九州では猛暑が続いています。
ここ佐世保市では7月15日以来40日間真夏日(30度以上)を更新中です。
そのうちの12日は猛暑日(35度以上)です。
さすがに今年はエアコンのお世話になっています。
電気消費量を気にして昨年までは一人の時はほとんど使わないようにしていたのですが、
この夏は、一時体調を崩したこともあり、熱中症を防ぐために、あえて使うことにしました。
九州電力は川内原発を再稼働させており、それを思うと後ろめたさがありますが…。
ヨーロッパでは、自然エネルギーへのシフトが加速しています。
ポルトガルで5月7日午前6時45分から11日午後5時45分までの4日半の間、
ソーラー、風力、水力、バイオマスを合わせた再生可能エネルギーによる発電比率が
全電力消費量の100%に達したそうです!
ドイツでも5月8日、一時的にではありますが、
再生可能エネルギーによる発電比率が全電力消費量の95%!にまで到達したそうです。
こういう状況を受けて、西欧諸国では、今後、10数年という短いスパンで、
再生可能エネルギー依存度100%を達成する可能性が高まってきたと報じられています。
http://business.newsln.jp/news/201605170442030000.html
日本も再生可能エネルギーに早くシフトしてほしい。
あの福島原発事故を経験しながら、なぜ政治家はその決断をしないのか、不思議です。
しかも、安倍総理は企業と共に他国への原発輸出に力を入れているのですから、理解できません。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201601/CK2016012602000121.html
そんな日本が輸出した原発が、建設はしたけれど使われないまま廃炉になろうとしています。
台湾の第4原発です。
ノーニュークス・アジアフォーラム通信141号(8月20日発行、B5-32p)によると、
7月28日に開かれた立法院臨時会で、台湾電力の予算審議が行なわれ、第四原発凍結予算を削除する提案は、異議なしで可決されました。その内容は、
第四原発凍結予算とは、稼働する可能性を残しておくために立てられたもの。
しかし新政権により、もう稼動しないとの方針が決まった以上、凍結計画を取りやめるべきで、
新しい予算は組むべきではない。
そして今年度は第四原発廃止計画を策定すべき。
というものでした。http://nonukesasiaforum.org/japan/archives/118
そして、このような動きの原動力となったのは、学生・市民の声。
2014年4月27日、5万人のデモ隊が台北駅前の8車線道路を15時間占拠し、
「原発を終わらせよう、主権を市民に返せ」と叫び続けました。
http://www.nonukesasiaforum.org/jp/128a.htm
このニュースは見た記憶がありますが、すっかり忘れていました。
日本でも反原発デモは全国に広がったのに、結局は何も変えられなかった。
だから、台湾も同じようなものかと思っていたら、全く違っていたのです。
あの時のデモが実を結びつつある。
国を確実に変えてきた。
一方、日本では再稼働が少しずつ始まっている。
なぜ?
なぜ、日本は変われないのだろう?
世界最大の原発事故を経験しても、原発エネルギーを求め続け、
世界唯一の原爆被爆国でありながら、核兵器禁止条約に賛成できないでいる。
なぜ?