が事故を起こさずに稼動したとしても、これからの世代には、汚染された海や廃炉、核のゴミしか残しません。
若い世代はそんなものは望みません。こんなに命を脅かすものは平和利用ではありません。
そんな物を海外へ輸出しようとしている日本は心から悲しく思います。
そして原発を押し付けられてしまう人々にも苦しい思いをさせてしまいます。
しかし日本では国や電力会社が原発という実態を隠しているので、一般の人はあまり原発輸出に興味がないのが現状だと思います。
だから、この問題を知った僕らはハンストが終わった後も活動の輪を広げて、原発の新規立地、輸出をやめさせ、脱原発を目指して活動します。
それと僕らと同じ、原発の影響を受けやすい若い世代の輪も広げていきたいです。
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Nuclear power plants produce the same radioactive material that was produced by the nuclear bombs dropped on the Japanese cities of Hiroshima and Nagasaki.
We believe that it is precisely because Japan knows the horror of nuclear weapons that it should abandon nuclear power, which produces radioactive waste that cannot be disposed of, leaks radiation into the environment and entails a high risk of nuclear accidents.
Even if they operate without accidents, what nuclear power plants leave to future generations is nothing but polluted oceans, abandoned reactors and nuclear waste.
Young generations do not want such things. Things which threaten life in this way cannot be given the label "peaceful use".
We feel very sad that Japan is trying to export these things.
The people who have nuclear power plants foisted upon them will suffer as a result.
But in Japan the government and the nuclear power companies conceal the facts about nuclear energy, so we suspect that the average person has little interest in nuclear exports.
For this reason, having found out about these things, now that we have finished our hunger strike we will work to expand the opposition to new nuclear power plants and nuclear exports with the aim of bringing about a phase out of nuclear energy.
We want to expand the movement among young people like ourselves, who are particularly vulnerable to the effects of nuclear power.
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そしてさらに、5人を応援し続けた若者たちは、「ありがとう100日大作戦!」を呼びかけています。
全国から彼らに寄せられたメッセージは、すべて『感謝』と『応援』の気持ちでした。
そんな『感謝』と『応援』の気持ちを、
国や関係機関、報道各社に向けて、Faxや手紙などで伝え続けようというものです。
以下は、その呼びかけ文。
100日間連続で感謝の気持ちを伝え続けたらどうなると思いますか?
ということで、始めの10日間は、報道してくれた報道各社へ
ありがとうのハガキ・FAX等を届けませんか?
それと一緒に「もっとこうしてほしい」を書いてもいいですね。
100日続けば変わる・・・!?
みんなの気持ちをたくさんの人に届けて、ありがとうの連鎖を創ろう♪
まずは、今回のハンストを報道してくれた下記メディアへメッセージをお願いします☆
朝日新聞山口総局
〒753-0078
山口市緑町2-20
Tel 083-922-0135
Fax 083-922-0210
s-yamaguchi@asahi.com
読売新聞山口総局
〒753-0074
山口市中央4-4-4
TEL 083-922-1042
FAX 083-933-1103
yamaguchi@yomiuri.com
毎日新聞山口支局
〒753-0078
山口市緑町5-2
Tel 083-922-5123
Fax 0120-200535
山口新聞山口支局
〒753-0814
山口市吉敷下東1-3-1
TEL 083-922-6546
FAX 083-923-6548
yyama@minato-yamaguchi.co.jp
中国新聞山口支局
〒753-0077
山口市熊野町1-10 ニューメディアプラザ山口6F
TEL 083-922-0451
FAX 0839-23-3282
houdou@shugoku-np.co.jp
KRY山口放送
TEL 0834-32-3039(テレビ編成部)
https://kry.co.jp/outline/inquire/form.html
どこまでもポジティブで優しい若者たちです。
負うた子に教えられ・・・の面目なさを味わいつつ、希望と頼もしさに胸躍る気分です。
日本じゃハンストなんて脅迫としか受け取られないのが現状。
こんな矛盾だらけのやり方じゃ無関心な人達の共感なんて得られない。
ハンストなんてむしろ嫌悪の対象になりかねない。
Unknownさんのような見方をする方もいらっしゃいますよね。多いか少ないかは定かではありませんが。
でも、共感して応援する人もいるし、なんで彼らはハンストまでしてるんだろう?何を訴えたいんだろう?と関心を持って原発問題を考え始めた人もいるかもしれないし…きっといろんな反応があったのではないでしょうか?
思うだけで何も行動してない私には、とても眩しく見えましたし、心から応援したいと思いました。
それぞれの感じ方があっていいと思います。